中日と阪神と日ハム、現在と将来

日本のプロ野球マスコミ、見た目にダマされたヨイショ型のコメントが多い。

日ハム新庄剛志監督を、そんなに期待しているのか?ちゃんと勉強して来たワケでないヒトに、一体何の期待がある?一般人が監督するよりロクでもないと思う。プロ野球として、支配下選手もベンチ入りも均等なのだ。少なくとも、去年まで働いていた選手を干しても、結果は出ていない。稲葉監督までの繋ぎとはいえ、新庄は自己アピール中心、選手より前に出る監督はダメだ。日ハムフロントは、わかってカレを泳がせている。タイミングだけの問題だ。

阪神、漸く2ケタ借金も減り、最下位も脱しているが、セ・リーグ2位の高年俸でこのザマだ。セ・リーグ最高年俸の巨人とは、スカウティングと査定のザル度合いを争っている。矢野監督は今年限りと宣言した上でのシーズンイン、和田監督未満の結果なら、カネモト⇒矢野のこの7年は、ムダでしかないし、上回る兆しもない。

中日、ココのフロントの本音は、勝たなくて良いのだ。星野による落合獲得以降、高くつく選手年俸や調停もイヤなのだ。高額選手はいなくなり、コーチ人材としても去った。機会を与えられた若手は、結果を残せていない。今の中日フロントの描くチーム像は、ナゴヤにある"阪神タイガース"なのだ。勝てなくても、愛されるチームであれば良いのだ。どう足掻いても、上がり目はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本ハムの“未来”が中日より圧倒的に明るい理由
7/17(日) 17:00 Yahoo!ニュース
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清宮、野村ら若手野手の台頭
 
新庄監督就任で注目度はピカイチ、来季への見通しも「OK」
「ビッグボス」こと新庄剛志、そして「ミスタードラゴンズ」の立浪和義を新監督に迎え、オフには話題の中心となっていた日本ハムと中日だが、現時点ではともに最下位と苦しい戦いが続いている(7月13日終了時点)。【西尾典文/野球ライター】

【写真4枚】覚醒しつつある清宮、投手転向に賛否両論の根尾

 日本ハムは高額な年俸で契約した新外国人のガントとヌニエスがいずれも機能せず、中日は将来の主砲として期待された石川昂弥が怪我で長期離脱となるなど、様々な誤算はあったとはいえ、他球団と比べて戦力的に厳しいことは間違いない。しかし、今シーズンの成績こそ芳しくないが、どちらのチームの将来が明るいかと言えば、圧倒的に日本ハムになるのではないだろうか。

 特に大きいのが若手野手の台頭である。昨年は一軍出場無しに終わった清宮幸太郎が前半戦だけで二桁本塁打をクリア。打率は2割5分前後と決して高くはないが、出塁率長打率の合計である「OPS」は強打者の基準と言える8割を上回っている。打球方向がライトへ偏っているといった課題は残されているものの、オフから取り組んできた減量と打撃フォーム改善が結果に繋がったことは高く評価できるだろう。

 さらに、高卒4年目の野村佑希もサードのレギュラーに定着した。清宮と比べて打撃の安定感があり、3割近い打率を残している。同学年の万波中正は、打率が低い一方で、早くも二桁ホームランを放つなど、長打力は大きな魅力だ。

 今年大ブレイクした松本剛、近年大きな課題となっていた正捕手に定着した宇佐見真吾もまだ20代と若さがあり、外国人選手に頼らなくてもある程度長打が期待できる顔ぶれは揃いつつある。ここに守備と走塁が持ち味の上川畑大悟、五十幡亮汰、水野達稀などが加わってくれば、リーグでも上位の打線となることが期待できるだろう。

来年に向けた“整理の年”
 課題となるのは、現在、リーグ最下位の防御率となっている投手陣だが、こちらも顔ぶれは決して悪くない。先発は上沢直之や伊藤大海、加藤貴之が安定しており、根本悠楓や田中瑛斗、柿木蓮といった若手も成長が見られる。リリーフ陣はさえ整備できれば、ある程度、戦える戦力を揃っていると言えそうだ。

