日ハムビッグボス新庄監督、ただの客寄せ企画!

マチュア野球で本格派投手が、プロ野球チームに入団して迫られる選択は、鍛練して体力的に補強し本格派のまま先発型になるか、キチンと投げ込み変化球含めコントロールやキレを磨きクルージング投球のレベルの高い先発型になるか、全力投球前提で短いイニングの中継や抑えを狙うかのハズ。(ショートスターターなら先発もアリだが。)

現状、吉田輝星は全力投球で短いイニングの中継でしかなかったハズ。それをこのビッグボスは思い出の甲子園とはいえ、先発起用予告した。密かに、吉田がクルージング投球を磨いていたのか?それとも、ショートスターターか?甲子園である以上、新庄個人パフォーマンスが封じられたため、吉田先発起用であの侍ポーズやらせるためか?

結局、侍ポーズもなく、吉田のピッチングに新しい引き出しもなく、デーゲームでよく見えるボールを打たれただけ。回跨ぎでは3イニング目に打たれた。日ハムにも吉田にも何もなく、阪神にセーフティーリードを与えて負けただけだった。

ビッグボス新庄に、何の策もなかった。チーム運営として、勝つ気ない起用や準備不足さは腹立たしくもある。単に、注目を引くのは日ハムではなく、ビッグボス新庄でしかない現実を見てないのか?

新庄は任期の間に、チームをネタに自分をマスコミチャラ仕事を呼び込もうとしているだけだ。そろそろ、バカ監督の限界を悟り、スゲ替えて良いのではないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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吉田輝星、聖地・甲子園でなぜいま先発? 中継ぎ専念に向けビッグボスの深い思惑
6/11(土) 8:01 Yahoo!ニュース
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失投ではない直球を被弾
 
“公立校の星”として甲子園を沸かせた吉田の凱旋登板だったが……
 日本ハムの吉田輝星投手が6月5日の阪神戦で、プロ入り後初めて甲子園球場での公式戦マウンドに立った。4年前の夏の全国高校野球選手権、秋田・金足農高の主戦として「金農旋風」で一世を風靡した。野球人生を変えた「聖地」は21歳の右腕の現在地を浮き彫りにした。【津浦集/スポーツライター

【写真】あえて吉田を先発起用した新庄監督の心中は

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 一、二回は得点を許さなかった。だが、阪神の打順が2巡目に入った三回に1失点。さらに、6月3試合で4本塁打と絶好調の大山悠輔を右打席に迎えた。1ボール1ストライク、捕手の石川亮は、吉田が今年磨きをかけてきた直球を要求し、内角にミットを構えた。スタンドで見守った球界OBが石川の配球を読み解く。

「この局面での内角直球は、ホームランバッター相手には長打と隣り合わせの選択。中に甘く入れば絶好球となってしまう。直球に自信がないとできない。多少、制球が狂っても吉田の球威なら長打は防げる勝算があったと思う」

 糸を引く軌道でミットへ向かった白球はしかし、大山が腕を畳んで振り抜いたバットに一閃された。打球は物の見事に黄色く染まった満員の左翼スタンドへ突き刺さる。

「決して失投ではなかった。欲を言えば、まだボール球を使えるカウントだったので、より厳しく内側を突くなりすれば良かったが、あれは大山を褒めるしかない」(同)

 吉田はこの回限りでマウンドを譲った。

阪神の応援がすごくて、これが甲子園か、と。久々の甲子園で、もっといい投球をしたかった」

 あの夏は東北に初の優勝旗を持ち帰ろうとする“公立校の星”として、勝ち進むたび、ホームと化していった甲子園を味方につけた。それがプロでは魔物の片鱗を体感し、3回4失点。郷愁と、別の表情が垣間見えた球場への戸惑いがないまぜとなった。

「火の玉ストレート」と「美直球」
 吉田は昨季までのプロ3年間で1勝6敗、わずか10試合の登板とくすぶった。新庄剛監督を筆頭にチーム体制が一新された今季は、可能性以上に結果が求められる時期に差し掛かっていた。

 迎えた今春のキャンプ。新庄監督は、阪神時代の後輩である藤川球児氏に吉田の指導を依頼した。藤川氏はプロ入り後、先発として伸び悩み、6年目にリリーフ転向したことを契機に飛躍を遂げている。

「先発で球数を重ねると球威が落ちる上、藤川氏は球種が少なく、緩急もなかった。トレードで放出寸前のところから配置転換で球界を代表するクロ―ザーになった。その歩みを知る新庄監督は吉田を藤川氏に重ね、藤川氏もまた、監督の意図を察したのだと思う」(セ・リーグ元コーチ)

 藤川氏は阪神スペシャルアシスタント(SA)の役職に就いている。交流戦で対戦相手となるチームの選手への指導は極めて異例と言える。藤川氏と新庄監督、双方の所属事務所が周辺に慎重に根回しした上で、実現にこぎ着けた。

 藤川氏の指導の直後、新庄監督が「すごかった、あの変わり様。びっくりした」と語るほどに吉田の直球は見違えた。

 4回3失点だったソフトバンクとの開幕3戦目の登板後、中継ぎに回ってからは水を得た魚だった。ペース配分の必要がなく、全球、全力投球できるポジション。140キロ後半の直球は打者の手元で伸び、次々と空振りやファウルを誘った。地面とほぼ平行の回転軸で「火の玉」と称された伝説の直球が代名詞だった藤川氏。その背中を追いかけた吉田のストレートは、いつしか「美直球」と呼ばれるようになった。藤川氏との出会いは運命的だった。

適性は明らかにリリーフ
 吉田は七回の登板が定番となり、日本ハムの「勝利の方程式」では不可欠の存在となった。

 元NPB監督は、「リリーフで直球の質が格段に上がった。藤川の教えで、肘を上げたことでボールの真上からスピンがかかるようになった。ただ、やはり先発では回を追うと球質が落ちる。緩急による投球術もなく、実際に阪神打線は二回り目ではアジャストした。このままなら吉田の適性は明らかにリリーフ。新庄監督もそう思っているだろう」と言い切る。

 その上で、今回の先発起用に、吉田の将来を見据えた指揮官の深謀遠慮が見え隠れすると指摘する。

「5日の阪神戦の試合前、集客が見込める日曜日に吉田を先発させるのはファンサービスだと強調していた。一方で、六回までノーヒットノーランでも交代と言っていた。長いイニングが持たないことは分かっていたのだろう。だからこそ、翌日に試合がなく、他の投手を総動員できる日曜日に起用した。チームの勝利のためリスク管理をしながら、吉田には先発と決別させる狙いがあったのではないか」

 大山が本塁打を放った瞬間、ベンチの新庄監督が映し出された。この結末も予感していたのか、どこか納得したように拍手で敵の主砲の打撃を称えた。

 高校時代、ドラフト1位でプロに入るまでに吉田の評価を高めた甲子園。月日は流れ、リリーフこそがプロで生き残る道である現実を突きつけた。そして聖地は吉田の野球人生で、またもターニングポイントになるのかもしれない。

津浦集(つうら・しゅう)
スポーツライター

デイリー新潮編集部
新潮社

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