昨日の不出来は、一昨日の休みと繰り上げ起用のせい!

バカな日本プロ野球マスコミも、中日監督コーチ陣も、何もかもゴッチャにして、おかしな評価だ。普段は、大差負けしている8回に行く投手が、雨天の不明な展開で6回に繰り上げられた。準備できてなかったんじゃないの?ある意味、起用タイミングによる人災じゃん!

今の投手って、ホントにノースローだったりする。完投や長い回放った投手ならまだしも、日にたった1回しか放らないなら、毎日投げて感覚を鈍らせないコトの方が大事なのだ。まして、カレは日本一鍛練・練習の厳しい大阪桐蔭で、投手・野手の練習をして過ごした。むしろ、プロの練習がチョロいくらいだ。今の投手、日々にキチンとしたタマ数放っていないから、全力投球で抑え込むスタイルばかりだ。キチンとしたコントロールを身に付ける或は維持するなら、毎日1回くらい放るくらいで良いのだ。

どうせ、今の中日なら勝ち試合用のローテや担当より、負け試合用の担当になっている方が遥かに出番ある。観客にも、負け試合に登板する試合にも魅力ある投手がいる方が、2度美味しいのだ。

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中日・根尾の阪神主力テストは”サトテル”斬りもプロ初失点…どこまで通用するのか?
6/26(日) 6:53 Yahoo!ニュース
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中日の根尾が阪神の佐藤、大山と対戦。5試合目にして初失点を喫した(資料写真・黒田史夫)
中日の根尾昂投手(22)が25日、甲子園で行われた阪神戦の0―9で迎えた6回に登板、4番の佐藤輝明は一塁ゴロに抑えたが、一死一、二塁から同期入団の小幡竜平(21)にタイムリーを打たれ、5試合目にしてプロ初失点を喫した。試合後、立浪和義監督は、あえて虎のクリーンナップにぶつけて“テスト“したことを明かしたが、ここまでの5試合で最も出来が悪かった。根尾はどこまで通用するのか。現状の実力を検証してみた。なおゲームは阪神が10―0で大勝した。

立浪監督「あえてクリーンアップのところで出した」
「投手・根尾」がアナウンスされ、リリーフカーに乗った背番号「7」が甲子園にその姿を現すと大きな拍手と歓声が起きた。
 「9-0」の阪神ワンサイドゲームで迎えた6回。意図が理解できない福谷続投の立浪采配にイラついていたドラファンも大勝に“お腹一杯”だった虎党歓喜した。これが大阪桐蔭時代に“聖地”甲子園で輝いた根尾の持つスター性なのだろう。
 いきなり迎えたのが阪神4番の佐藤である。
 代表取材したスポーツ各紙の報道によると、立浪監督は「あえてクリーンアップのところで出した。どれくらい通用するかを見たかった」と、起用意図を説明したという。
 初球に内角へ投じた149キロのストレートが外れたが、2球目も続けて内角を攻めた。それを引っ張った佐藤の打球は強烈だったがファースト正面のゴロ。
 だが、2回にレフトフェンス直撃のタイムリ二塁打を放っている好調の大山にはボールが先行した。カウント2-1からスライダ―をファウルにされ、続けて外角高めに投じた、見送ればおそらくボールの150キロのストレートをライト前へ弾き返された。続く糸原には制球が定まらない。ストレートが浮き3-0から2つストライクを取り、非凡さを見せたが、結局、初の四球となり、続くドラフト同期の小幡にもストレートがシュート回転して浮き、ボールが3つ先行。ストライクを取りにいった149キロの甘いストレートをレフト前へ打ち返された。
 5試合目にして初失点。それでも続く梅野はストレートで押し込んでキャッチャーファウルフライ。打撃のいい投手の伊藤も見逃しの三振に終わらせ、“被害”は最小限に食い止めた。
 中日でコーチを務めたこともある評論家の高代延博氏は「この日の環境が影響したのか、ここまでの中で一番悪かった」という見方をした。
 2017、2018年と連覇した選抜で2年連続胴上げ投手となり、2018年には春夏連覇した思い出の“聖地“。5月のファーム戦で“凱旋登板”を済ませていたが、やはり1軍となると感情の高ぶりもあったのかもしれない。加えて途中中断が入ったほどの雨でマウンドもぬかるんでいた。まだ環境の変化の影響を受けずに常に一定のクオリティを保つまでの調整力はないのだろう。
「ストレートの球威がなく自慢のコントロールも乱れた。立浪監督は、あえて主力にぶつけて、経験を積ませると同時に、大差の敗戦処理ではなく、勝ちパターンで使えるかどうかを試したんだと思うが、現状で言えば、まだ厳しい。そのポジションで通用するだけの力はない。いわゆるストレートの質は棒球。身長が低いのでボールに角度もなく、加えて、この日投げたスライダーも特殊球と呼べるようなキレや制球力がないので打者が恐れるものがない」
 やはり根尾の投手転向は無謀だったのか。

