スーパーセブンとはいえ、仕様はちょっと・・・。

ロータススーパーセブンを、コケないオートバイ的な意味合いで買ったのだろうか?今のクルマの写真で、フロントウインドウは殆どない。事故したクルマもフロントウインドウはなかったのか?ロールケージはあるようだが、雨用の幌も着けられない仕様に見えた。雨を凌げない仕様って、天候の変動しやすい山を走るのに、どうなの?通常、ヘルメット被って運転するワケじゃないよネ?こんなに風を受ける仕様で走って、裸眼でもメガネやコンタクトしててもツラいハズじゃない?

ワタシ個人も、今まで家族配慮で4ドアセダンと自分の趣味&非常対応の2+2クーペの2台持ちから、4ドアセダンを2座オープンに買い替える。ソレでも、幌は開閉で着いているし、トランクもある。実用性はソコソコある認識だ。

 

 

 

 

 

**********************************

がん闘病中に事故で重傷 大破した愛車ロータス・スーパー7の再購入を決めた「娘の言葉」
8/15(月) 18:10 Yahoo!ニュース
  4

ステージ4の胃がん闘病中に抗がん剤の副作用で…
 
同じ車を2台乗り継いだ齋藤一夫さん【写真:ENCOUNT編集部】
 愛車が事故で大破し、救急搬送の大けが……。「もう車は乗れないかな」と諦めかけたが、再び同じ車を買って乗り続けるドライバーがいる。奇跡の復活の裏にある、物語とは? 名車ロータス・スーパーセブンに乗る群馬県の齋藤一夫さんに聞いた。(取材・文=水沼一夫)

【写真】名車ロータス・スーパーセブンの美しい車体…事故の悪夢も吹き飛ばした、実際の写真

 齋藤さんのスーパーセブンは1997年式。7年前に360万円で購入したものだ。

 実は2台目で、1台目は20年前に購入していた。買い替えのきっかけは、思わぬ理由だった。

「事故で自爆しちゃったんです。7年前に、自分は胃がんになったんですよ。ステージ4って言われたんですけど、ステージ4というのはもう一番最後なんですよね。助かったんですけど、その抗がん剤の治療をしているときに、貧血になるんですよね。それを知らなくて、調子が良かったのでセブンでツーリングに行こうとしたら、運転中に気を失っちゃったんですね。それでそのまま自爆してしまって……」

 医師から運転を止められていたわけではない。大病と格闘しながら、運転が大好きだった齋藤さんに起こったまさかのアクシデントだった。

「山道の遊歩道のコンクリートにぶつかったんですよ。正面衝突みたいな感じで。ノーブレーキでした。低血圧になって風に当たるでしょう。セブンは風の感じ方が普通の車と違うんですよ。もろに来る。それでふわーっていっちゃったみたいね、気持ち良くなって」

 車は大破。気を失ったため、事故の記憶はない。一緒に走っていた友達からは「自分で車を降りてきたよ。降りてきて、車の横でヘタってなったんだよ」と言われたが、覚えていない。気がついたときは救急車の中だった。左足を複数か所骨折の重傷で、1か月強の入院となった。

 まだ60歳を過ぎたばかり。治癒すれば運転操作に問題もない。免許返納には早いが、「大きい事故を起こしたのでもう車は乗れないかなって自分は諦めかけて、奥さんにも『もうよしなよ、お父さん。命があっても危ないからね』と言われました」と妻にもたしなめられた。

 だが、ここで意外な声が上がった。

群馬の峠を疾走 「風は感じて乗る楽しさ」が魅力
 
オープンカーのだいご味を味わえる愛車だ【写真:ENCOUNT編集部】
「そしたら娘がね、応援してくれた。『お母さん、お父さんからこの車を取ったらね、生きてても死んでるのと同じだよ』って言われて。味方ができたと思って、2台目の購入をしちゃいました。娘のおかげですね。それで現在に至ります」

 2台目は入院中に購入を検討した。

「仲間がお見舞いに来てくれて、齋藤さんこんなときに悪いんだけど、売りたい人がいるんだけどどうかねって話になった。『それはぜひ見させてください』と言って、入院が終わるのを待って、見に行って即決しました」

 再び同車種を運転するにあたり、事故の恐怖感が残っていないことも幸いだった。

「車にぶつかる恐怖感があったら二度と乗っていなかったかもしれない」。齋藤さんの左足には、今でも長いプレートが入っている。

 ステージ4の胃がんも快方に向かい、まさに奇跡のV字回復を遂げた。

 数ある車の中からスーパーセブンにたどり着いたのは、もともとバイク好きだったことに由来する。

「ちょっと腰を痛めて長距離のバイクが無理だったんですね。だけど、風は感じて乗りたかったんですよ。だから、オープンカーにはちょっとこだわっていたんですよね。で、このセブンに1回乗ったら、普通のオープンカーとは違うんですよね。極端な話、バイクよりも風を感じられるかもしれないっていうそんな感じの車だったので、引かれましたね。ゆっくり走っても、ちょっとアクセルを開けてもどっちも楽しい車っていうのはあるんだなと思って」

 地元は桐生。「群馬はもう名山がありますから。赤城、日光も近いし、榛名も近い。草木ダムでダムサンデーっていう毎月車好きが集まるイベントがあるんですよ。そういうところに走りにいったりしますね。とにかくワインディングロードという峠が楽しい。飛ばしても飛ばさなくても楽しいところだから。群馬は山に囲まれているから走るには気持ちのいいところがいっぱいありますね」と、愛車ライフを満喫している。
水沼一夫

**********************************