 今年の日本ハムは、来年に向けた“整理の年”として割り切って考えている関係者も多いという。

「本来なら今年から稲葉篤紀さんが監督になるのが既定路線でしたが、昨年までは思うように若手が伸びておらず、優勝を狙える戦力を整えてから、新庄さんから稲葉さんにバトンタッチしようという考えのようです。ちょうど、来年には札幌に新球場も開場しますからね。昨年オフに3人をノンテンダー(来季の契約を提示しないこと)にしたように、これまでも多くの主力選手を早めに見切ってきたこともあって、ファンからの批判が多いですが、その受け止め先として、ビッグボスのキャラが最適だったようです。ルーキーの北山亘基を開幕投手に抜擢し、オーダーをガチャで決めるなど破天荒なことが多いですが、清宮を筆頭に若手は確実に成長していますよね。投手陣を整備できれば、再び優勝争いができるチームになる可能性が高いと思います」(スポーツ紙担当記者)

 昨年は、主力選手だった中田翔(現・巨人)の暴行事件などとにかく暗い話題が多かったが、今年は低迷しながらもチームの雰囲気は明るくなっているという。悪い膿は今年のうちにすべて出し切って、来年以降に備えているとも言えそうだ。

期待された野手の底上げは……
 一方の中日を見てみると、開幕当初は石川昂弥やルーキーの鵜飼航丞を抜擢するなど、チームに変化は感じられた。だが、結局、レギュラーとして出場している選手は昨年から大きく変わっていない。先日は今年初のトレードにも踏み切るも、オリックスから獲得したのは、守備や走塁に定評のある後藤駿太で、課題である打線のテコ入れとなるとは考えづらい。

 ドラフトでは石川以前にも、堂上直倫や高橋周平、根尾昂と、その年の“野手の目玉”と言える選手を獲得しているが、レギュラーに定着しているは高橋のみ。その高橋も思い描いていたような強打者とは程遠い状況にある。

 野手陣の底上げを期待された立浪監督、そして中村紀洋打撃コーチ(5月23日付で一軍から二軍に配置転換)の指導による効果は出ているとは言い難いようだが……。地元テレビ局スポーツ担当記者は、中日の現状をどう見ているのか。

「ドラフトでは素材の良い選手は獲得しているのですが、生え抜きの強打者がとにかく育っていません。特に、高校から入団した選手で完全にクリーンアップに定着したのは、(落合中日の黄金期を支えた)森野将彦が最後で、それ以降はとにかく小粒な打線になっています。立浪監督、中村コーチに対する期待も大きかったですが、2人とも高校から入団して早くからレギュラーになったいわゆる“天才タイプ”の人で、その感覚に合わない選手も多いと聞きます」

来年には明暗がはっきりと
 さらに、アマチュア選手に中日への入団を避けたいという動きもあるという。前出の担当記者が続ける。

「ルーキーでも1年目に結果が出ないと、いきなり年俸がダウンする年俸査定に対する疑問の声が多く、アマチュアの選手、特に野手からは中日はできれば避けたいという声もあるそうです。外国人の補強も消極的で、トレードも機能しているとは言えません。監督というよりも、球団全体の問題が大きいのではというのが地元でのもっぱらの評判ですね」

 後藤を獲得する交換要員として、オリックスに移籍した石岡諒太が、いきなり一軍で活躍しているというのも皮肉な話である。中日は本拠地がナゴヤドームに移転した時には星野仙一監督(当時)の号令で一気にチームを作り替え、開場3年目の1999年にはリーグ優勝を飾っているが、現在はそのような空気は全く感じられない。来年には、日本ハムとの明暗がはっきり分かれていることも十分考えられそうだ。

西尾典文(にしお・のりふみ)
野球ライター。愛知県出身。1979年生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行う。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

デイリー新潮編集部
新潮社

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