オートバイのモデルチェンジって

今のオートバイ、何だかんだ言って数年はインターバルが空いている。CBR600は、最初に売り出してクレーム対策、ソコからはインターバルを空けられたのでは?

80年代後半のホンダNSR250の場合、87⇒88⇒89⇒90と毎年フルチェンジしていた。以後、マイナーチェンジを繰り返し、94年に最後のフルチェンジ、以後マイナーチェンジ2・3度やって生産販売中止した。

特に250ccくらいのレーサーレプリカ系と400cc超すビッグバイクでは、買い替えサイクルも違う。まして、レーサーレプリカはベースのレーサー自体のイヤーモデル更新度合いで変わるだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

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バイクのモデルチェンジ、クルマと何が違う?
5/25(水) 9:00 Yahoo!ニュース
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クルマでは5~6年ごとにおこなわれることが多いフルモデルチェンジだが…
 バイクやクルマに改良が加えられることを「モデルチェンジ」と呼びますが、それまでと比べてどれほどの変化があるのかについてはモデルによってさまざまです。

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 例えば、フルモデルチェンジをうたっていても、一見するとそれほど変わったように見られないものもあれば、外見が大幅に変わったにもかかわらず、実際にはマイナーチェンジというものもあります。

 
2021年に3代目へとフルモデルチェンジしたスズキの「ハヤブサ
 厳密に言えば、「フルモデルチェンジ」とは国土交通省に登録している型式を変更するものを指します。型式変更のためには、プラットフォームやエンジンなどが刷新される必要があるため、「フルモデルチェンジ」されたバイクやクルマは、新型プラットフォームや新型エンジンなどが採用されていることがほとんどです。

 一方の「マイナーチェンジ」は、プラットフォームやエンジンが全面的に刷新されるわけではなく、内外装のデザインの変更や、安全装備などの新機能の追加が代表的な例となっています。

 さらに「年次改良」や「仕様変更」、「フェイスリフト」と呼ばれる小改良もあります。これはデザインや機能の一部変更に加えて、ボディカラーなどが追加されるケースがありますが、フルモデルチェンジやマイナーチェンジに比べれば、多くの場合でその変化度合いはごくわずかです。

 最近では「ビッグマイナーチェンジ」と呼ばれるモデルチェンジも登場していますが、これはメーカーによる宣伝文句という意味合いが強い言葉です。「型式変更をしていないので『フルモデルチェンジ』と称することはできないが、一般的なマイナーチェンジと比べると変更点が多い」という場合に用いられているようです。

 このようなモデルチェンジの定義そのものは、バイクもクルマも基本的には変わりません。しかし、実際のモデルチェンジの状況を見ると、バイクとクルマでは大きな違いがあることがわかります。

 クルマの場合、発売からおおよそ5年~6年程度でフルモデルチェンジがおこなわれるのが一般的です。そして中間地点である発売から2~3年程度のタイミングでマイナーチェンジがおこなわれ、その間に必要に応じて「年次改良」がおこなわれるというサイクルです。

 
スズキの軽自動車「ジムニー
 スズキ「ジムニー」やトヨタ「センチュリー」のように長期間にわたってフルモデルチェンジをおこなわない車種や、三菱「デリカ D:5」のようにマイナーチェンジを複数回おこなう車種など例外もありますが、クルマの場合は、おおよそこのサイクルでモデルチェンジがおこなわれるケースが多いようです。

バイクは、フルモデルチェンジをせざるをえない?
 一方バイクのモデルチェンジを見ると、クルマほどの規則性は見られません。

 例えば、スズキの「ハヤブサ」を見ると、1999年に初代が登場してから、2007年に2代目、2021年に3代目へとフルモデルチェンジといったように、そのサイクルは一定ではありません。また、初代の発売以降毎年仕様変更がおこなわれており、おもにカラーバリエーションが改められていますが、マイナーチェンジはおこなわれていません。

 反対に、フルモデルチェンジを頻繁におこなう車種もあります。

 
2020年に復活したホンダのスーパースポーツCBR600RR
 ホンダ「CBR600RR」は、2003年に初代が登場した後、2005年、2006年、2013年、2020年にそれぞれフルモデルチェンジを果たしており、20年弱のモデルライフながら、すでに5代目となっています。さらに言えば、2016年に一度生産終了となった後、2020年に復活、しかし、2022年11月をもってふたたび生産終了となるなど、非常に慌ただしい展開となっています。

 そのほか、新型車として登場して以降、毎年の小改良がおこなわれるのみで、フルモデルチェンジがおこなわれないまま1代限りで終了となる車種も少なくありません。例えば、原付1種の各モデルでは、ほとんどフルモデルチェンジがおこなわれることがありません。

 バイクのモデルチェンジが、クルマほどの規則性がない理由について、ある業界関係者は次のように話します。

 「クルマの場合、フルモデルチェンジはユーザーのニーズに合わせて機能やデザインを追加するという、『販売促進』を目的としておこなうという意味合いが強くあります。ライバルに比べてデザインが古かったり、機能が劣っていたりすると販売に大きく影響するので、モデルチェンジをすることで『最新』であることをアピールするわけです」

 
環境規制に合わせモデルチェンジを行うバイク
 「もちろん、バイクのモデルチェンジにそういう側面がないわけではありませんが、バイクの場合は、『規制対応』のためにモデルチェンジをおこなうというのが実情です。例えば、最近では、2006年、2012年、2016年、2022年に環境規制が厳格化されており、規制に対応しないとそもそも販売することができません」

 「厳しい環境規制に対応するためには、エンジンそのものを改良しなければなりません。規制対応した新しいエンジンを搭載すると、必然的に『フルモデルチェンジ』ということになるため、一部の車種ではフルモデルチェンジを繰り返しているように見えてしまうわけです」

 「一方、国内外で販売されるような主力車種でなければ、新型エンジンを開発してまでモデルを存続させる必要がない場合も多く、そうした車種ではフルモデルチェンジをおこなうことなく販売を続け、環境規制に対応できなくなったタイミングで販売終了ということになります」

 「そのほか、そもそもバイクは趣味性が高いことから指名買いが多く、クルマほどライバルとの比較検討が多くないため、フルモデルチェンジを繰り返してライバルとの差をアピールする必要がないという理由もあると思います。

ただ、バイクのフルモデルチェンジにクルマほどの規則性が見られない最も大きな理由は、やはり環境規制への対応ではないかと思います」

※ ※ ※

 もちろん、クルマでも厳しい環境規制はおこなわれており、対応できずに生産終了となった車種も少なくありません。しかし、クルマの場合はハイブリッド化するなどで対応する余地が残されている一方で、物理的なスペースが少ないバイクは、エンジンそのものの改良で対応せざるを得ない部分が少なくありません。

 そういった意味で、バイクはクルマに比べて、より環境規制の影響を受けやすいと言えるでしょう。
Peacock Blue K.K.

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