MFゴースト、片桐夏向逆転のシナリオ苦しくない?

このストーリーに於いては、2年連続チャンピオンの911GT3の石神がいて、目下今シーズンフルマークの718のベッケンがいる。

そんな中に、抜かれて解説するコトの多い、ジャクソンテイラー、911GTSでポルシェの象徴?どういう象徴?2年連続チャンピオン以外にも、確実に上位にいるという意味か?

しげの秀一は、このシーズンで主人公片桐夏向を逆転チャンピオンにしたい。しかし、今の初代86チューンでも、718のベッケンやA110の沢渡にも自力勝利の見込は薄い。嘗て、「バリバリ伝説」の全日本250や世界GP500で主人公巨摩郡を勝たせたような、筋書に持って行くには、ベッケンが勝ち過ぎているし、シーズンが真ん中に来てしまっている。ストーリー展開すればするほど、白々しい停滞をベッケンにさせるのか?大クラッシュ&負傷で数戦出場不能にする?それって、世界GP500編のラルフアンダーソンに逆転させるため、巨摩郡が食った出場停止に等しいじゃん!

しげの秀一、初めて主人公に翼を授けるか?

 

 

 

 

 

 

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ポルシェの象徴たるマシンがMGFに上陸! 『MFゴースト』を彩る名車列伝15 ポルシェ911カレラ(991型)編
8/1(月) 18:30 Yahoo!ニュース
ベストカーWeb
 伝説のクルママンガ『頭文字D』の意思を現代に受け継ぐ次世代のクルママンガ、『MFゴースト』。2017年の連載開始時から圧倒的な読者人気を獲得しており、14巻発売時点の現在で、ついに単行本累計発行部数350万部を突破している。

【画像 ギャラリー】名車の実車を写真で見る!ポルシェ911カレラ(991型)編(6枚)

 同作品に登場したクルマたちの世界観と魅力を読み解いていく本連載。第15回目となる今回は、GT3、718ケイマンに続く、『MFゴースト』3台目のポルシェにして、ポルシェのど真ん中、911カレラを紹介する。

文/安藤修也
マンガ/しげの秀一

■伝統のメカニズムを受け継ぐベーシックモデル
 
ポルシェ911カレラ(GTS・2014年モデル)/全長4500×全幅1870×全高1295mm、パワーユニット:3.8L 水平対向6気筒エンジン、最高出力:430ps/7500rpm、最大トルク:44.9kgm/5750rpm
 1964年以来、8代ものモデルが誕生してきた、「ポルシェ」ブランドの象徴的モデルが911だ。「RRレイアウト(リアエンジン・リア駆動)」や「水平対向エンジン」、「丸型ヘッドライト」など伝統的なメカニズムやデザインを受け継いでおり、かつては「空冷式エンジン」なども同車の特徴であったが、排ガス規制の影響を受け、1998年の996型からは空冷エンジンへ変更されている。

 その存在はカーマニアの間でも、王道かつ覇道と捉えられており、いつかは乗りたいと思う存在にして、手の届かない憧れの存在でもある。グレードやバリエーションも数多く設定されており、オープンモデルのカブリオレ系やタルガ系、4WDモデルのカレラ4系、ターボモデルのターボ系、ハイパフォーマンスモデルのGT3など、どのモデルも高い人気を誇る。

 そんななか、2011年に誕生した991型は、先代となる997型から外観イメージはそれほど変更されておらず、さらに現行型となる992型も含めて、素人には見分けがつきにくいモデルでもある。996型でヘッドライトを涙型にしてファンの不評を買い、997型で丸型に戻したあたりからしても、いかに初代モデルのスタイリングの完成度が高かったかがわかるというものだ。

■操るのは前年度8位のニュージーランド
 この名車列伝の第1回で紹介したとおり、MFGにはポルシェ 911GT3が参戦している。操るのはディフェンディングチャンピオンの石神風神。マシンのポテンシャルとキャラクターの立ち位置的にはラスボス感のある存在で、それに対してベーシックな911であるカレラがどう相対するのか、ポルシェファンとしては気になるところであった。

 

 作中で初めてしっかりとその姿が描かれたのは、ラウンド1「小田原パイクスピーク」の決勝レース中だ。予選結果は7位で、ポールポジションを獲得したGT3とフロントロースタートの718ケイマンには遅れをとったが、ランボルギーニ ウラカンや、フェラーリ 488GTBよりは前に出た。しかしレース中盤、追い上げてきたフェラーリ 488GTBにオーバーテイクされてしまう。

 911カレラのドライバーはジャクソン・テイラー、27歳のニュージーランド人。ルックスは、濃い眉と鼻の上に貼っている鼻腔拡張テープが特徴の強面である。カーナンバーは「8」で、前年のMFGでも上位争いに加わっていた、なかなかの手練れと思われる。愛機のグレードはカレラGTSで、2014年に追加されたカレラSとGT3の間に位置するモデル。430馬力を発生する3.8Lエンジンを搭載している。

 残念ながらテイラーの操る911は、作中で他車に追い抜かされるシーンが多いのだが、テイラーは客観的に分析する技に長けたドライバーのようで、ほかのマシンやドライバーを分析している。

 ラウンド1でも、彼がMFGのなかでも特に優秀な3人のドライバーとして、ミハエル・ベッケンバウアー、赤羽海人、沢渡光輝の3人を挙げているが、この時はまだ片桐夏向の実力を認知していないのであった。

■名高いブレーキ能力を駆使して勝負!
 しかしその機会はすぐにやってくる。急発生した濃霧のなかでテイラーが苦戦しているなか、まるで視界のなさを恐れていないかのような圧倒的スピードで、片桐夏向のトヨタ 86が911カレラを追い抜いていく。「パードゥン!!」、「ウワオッ」などと、思わず母国語が出てしまうテイラーだったが、すぐに再戦の機会は訪れた。

 最終週、最後のホームストレートで86を追い詰めた911カレラ。馬力もトップスピードも圧倒的に分があることで、スリップストリームにつくこともなく並びかけて追い抜いた!しかし、すぐに86は911カレラの背後に入り込み、逆にスリップストリームを活用すると、ストレート終わりのブレーキングで勝負をかける。

 世界一と名高いポルシェのブレーキだが、この時すでにテイラーはタイヤを使い切ってしまっていた。結果、このブレーキ勝負一回分のグリップを残していた86に負けてしまうことになる。ラウンド1の最終順位は10位。前年ランキングより下回る、悔しい開幕戦となった。

 ラウンド2「芦ノ湖GT」では予選7位と好順位を獲得し、さらに雨中のレースでRRのポルシェは強いトラクションを活かして活躍すると思いきや、またもや86に追い抜かれてしまい、8位フィニッシュ。ラウンド3「ザ・ペニンシュラ真鶴」では予選14位、アルファロメオロータスの後塵を拝してしまい、そのままバトルシーンが描かれることもないまま、14位でフィニッシュしている。

 MFGという同カテゴリーのレースで、911カレラ、911GT3、718ケイマンとポルシェだけが3台も登場している。ドライバーのポテンシャル差もあってか、現在は他の2車に勝る展開を見せられていない911カレラだが、ポルシェファンの心境としては、恐ろしいほどバランスの取れた伝統のスタイリングをもっと見たいというのが本音だろう。

 ■掲載巻と最新刊情報

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