解説者異口同音!阪神の記録に出ないミス。

ハッキリとEが点けば、エラーと誰もが認識する。しかし、記録に出ないミス=実質エラーも、阪神は多い。この記事では岡サンだが、他の番組では権藤サンが言っていた。

梅野の一死二塁からの三盗、何のための三盗だったのか?次の打球のゴロGOや、バッテリーエラーやフライタッチアップなど、一死三塁は二塁より得点チャンスが増える。せっかくリスクを冒して三盗成功したのに、次打者の打球がインパクトで上がったのに、梅野は三塁を飛び出していた。そのため、三塁に帰塁が遅れ、タッチアップの機を逃した。この回追加点を取れなかった。

他にも、権藤サンが指摘したのは、去年巨人から移籍して来た山本泰の二塁守備。当たり損ねのユルい二塁ゴロ、素早く前進して捕球しスナップスローで良かったのに、バックハンドキャッチ&グラブトスした。しかも、グラブのネット部分に引っ掛かりトスが浮いて、アウトを取れるタイミングをセーフにした。二塁ベース寄りの打球では、ちゃんと練習してたのか、逸れていた。巨人で二塁手や遊撃手、篠塚や川相のコーチを受けていないのか?カレらは、西武辻(現監督)のようなジャンピングスローなどしない。ストップかけた反動を利用した、オーバースロー送球していたハズ。

キチンと練習してないプレー、軽さだけが目立つ。

 

 

 

 

 

 

 

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阪神・梅野のビックリ三盗とガックリ走塁 岡義朗氏「準備と同様に予測と判断も大事」
7/3(日) 9:00 Yahoo!ニュース
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 7回、中野の中飛で三塁へすべり込む梅野(撮影・田中太一
 「中日2-5阪神」(2日、バンテリンドーム)

 阪神が2失策や記録に表れないミスを連発しながらも伊藤の粘投で勝利。連敗を4で止めた。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は「守備走塁両方で反省材料があった。試合に臨む前の準備と同時にプレー中の予測や判断も大事」と語り、今後へ向けた課題を指摘した。

【写真】あ~ボールが バントの打球が背中を転々 守備妨害でアウト

 試合に臨むうえで大切なのが準備であり、プレー中に求められるのが予測と判断。この日、先制のホームを踏んだ梅野だったが、そこへ至るまでに“功罪”2つの顔が見えた。

 それは三回の攻撃。四球で出塁した梅野は送りバントで二塁へ進み、中野の2球目に三盗を成功させた。

 この状況で三塁を狙うなら100パーセント成功させないといけない。わざわざ送って上位に回しているし、走るのであれば明確な根拠がいる。ただベンチ目線で言うと、その根拠はあったはずだ。

 二塁に走者を背負った時の松葉の顔の動きとモーションのクセ。走者を1度だけ目視し、再び視線をホームに移すと、あるタイミングで打者に投球する。

 初球、そのデータを確認したうえで実行したのだろう。シャッフルする小刻みなリードを取らず“静”からいきなり“動”へ移ったスタートを見ても分かる。多少フライング気味だったが、中日バッテリーは意表を突かれたようだった。

 快足ぞろいの阪神の中で梅野はノーマークになりがち。そこにスキができる。盗塁はスピードだけではないということだ。

 ところが、その直後の一死三塁。中野の左直にタッチアップできない拙いプレーがあった。仮に“当たりゴー”の指示が出ていたとしても、瞬時にブレーキをかけて帰塁しないといけない。A・マルティネスが背伸びをしながら捕球していたこともあり、犠飛の可能性は十分あった。

 ライナー性の打球は判断が難しい。だが、こういうケースはたびたび起きる。特に頭に入れて置かなければならないのは、小柄な打者の打球だ。

 外野への大きな飛球よりも、内野の頭を越えた打球が意外に伸びていくケース。こういうときに打球判断を誤りやすい。

 とはいえ三盗の準備ができる梅野に、ライナーバックの予測ができないはずがない。次打者の島田がヒットを打って“帳消し”にしてくれたが、この経験を必ず今後に生かしてほしい。

 この試合はほかにもミスがあった。初回一死一塁で山下の遊ゴロを中野が弾いた。これは準備不足と言えるだろう。人工芝のゴロはスピン量が多く、ハネ方が違うということを忘れてはいけない。

 山本のプレーは判断の拙さ。ボテボテの二ゴロに対して無理な体勢から一塁手へグラブトスした(内野安打)が、普通に送球した方がアウトにできる可能性があった。

 二塁ベース寄りの打球に対し、ジャンピングスローでアウトにした場面では送球がそれていた。慌てる必要がないだけに、あそこは確実に処理するべき。

 軽快なプレーは逆の目が出ると、軽率なプレー、雑なプレーに見えてしまうからね。

 大山にも失策があったが、それらのミスが出ながらも七回まで投げた伊藤は立派。余計な走者が出ると球数が増えるが、無四球という丁寧な投球で終盤まで持ちこたえた。

 勝ったから反省もしやすいだろう。細かいところをおざなりにせず、今後へ向けてしっかり押さえておきたいね。

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