もう90歳、広岡サン、見えてないコト多過ぎ!

広岡達朗サン、やたら担ぎ上げられているが、ヤクルトや西武、そんなヒドい状況の就任ではなかった。むしろ、良い結果を出したシーズン以降に、立役者らと関係がコジれて、自らも退任するコトを繰り返した。

ヤクルトではマニエル、近鉄に放出し近鉄は2年連続パ・リーグ優勝、自らは退団した。西武では、テリー。郭泰源獲得で根本サンと揉め、日本シリーズ阪神に負け、退団した。

ロッテではGM、バレンタインを監督に据え成績向上したが、方針で対立しカレを解任、監督就任したがダメだった。GM時に伊良部への軽口約束の挙げ足を取られ、ヤンキースに出て行かれ、ロッテも伊良部もヤンキースも美味しくない"三方一両損"をやらかした。

広岡サン、記憶が抜けているのか、キチンと拾わなかった情報あるのか、わかってないコメントが増えた。

新庄評、カレの欠点は身体能力ではなく、耐久力持久力じゃないの?眼も良く、速く走り、打つけど、長くなると故障する。阪神でもメジャーでも日ハムでも、長続きしなかった。

落合評、カラダ作り?ロッテまではそうだったが、中日以降、2軍行マイペース調整やめて、自らのカラダ作りダメなままシーズンインし、セ・リーグで成績落ちたし、巨人では一塁ゴロを腰を落とせず、マタ裂き肉離れし、退団した。中日では監督やった後、GMで井端切り始め数多くのチーム弱体化を行ない、今のドアマットを作り上げた。説明なく強行する手法は、目的完遂には良いが、結果が伴わなくなると破綻も早い。阪神には全く向かないし、落合自身も阪神に興味はないだろう。

立浪?落合がザルにしたチーム、谷繁⇒森⇒与田とやってもアナが塞がらない。大野と大島しか、知られていないチーム。大島も、落合GMに干され追い出されかかった。

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広岡達朗の「監督論」。ビッグボス絶賛の理由、立浪采配への期待、落合博満の次期阪神監督にも言及
4/28(木) 10:50 Yahoo!ニュース
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今季から日本ハムの指揮をとるビッグボスこと新庄剛志監督(写真左)
御年90歳、球界の大御所・広岡達朗の発言が、いまネットを賑わせている。他の評論家は球界とのつながりを大事にするためか、オブラートに包みながら遠慮がちに解説しているが、失うものは何もない広岡は、巨人だろうと何だろうと歯に衣着せぬ発言で一刀両断する。広岡の球界での功績から一悶着あった出来事まで真意を探って記した『確執と信念 スジを通した男たち』(扶桑社)を執筆した松永多佳倫氏が、広岡達朗が求める監督論を分析した。

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新庄は野球を知っている

 個人名を出して理路整然に完膚なく叩く広岡が、日本ハム監督のビッグボス(新庄剛志)のことに関しては、就任時からベタ誉めの姿勢を貫いている。それらに関する記事は、瞬く間にコメント数が1000件以上もつくほどだ。開幕ダッシュに失敗しても「早く目を覚ませ!」と温かい言葉をかけるなど、闇雲に叩くわけではなく、やろうとしている真意を認め、叱咤激励を送っている。

「キャンプ時から新庄を見ているけど、きちんと理にかなった練習方法をしていた。オープン戦で、ヒットであろうと凡打であろうと外野へ飛んだ打球を処理する外野手はすぐさま内野へ全力で返球させたのも、守備の意識を高めさせる意図があったからだ。ただ、どんなに正しいことを言っても、野球はすぐにはうまくならない。何年もかけて根気よく教えて結果がよくなっていくのが教育というもの」

 広岡は、新庄監督就任時、体つきを見て「鍛えているな」と評価した。指導者たる者は率先垂範でなくてはならない考えを持ち、新庄はその点においてクリアしていた。

 そもそも広岡は、阪神時代の新庄のデビュー2戦目甲子園での試合で解説をやっており、「この新庄という若手選手は、ものすごいポテンシャルを秘めています。久々にこんな選手見ましたねー」と辛口批評が十八番だった広岡が珍しく褒め、業界が少しざわついたほどである。

のちに「イチローよりも素質的には上だった」と断言するほど、新庄の能力に疑う余地はなかった。「新庄はバカじゃない。メジャーからマイナーまで経験し、野球を知っている。マスコミの扱い方も知っているし、今までの監督、コーチより数段上」と堂々公言し、プロ野球に革命を起こしてほしい思いを託した。

「まだ開幕して20試合前後。開幕3連戦を複数の投手で継投し、スターティングメンバーを日替わりで代えるなど、戦力的に乏しいのはわかるが、打線と守備を固定させないと成長しない。まだ模索している段階だと思うが、試合を見ていると新庄と選手の信頼関係はできつつあるように見える。これから新庄がどんな野球を見せてくれるか」

遊撃手出身の立浪に期待すること

 中日の立浪和義新監督が下馬評を覆して善戦している。ドラフト以外の補強がほとんどない現有戦力でこの順位(セ・リーグ3位/4月27日現在)にいるのは、立浪監督の手腕と言ってよい。

「名古屋に懇意にしている関係者の伝手で、立浪とは三度ほど電話で話した。同じショートというポジションだったので現役時代からよく見ていた。やはり野球は、キャッチャー、内野ではショートが一番野球をよく見ている。外野なんて遊び(笑)。だから彼には成功してもらいたいと思っている」

