単なるテクニックなら、風吹裕矢だが、実績は・・・

池沢さとしサーキットの狼」の主人公風吹裕矢、六田登「F」の主人公赤木軍馬、村上もとか赤いペガサス」の主人公赤馬研のそれぞれを比較している。ルパン三世はさすがに除外する。全く連続するストーリーではないから。

単に、ドライビングテクニックだけなら、とんでもない幻の秘技を使いまくる風吹裕矢だと思う。筑波サーキットでは慣性ドリフト、流石島レースや日光街道レースでは幻の多角形コーナーリング、そして、モナコF3ではジャンピングターンフラッシュを使いまくった。それは始終牙を出しっ放しと一緒で、プロレーサーと言うよりアマチュアっぽい。赤木軍馬は気合一発みたいなのが多かった気がするし、赤馬研は正真正銘のプロらしく勝負処でしか必殺のテクニックは出さなかったハズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【レース漫画】超絶ドライビングテクニックをもつレーサーは誰? 佐藤琢磨が愛読する作品も登場
8/18(木) 12:08 Yahoo!ニュース
 
超絶ドライビングテクニックに魅了される漫画
 アイルトン・セナミハエル・シューマッハ中嶋悟鈴木亜久里鈴鹿サーキットでのデッドヒートなどなど、地上波放送もあり日本人に最も馴染みの深いF1。2020年に佐藤琢磨が日本人として初めて優勝を飾ったことも記憶に新しいインディカー・シリーズ。オートバイロードレースの世界選手権シリーズであるMotoGPなど、数多くの大会があるモータースポーツ

【写真】思わず欲しくなるロータスヨーロッパの魅力がいっぱい

 日本では特に人気の高いF1は、今後ポルシェ、アウディの参戦が噂されており、さらなる人気へと拍車がかかりそうだ。F1の日本人レーサーといえば、アルファタウリの角田裕毅。現在前半の13戦を終えたところで入賞3回という成績を残しており、8月26日から始まるベルギーGPでの角田の活躍にも期待したいところ。

 そんなモータースポーツの主役といえば、やはりレーサーである。華麗なドライビングテクニックでファンを楽しませ、感動させてきたように、漫画の世界でも、本物のレーサーが憧れを抱くような人物たちが登場した。

■風吹裕矢 『サーキットの狼

 自動車漫画の草分け的存在といわれる『サーキットの狼』。その主人公でプロレーサーとして実績を残したのが、風吹裕矢である。

 ロータス・ヨーロッパに乗り公道でレースをしていた風吹は、実業家・谷田部行雄のサポートを受けプロに転向。F3などで優勝を重ね、谷田部が立ち上げたF1チーム「チーム神風」に所属し、最高峰の舞台で優勝した。

 暴走族からプロレーサーに駆け上がり、F1で優勝する。そのサクセスストーリーは、読者に大きな夢を与えたといわれる。

 YouTubeの「funny com」チャンネルでは、サーキットの狼に登場した名車15選を解説しており、ロータス・ヨーロッパも紹介されている。

■赤木軍馬 『F』

  F1とインディカーの両方の表彰台に立った唯一の日本人レーサーである佐藤琢磨が、愛読書の一つとしてあげているのが六田登原作のレーシング漫画、『F』。1986年から1992年まで『ビッグコミックスピリッツ』に連載され、TVアニメでも放送された。

 その主人公が、F1レーサーを目指す赤木軍馬。非常に気が荒く、女好きという性格で、友人が少ないという欠点を持っていたが、ドライビングテクニックは超一流。「何人たりともオラの前を走らせねえ」という台詞が口癖となっていた。

 荒くれ者だった軍馬はモータースポーツ界で研鑽を積み、F1レーサーにまで上り詰めた。負けん気の強い走りと、彼が辿った運命は、強いインパクトがあった。

 まるで、ロン・ハワード監督が、1976年のF1世界選手権にスポットを当てた「ラッシュ」にも登場したジェームズ・ハントのような存在とも言えるが、トップに立っても手を緩めることなくどんどんと差をつけていく赤木のドライビングテクニックはまさに負けん気の強い赤木ならではであった。

■ケン・アカバ 『赤いペガサス

 1977年から79年に『週刊少年サンデー』で連載された『赤いペガサス』。日本ではまだマイナーだったF1の世界を描いたもので、ニキ・ラウダマリオ・アンドレッティら当時のF1ドライバーが実名で登場したことでも知られる。

 その主人公として登場したのが、日系英国人のケン・アカバ。天才的なドライビングテクニックを持ち、わずかデビュー1年でF5000王者になるなどしたが、大事故を起こしたことでF1チームのメカニックに転向する。

 しかしレーサーとしての血が抑えきれなくなり、現役復帰。F1の舞台で、再び活動することになった。

 日本で始めてF1というジャンルに注目した媒体と言っても過言ではない『赤いペガサス』。ケン・アカバの功績も大きなものがあると言えそうだ。

■ルパン 『ルパン三世

 言わずとしれた名作『ルパン三世』。アニメ版の第1作第1話「ルパンは燃えているか」で、ルパンが「飛騨スピードウェイ」で行われたF1のレースにドライバーとして参加している。

 この回ではルパンがF1マシンを操りながら、事故に見せかけて殺そうとする犯罪シンジケート・スコーピオンが仕掛けた罠をかわしていく。ちなみに銭形警部もF1マシンに乗り、同じレースに参加し逮捕の機会をうかがっていた。2人のドライビングテクニックはプロレベルといえそうだ。

 本物のモータースポーツ観戦も魅力的だが、レーシング漫画も手に汗握るシーンが多数ある。ぜひ漫画の中のレーサーたちのドライピングテクニックに注目してみよう。
文=佐藤俊治

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