アマチュア時代からの素養なさ、わかるじゃん!

勝つために、相手は何をして来るか?自分は何をして防ごうか?投手は、各球勝負の窓口だ。だから、相手が何をして来ようとデキにくいタマを投げるのが一番。速いタマ、強いタマ、変化の大きいタマなどの工夫をして投げる。そうすると、ライトヒッティングなどは防ぎやすいが、バントだったら・・・構えられたら、前に転がるモノとフィールディング準備して処理するために前進する。そういう考え、行動をいつもして来た投手か、差はソコにある。単なる投げ手か、投手=頭主か、プロの投手でも、単なる投げ手はいっぱいいる。

逆に、投げる以外をやるためにあのダイビングで右ヒジ腱断裂、トミージョン手術の御世話になった桑田真澄のような例もある。ドコまでやるべきか考え、自制する判断も必要なのだと思う。

少なくとも、今の佐々木朗希は単なるデカい投げ手でしかない。捕手がフォークのサイン出したから、フォークを投げた。右投手だから、三塁走者のスタートは見えたハズだが、ウエストのウの字もなかった。嘗ての江夏豊の、左投手ながら三塁走者のスタートを背中に感じて反射的にスクイズをハズす難易度とは、段チに低いのだが。

マチュア時代からの、デカくて速いタマを投げるだけ、心身共素養もない投手なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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"令和怪物潰し"?!なぜロッテ佐々木朗希はソフトバンク異例の連続スクイズを防げずに弱点を曝け出したのか?
8/11(木) 6:42 Yahoo!ニュース
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佐々木朗希はソフトバンクに異例の連続スクイズを仕掛けられて3敗目。10三振を奪ったが約1か月半白星から遠ざかっている
 千葉ロッテの佐々木朗希(20)が今シーズン初の連敗を喫した。10日にZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦で先発した佐々木は、2回に柳田悠岐(33)の先制ソロから連続スクイズも決められ3点を献上。3回以降は立ち直り、5者連続を含めた計10三振を奪ったが、6回3失点で3敗目を喫した。終盤に追い上げるも届かなかったロッテは3-4で敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。

甲斐は3球連続でセーフティースクイズの構え
 令和の怪物潰しだった。
 先頭の主砲・柳田が豪快な15号ソロをライトスタンドへ叩き込み、防御率1点台の佐々木から先制点を奪った2回。一死後に6番・中村晃、7番・柳町達の連打で作った二、三塁のチャンスで、ソフトバンク藤本博史監督が動いた。
 8番・川瀬晃が初球の真ん中に入ってきた159kmのストレートを空振りすると、スクイズを仕掛けた。フォークを正面に転がされた佐々木は慌ててダッシュしてグラブトスを試みるもボールは、そのグラブの下をスルー。犠打に自らのエラーがついて一死一、三塁とさらにピンチを広げ、甲斐にもスクイズがありえる状況を招いてしまった。
 藤本監督は徹底していた。
 9番・甲斐拓也にもカウント1-1から連続スクイズのサイン。甲斐は初球、2球目とセーフティースクイズの構えを見せて佐々木を揺さぶり、見送ればボールになる真ん中高目に浮いてきたストレートをグラウンドに右膝をつける体勢になりながらも執念で逆方向へ転がした。
 大技に小技を絡めての3点先取。報道によれば、センター方向から10mを超える逆風が吹く状況で、ただでさえ難攻不落の佐々木からヒットはおろか、外野への犠牲フライを放つのも難しいと判断した藤本監督は、試合後にこう語ったという。
「これだけ三振取れる投手やからね。何かやらないと点取れないと思って。見事2人が期待に応えてくれましたね」

 阪神ダイエー(現ソフトバンク)、ヤクルトでプレーし、パ・リーグの野球に精通する評論家の池田親興氏は、「課題と佐々木の持つポテンシャルを見せた6イニングだったと思う」と、佐々木の今シーズン15度目の先発を総括。特にこのスクイズの場面の問題をこう指摘した。
スクイズの2失点に警戒心がなさ過ぎた」
 3年目の佐々木、高卒ルーキー松川の若いバッテリーだけでなく、ロッテの内野守備陣、ひいてはベンチワークに甘さがあったという。
「佐々木は川瀬の正面に転がってきたスクイズをグラブでスルーしてしまったが、打球に対するスタートが一歩遅れていた。“やってくる”という準備に欠けていたように思える。次打者の甲斐は3球続けてセーフティースクイズを仕掛けてきたのだから、ロッテのベンチも内野にもっと徹底したチャージを指示するなど、相手にプレッシャーをかけ、スクイズをやらせない、佐々木が攻めやすいシチュエーションを作るべきだったと思う。今後、他球団も佐々木の攻略に足やバントを絡めてくるだろうから、チームとしての対策を練る必要があるだろう」
 連続スクイズを仕掛けたソフトバンクの令和の怪物攻略法をおそらく他球団も真似てくるだろう。池田氏が指摘する対策がチームとして必要になってくる。

