テニスエルボー、野球のタマ数制限より対策必要では?

高校野球では160キロのストレートとのセットか、タマ数制限が勝敗まで左右するほど、高野連や指導者が遵守している。本来、全く正解などないのに。早実荒木やPL桑田は5季甲子園に出たし、荒木は1年夏準優勝だけだったが、桑田は1年夏と3年夏優勝し2年春夏は準優勝だった。3年で春夏制覇した投手も、横浜高松坂や大阪桐蔭藤浪などいる。キチンと鍛練して足腰を作り、カラダに合うスムーズな投げ方を身につければ、甲子園後の高校選抜までも投げ続けられる。故障するのは、その領域まで鍛練せずに、カラダに段や負担のある投げ方のまま、投げ続けた例だ。

逆に、テニスは自己流でボールを打って、威力を増そうと、ムリな体勢やフォームで打つコトも多く、肩ヒジ手首をヤったり、足腰に来たりする。テニスであっても、キチンと鍛えたカラダでトレーニングを積めば、カラダに負担の少なく効率的なテニスが身に付く。それは、勉強同様、中学高校頃の年代で適切に積み上げて行く必要があるのだ。

キチンと勉強していれば、道具の不可避な重量や抵抗もわかる。カラダの鍛練や成長度合で、生み出せるスピードも変わって来る。

少なくとも、大人は小中高の学校の年代で身に付け、鍛練するコトを見た上で、適切な道をアドバイスできなくてはいけない。

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テニス肘とはどういうものか
6/20(月) 6:00 Yahoo!ニュース
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ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)やビヨン・ボルグ(スウェーデン)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、そしてアンディ・マレー(イギリス)など、数多くのテニス選手を苦しめたテニス肘は、最もよく知られる肘の怪我で、とても痛みの強い怪我でもある。プロかアマチュアかを問わず、テニスをする人にとって身近な怪我であるテニス肘について、ITF国際テニス連盟)の公式ウェブサイトが解説している。

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すべてのテニス選手のうち、約50%が現役生活中にテニス肘に苦しめられるとされており、特に35歳以上の選手はリスクが高い。

簡単に説明すると、テニス肘は手首の伸筋の使いすぎにより引き起こされる。これらの筋肉が付着する肘の外側に痛みが感じられ、痛みはやがて腕や手首、指まで広がることもある。

通常、筋肉付着部で複数の細かい断裂や瘢痕組織が増加し、テニス肘は徐々に進行していく。しかし、ボールをミスヒットした時など、大きな断裂が生じた時に急に怪我を負うこともある。

テニス肘になると、物を持ち上げる、掴む、手首を回す、握手をする、食器を洗う、ドアを開けるなどの動作時に痛みが生じる。テニスをプレーしている時には、バックハンドを打つ際に痛みが生じることが多い。

治療方法
テニス肘は頻繁に起こる怪我ではあるが、最適な治療方法はまだ確立されていない。様々な処置があるが、すべて休息、冷却、そしてストレッチの組み合わせが基本とされている。

「休息」は、競技から完全に離れることを意味することもある。だが、トレーニング方法を変えたり、試合と試合の間隔を開けることで、プレーの続行が可能となる場合もある。

必要に応じて装具を使い、理学療法や手技療法を用いた治療がテニス肘には効果的だ。短期的には副腎皮質ステロイド注射で症状が軽くなることもあるが、長期的には理学療法や休息の方がより良い効果を得られる。副腎皮質ステロイドの副作用の一つに、腱組織を弱めるというものがある。そのため、プロテニス選手の治療においては、この方法を選択しないことが増えている。