 高代氏は「投手・根尾」に可能性はあるという意見だ。
「投手としての資質はあると思う。巨人戦で岡本を打ち取った投球など素晴らしかった。本格的に投手の練習をしていないのにストレートは150キロを超えるし、彼の最もいい部分はストライクを取ることに苦労しないこと。コントロールこそ天性。おそらく指先の感覚にセンスがあるのだろう。外野手の送球を見ているときに感じたが、ボールが確実にラインに乗ってくる。そしてもうひとつが勝負度胸。いいボールを持っていても、この日の福谷のようにメンタルの弱さでそれを発揮できない投手が少なくないが、甲子園という大舞台で優勝してきた根尾には、そういう自滅するような弱さがない。では、根尾をどう使うべきか。現実としては中継ぎエースを目指すべきだろう。もっと先には先発があるのかもしれないが、それには時間がかかる」
 高代氏は、阪神のファームのコーチ時代から敵チームだった根尾に注目してきた。だが、打者としての方向性に疑問を抱いていたという。
阪神の近本や中野のようにミート力がありアベレージを稼ぐタイプではなかった。1軍に比べて甘いボールが多いファームでさえ、そのボールをファウルにして仕留めきれない。長打を狙っているのか、スイングが大きくタイミングを取る際の、いわゆるトップが2段階になってしまっていた。そこを立浪監督が昨春の臨時コーチの時から修正にかかっていたが、うまくいかなかった。年齢でいえば大学4年生。あと2年打者としての成長を見て投手転向をさせていては遅い。立浪監督は、そのあたりを考慮して決断したのだろう。打者としてどっちつかずだったし、私も投手転向には賛成だ」
 高代氏は根尾が投手として成功するために必要なものをこう提言した。
「まずは投手としての体作りが必要。次に操れる変化球の球種をもう少し増やしたい。ストレート、スライダー、フォークの3つの球種だけでは難しい。ストライクからボールになる変化球を使うことが全盛の時代。たとえばスライダーなら縦、横の2種類、ツーシームを使うようだが、ツーシーム、カットのような小さな変化のボールや、チェンジアップ、大きなカーブでもいい。打者にとって邪魔になるボールを会得する必要があると思う。それと理想の投手像をどう描くかが必要。ダルビッシュ有や佐々木朗希にはなれない。上背から考えると巨人投手コーチの桑田真澄タイプではないか。天性の制球力を生かしてピッチング技術をあそこまで磨けば、大成する可能性はあると見ている」
 立浪監督は、「打たれることは勉強」という目で根尾を見守っている。自力Vが消滅し、この日でリーグ最速の40敗目に到達した。
「1軍は勝負する所で勉強する場ではない」という厳しい意見もファンから聞かれる。5点を追う4回一死一塁で福谷に代打を送らずに続投させ、その裏、さらに炎上。0-9とゲームを捨てたような采配になったことへの疑問もある。
 だが、高代氏は、「それだけ投手の台所が苦しいということ。次を見据えてのベンチの期待、根尾に関して言えば1軍でなければ得られない経験、成長がある」と、立浪監督の方向性を支持した。
 ペナントレースでの厳しい戦いを余儀なくされている現状を考えると、来季に向けての土台作りへシフトしていくのも仕方がない部分もある。まだ主力には通用せず、勝ちゲームに起用するのは難しいのが、根尾の現在地だが、そのポテンシャルの覚醒への期待が中日の来季への希望の光のひとつでもある。
(文責・論スポ、スポーツタイムズ通信社)

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