 池田氏は、佐々木のリズムを狂わせるきっかけとなった、この回、先頭の柳田への配球にも首をかしげた。
「ロッテバッテリーは柳田の最近の調子の悪さを把握していたのだろうか。なんでも振りに来る状態だったのだから、カーブ、ストレート、カーブといった奇をてらうような配球は必要なかった。柳田の合わせたようなバッティングにピタリとタイミングが合ってしまった」
 柳田にとっては2日の日本ハム戦で14号を放って以来、7試合、31打席ぶりとなる一発だった。その間の打率が.176にあえぎ、9三振を喫していた主砲は、カーブが外角高目へすっぽ抜け、外角高目の158kmのストレートを空振りした直後の3球目、捕手の松川虎生が構えたミットとは逆の内角へ甘く入ってきたカーブを強振した。
 佐々木の被本塁打は今シーズン3本目で、パ・リーグの打者に打たれたのは初めてだった。同じく報道によれば、今シーズンの対戦成績で6打数ノーヒット、4三振を喫していた佐々木へ見舞った先制アーチを、柳田はこう振り返っている。
「とにかく当てることだけを考えていた。当たった結果がホームランになった」 直後から佐々木のピッチングが単調になった。
 中村に初球をレフト前へ落とされ、柳町には2-0から3球目を中越二塁打された。打たれたのはともにストレート。追い込まれる前に、少しでも甘く入ってくるストレートに的を絞る。各チームに浸透しつつある佐々木対策にはまってしまい、異例の連続スクイズの舞台設定を作られたしまったのである。
 ただ、心が折れそうな展開で佐々木は3回以降に立ち直った。
 3回以降の4イニングで被安打わずか1本に封じ、スコアボードに「0」を並べさせた。初回からコントロールが定まらなかったスライダー、柳田に痛打されたカーブを封印。最速160kmのストレートと140km台中盤のフォークという配球に変えた。
 4回二死一塁の場面で甲斐を4球連続のストレートで追い込み、143kmのフォークで見逃がし三振に斬ってからはエンジンがさらに全開になる。1番・周東佑京から始まる5回、そして6回の先頭・柳田と圧巻の5者連続三振を奪ってみせた。
 柳田への痛快なリベンジとなった空振り三振は、フォークの連投で瞬く間に0-2と追い込み、内角にわずかに外れた3球目、160kmのストレートで腰を引かせた。内角低目のフォークをかろうじてファウルにした柳田は5球目、外角へズバリと決まった158kmのストレートにまともなスイングができなかった。
 二死後に中村からもこの試合で10個目となる三振を奪い、今シーズン7度目の2桁奪三振に到達させた佐々木を、池田氏も「見事に立ち直った」と高く評価した。
「2回は体が動いていなかったが、自分で意識したのか体が動き始めた。経験を重ねて調整力というものを身に付けつつあるのだろう。悪いときにどう立て直すか、を実行できた点は評価していい。元々コントロールに苦しむタイプではないが、ストレートも変化球のキレも手も足も出ないというレベルのものだった。ソフトバンク打線は、早いカウントから浮いたボール、打てるボールを仕留めたかったのだろうが、それを許さなかった。体もできてきて、リリースの位置もフォームも安定感が増しているように思える」

 佐々木は球数が91に達した6回限りで、完全試合ノーヒットノーランの対決として注目された、ソフトバンク東浜巨より先に降板。ベンチの最前列で応援に徹したが、味方打線は2回の3失点を追いつけないまま最終的に3-4で敗れた。
 6回途中で5失点KOされた3日の楽天戦に続く今シーズン初の連敗を、佐々木も課題と収穫の両面で受け止めた。報道は佐々木のこんな言葉を伝えている。
「失点した2回だけ単調なフォーム、単調なボールになりました。それが打たれた原因だと思います。ただ、その後はしっかり修正することができました」
 3点目を失った後も二死二、三塁のピンチが続いた2回は、最終的に8人の打者と対峙した。しかし、要した球数は19と決して多くなく、松川だけでなく木村龍治投手コーチもマウンドへ向かいながらも要したした時間も12分あまりだった。
 これが何を意味するのか。打者1人に投じたのは最大で3球。許した4安打のうち、柳田以外にはストレートを痛打されている。佐々木自身も言及したように配球やコースが単調になり、ストレートに狙いを定められる展開を自ら招いてしまった。
 結果として6月22日の西武戦を最後に、3試合連続で白星から遠ざかっている。その間には右手中指のマメを潰し、公式戦登板において1か月あまりのブランクも余儀なくされているが、池田氏は佐々木の現状をポジティブにとらえている。
「1か月半、勝ち星から遠ざかっているが、マメを潰した問題で前回の楽天戦は登板間隔が空き過ぎたことも影響していると思う。決して状態は悪くない。7勝目は時間の問題。ロッテとしても佐々木の勝ちを計算しているのだろう。故障を防止するために大事に使いたいのだろうが、決まった調整日程を作ることも必要だと思う」
 オールスター戦明けの後半戦だけで3度目の3連敗を喫し、借金が5に膨らんだロッテは、102試合目にして自力でのリーグ戦優勝の可能性が消滅した。クライマックスシリーズへの出場権を手にする、3位の楽天とのゲーム差も4に広がった。再浮上への起爆剤となる勝利を託した佐々木も沈んだいま、ペナントレースの正念場を迎えている。

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