症状が長引く場合は、手術を勧められることが多い。だが、1年以上治療やリハビリに費やすことになる。

回復方法

1:通常機能の改善
この時期には、前腕の筋肉の柔軟性を改善し、強化することに集中する。
・日々、前腕の伸筋のストレッチを行う。腕を前に伸ばし、手のひらを下にしてもう一方の手で指と手首を掴んで床の方へ曲げ、手首の甲側を伸ばす。前腕の外側が伸びるまで続ける。
・握力を強化する。ストレスボールや柔らかいテニスボールなどを握る一般的なエクササイズ。
・前腕の屈筋の強化を行う。椅子に座って少し前屈みになる。少し肘を曲げて腕を膝の上に置く。その状態で手のひらを天井に向け、ダンベルを持ち、手首を天井の方へ曲げる。元の状態に戻し、10回から15回繰り返す。
・前腕の伸筋の強化。屈筋の強化時と同様に、少し肘を曲げた腕を膝の上に置く。手のひらは床に向けてダンベルを持ち、手首を天井の方へ曲げる。徐々に回数を増やし、10回から20回を3セット行う。
・体力維持のため、ランニングやサイクリングを週3ほど行うのが望ましい。水泳でもよいが、腕や手首への負担を減らすため、ビート板を用いた運動に限ること。

2:テニスの再開
この時期には、テニス特有の負荷を増やしていくことに集中する。
・ミニテニス。サービスラインの内側で、フォアハンド・バックハンド両方
・ベースラインテニス。フォアハンドと両手打ちのバックハンドのみ、できればクレーなど球足の遅いコートから始めるのが望ましい
・ベースラインテニス。フラットなフォアハンドと両手打ちのバックハンドから始め、徐々にスライスバックハンドを導入する。トップスピンは入れないこと
・ボレー
・ベースラインテニス、あらゆる種類のバックハンドを使う
・スマッシュ、サーブ
・練習試合
・試合
この段階においては、タイミングとテクニックに注意を払うのが重要だ。手首を伸ばしたまま、ストロークをなめらかに打つようにし、最小限の力でプレーする技術の向上を図る。

特にバックハンドに関して、テニス特有の負荷を増やしていくコツを紹介する。
・体の前でボールを打つようにする。手首を安定させ、肩と体幹をフルに活用しやすくなる。
・ボールがラケットに当たる時、手首はまっすぐな状態にすること。前腕の伸筋は、手首が曲がっている状態より伸びた状態の方が衝撃にうまく対処することができる。
・前腕を力よりコントロールのために使用するようにする。力を伝えるのは、より強い肩と体幹の筋肉で行う。
・片手バックハンドを打つ場合は、もう一方の手でバランスを取る。バランスを取る腕は、なめらかなストロークを実現する役割がある。(最初に反対の手でラケットを支え、グリップを変え、肩の回転をより良くする、など)
・片手バックハンドで十分な強度やバランスが取れない場合は、両手バックハンドを検討しても良い。両手バックハンドの利点や欠点をコーチとよく話し合う。
・バックハンドの他にも、サーブやオーバーヘッドは肘への負担が大きくなることがあるため、徐々に強度を上げて練習すること。

再発防止
テニス肘を防ぐことは難しい。だが、トレーニング強度の調節や、ウォームアップ、ストレッチ、適切な道具の選択、そして正しいテクニックを用いればリスクを減らすことは可能だ。

適切な道具を選択するコツ
・ラケット:テニス肘を防ぐためには、ミッドサイズやオーバーサイズなど、大きめのスイートスポットがある柔らかいラケットを選ぶのがベストだ。硬めのラケットの方がパワーとコントロール性に優れているが、センターを外してしまった時などは柔らかいラケットの方が腕に優しい。ラケットが屈曲して衝撃を吸収し、分散してくれる。
・ストリング:腕のためには、ストリングのテンションをやや低くするほうが良い。そうすることで、ボールがストリング上に滞在する時間が長くなる。コンタクト時間が長くなれば、ボールの衝撃を分散することができる。細いストリングの方が弾力性があるため、太いストリングよりは腕に優しい。
・ボール:新しい、加圧されたテニスボールを使うこと。古かったり、濡れていたり、圧が抜けたボールは避けること。
・グリップ:グリップが小さすぎたり、大きすぎると怪我の原因になることがある。グリップが合わないと、ずれないように握る力が強くなり、肘の怪我のリスクを高める。適切なグリップを見つける簡単な方法は、手のシワ(指から下がって2つ目のシワ)から薬指の先までの距離を測ることだ。

WOWOWテニスワールド編集部)

※写真はイメージ
(Photo by Onur Coban/Anadolu Agency via Getty Images )
(c) WOWOW TENNIS WORLD

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