 内野からコンバートしてできる外野は、広岡からしてみれば場面によっては一球ごとに守備位置を変え、セオリー以上の動きを常に求められるショートに比べれば容易いと言いたいのだろう。

「勝負ごとは、絶対に勝ちにこだわらなければいけないと選手に強く意識させる。そして絶えず競争意識を持たせる。選手が自然に成長していくと思ったら大間違い。昔は切磋琢磨でひとつのポジションに2、3人集めて競争させた。

 いまは他球団から獲ってポジションを与える。そもそもこんなやり方は、勝負師をつくるやり方になっていない。とにかく、これと思った選手がいたら徹底的に鍛えあげて競争させ、心中するつもりで使う。『監督としてダメなら責任をとるって言え』って教えてやった。とにかく、今の指導者は責任観念がなさすぎる」

常々広岡は、現代人の責任観念のなさを嘆いている。一国の首相であっても不祥事が発覚してものらりくらりと逃げ、未曾有の事態に陥っても歯切れの悪いものの言い方しかできない。だからこそ、新世代の指導者となった新庄、立浪には保身を掲げてやってほしくない思いがある。

 だからなのか、立浪監督はシーズン前に「石川昂弥に100打席、200打席打てなくても使い続ける」とメディアでハッキリ公言した。イモを引く気など微塵も見せない。選手たちは首脳陣をよく観察している。そうやって信頼関係を築いていくのだ。

弱いチームほど学ぶことがある

 今ネットでは、落合博満の発言が非常に注目されている。低迷している阪神の次期監督に対し、自身のYouTube番組でスタッフから監督オファーが来た場合の問いに「考えます」と現場復帰に色気を見せている。

 落合といえば、中日の監督時代の2004~11年の8年間でリーグ優勝4度、2003年はリーグ2位からクライマックス・シリーズを勝ち抜き、日本一に輝くなど一時代を築きあげた。広岡から見た落合評を訊いてみた。

「落合は努力家であり、現役時代、部屋に篭ってずっと素振りをしていた。中日を強くしたのなら、今度は弱いチームに行って強くしたら、落合はより値打ちが出る。弱いチームになればなるほど因がたくさんあり、一つひとつ原因を究明にして学び、自分の糧にすることが大切」

広岡は、弱いチームほど学ぶことがたくさんあると口酸っぱく言う。

「監督は選手を教えるんじゃなくて、選手から教えられるんだ」

 自身が史上最弱と謳われたヤクルト、ロートル軍団の西武を抜本的改革による手腕で日本一に導いた実績から導き出された答えでもある。

「日本人は結果を出した人に弱い。落合は努力で三冠王を3回も獲った。そうなると、監督になって何も教えなくても勝手に周りはピリピリするのが日本人の特性。落合が監督を辞めたあとに高木守道が監督(第二次政権2011~12)に就任し手伝ったんだけど、立浪に訊くと『落合さんは何にも教えてくれず、身体をつくることばかりでした』と言う。この身体づくりが基本であり重要なんだ。トレーニングでギューっと締める時期なのに、二重あごでいるピッチャーがいい球を放れるわけがない。そういうことを評論家は何にも言わない」

広岡に言わせれば、落合は徹底的に身体づくりを強化し、選手の気持ちを動かし、努力する意識を芽生えさせるのがうまい。しかし落合政権が終わるとポッカリと空白期間のようになってしまい、チームはすぐ失墜していった。

 これは、コーチ人事をすべて落合に委ねたばっかりに、首脳陣に生え抜きOBを入れなかったせいでもある。常勝軍団を継承するためには、球団という組織である以上、やはり優秀な生え抜きOBの力はどうしても必要となってくる。

日本の指導者は勉強が足りない

 メジャーと違って日本のプロ野球の監督の役割は現場の指揮以外に、球団の広告塔を兼務するのが当たり前となっている。そのためか監督人選の最重要事項において能力よりネームバリューを求めがちになってしまう。落合がすごいところは、監督の仕事を「チームを勝利に導くため指揮する現場の責任者」と古い慣習にとらわれずに、完全に割り切っている部分。そういう点から見ても広岡と落合は非常に酷似する。

「日本の野球のいいところは、礼に始まり礼に終わる。教え方が間違ったら、腹を切れ! それくらい責任観念を持って教えるってことが大事なんですよ」

 何度も"責任観念"の単語を連呼する広岡にとって、今の指導者を見ても覚悟の度合いがどうにもこうにも物足らないと見える。

「監督というのは、選手はもちろんコーチも育てる。自分に足らないものはコーチと一緒に勉強していけば、自ずと能力は上がる。勝つことで選手もファンも幸せになっていくんだ。やるべきことをやらないでよくなるはずがない。日本の指導者は勉強が足りない。要するに、指導者の勉強する場をつくらない今のプロ野球界がどうかしている。生きているうちは死ぬまで勉強をやり、最後の最後まで頭を使う。肉体は自分を表現する道具。肉体や精神が主役だと思っているから堕落する」

 ファンが求める監督とは何かという前に、監督の本質をきちんと見定めているのか。監督になる資質が己にあるかどうかを見極めてから、不退転の覚悟を持って臨んでいるのか。昔の名前で監督になり、ベンチでふんぞり返っていて勝てるわけがない。自分の理論が正しいと思っても、やらなかったら価値がない。勝ちにこだわるというのは、頭をフル回転させて常に勉強する姿勢を保つことが第一の条件。

 広岡の言葉は、監督の真髄に直結する言葉でもある。
松永多佳倫●文 text by Matsunaga Takarin

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