R・フェデラー、40歳で復帰は本気か?

ATPランキング制になって以降、特にオフシーズンないテニスに於いて、どのプレーヤーも苦しんでいる。というか、どんなスポーツでも35歳を過ぎて第一線にいるコトは、大変だし並大抵の努力では厳しい。イヤ、たった1度、グランドスラムを制するだけで良い選手もいっぱいいるのだ。

B・ボルグやJ・マッケンローは20代中盤で味わい、M・ビランデルやS・エドバーグやB・ベッカーらは1度のナンバーワン奪取で燃え尽きた。A・アガシやP・サンプラスも、ランク維持が大変だった。

R・フェデラー、どのサーフェスでも成績を残せるオールラウンドプレーヤーだが、オールラウンド故に正確なプレーをする上でバックコートでのストロークが増える。打数少なく、あまり走らず、時間をかけないテニスにはならない。レベルの違いこそあれ、錦織圭と同様の悩みだ。錦織は体格的弱さ小ささがあるが、フェデラーは体格だけでも十分やって行けるのに。

マッケンロー型サーブ&ボレーか、レンドル型ベースライン付近からの強打にプレースタイルを絞れば、得失ポイント毎の打数が減り、体力消耗減るのではない?

復帰する気があるなら、だが。

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テニス界のレジェンド、フェデラーの名前が世界ランキングから消える。本人は復帰に意欲「どのようにツアーに戻るのか」<SMASH
7/12(火) 10:37 Yahoo!ニュース
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16歳からランキング登場してきたフェデラーが40歳で「0」ポイントに。写真はウインブルドンセンターコート100周年セレモニーに出席した際のもの。(C)Getty Images
 7月11日にATP(男子プロテニス協会)が発表した最新の世界ランキングで、グランドスラム20度の優勝を誇る元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス/40歳)の名前が消えたことが明らかになった。米テニス専門メディア『Tennis Majors』など複数の海外メディアが報じている。

【PHOTO】史上最強の王者!絶大な人気を誇るロジャー・フェデラーの「ウインブルドン2019」を振り返る!

 昨年3月のカタール・オープンで2度の右ヒザ手術を経てツアーに復帰したフェデラー。同年6月の全仏オープンでベスト16、7月のウインブルドンではベスト8に入り、苦しみながらも着実に完全復活への道を歩んでいた。ところが「グラス(芝)コートシーズンでケガが再発した」として、フベルト・フルカチュ(ポーランド/現12位)とのウインブルドン準々決勝敗退後に3度目の手術を決行。昨夏には自身のSNSを通じて長期の戦線離脱を表明し、今季も依然として大会には出場していない。

 ツアーを離れてからも何とかトップ100圏内をキープしていたフェデラーだったが、このほど更新された世界ランキングでついにポイントが消滅。当時16歳だった1997年9月から約25年にわたってATPランキングに名を連ねてきただけに、往年のテニスファンにとっては受け入れがたい事実であることは間違いないだろう。なお今後フェデラーがツアー大会に出場する場合は、ワイルドカード(主催者推薦)の獲得に頼ることしかできない状況だ。

 それでも当のフェデラー本人はツアー復帰と完全復活への情熱を失ってはいない。先日自身が運営する「ロジャー・フェデラー財団」のチャリティーイベントに出席した40歳のレジェンドはオランダのニュースメディア『Het Parool』のインタビューに応じ、「再びコート上で輝きを放ちたい」と意欲を示した。

「このこと(ヒザのケガ)にどう対処するか、どれくらいの頻度でヒザのことを気に懸けることがあるのかについては、時間が解決してくれるだろう。今は時々そのことを考えるが、頻繁に考えているわけではない。今の僕はどのようにツアーに戻るのか、それについて毎日考えているんだ」

 唯一無二の芸術的かつ美しいプレーで世界中のファンを魅了してきたフェデラー。右ヒザの回復具合次第ではあるものの、9月の男子団体戦「レーバーカップ」(イギリス・ロンドン/9月23日~25日)での復帰を予定している。ぜひとも華やかなカムバックを遂げる姿を見せてもらいたいものだ。

文●中村光

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