甲子園優勝投手、大成しない×⇒◯大成させない!

今のNPB、高校時代甲子園経験なかった指導者達を中心に、甲子園活躍や勝ち抜いた選手達を貶めたり、その選手の状況に合わないフツ~な指導をしたりして、貴重な時間を浪費させたり、故障負傷の素を作ったりしている。いや、マスコミもそうした選手達への攻撃で溜飲を下げていたりする。単に、甲子園有無だけではない。出身校などでの好き嫌いや、スター選手や大卒や社会人への僻みもある。

高校野球は特別なのだ。負けたら終わり。夏は県予選を勝ち抜き、春は県予選以外に地方大会で上位にいなくてはならない。投手も野手も捕手も、勝ち抜くコトで身に付くスキルは計り知れない。また、勝ち抜くために積み上げるコトが見付かるのだ。

プロ野球には、甲子園はマストではない。しかし、大学選手権や都市対抗でもシビアさは甲子園の比ではない。3割4割負けてもいい、プロの練習は言う程シビアでも優れてもいない。負けたら終わりの、甲子園を勝ち抜く高校の方が、効率的かつ厳しかったりする。

例えば、日ハムハンカチ王子への指導や報道。175センチあるかないかの投手に190センチ近いコーチが、球速アップ目指して自然なカラダの使い方やフツ~の投げ方を強制してどうなると思う?ハナっから、球速球威をドコまで目指せるか、コントロールや変化球や緩急への方向性を指導するヒトがいたら、斎藤佑樹の人生も変わっていたろう。また、マスコミもカレを陥れる報道を繰り返した。早大繋がりで、週刊ベースボール編集長からポルシェマカン貸与受けたコトまで報じて攻撃していた。

他にも、考えたらわかる例はあるのではないの?中日根尾についても、中日立浪監督やコーチ陣がドコまで把握し考えていたのか?高校時代、根尾は甲子園3回優勝の投手兼任遊撃手、立浪は春夏連覇の遊撃手。根尾は大阪桐蔭、立浪はPL。チーム勝敗意外にどんな感情や意図で起用する可能性あるか、考えたらいい。

 

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「甲子園優勝投手は大成しない」は本当か 過去の優勝投手・約200人を分析〈dot.〉
8/24(水) 11:30 Yahoo!ニュース
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阪神藤浪晋太郎
 8月13日、藤浪晋太郎大阪桐蔭阪神)と小笠原慎之介東海大相模→中日)の甲子園優勝投手同士が投げ合った。そこで感じたのが「甲子園優勝投手は大成しない」というジンクスだ。過去に甲子園で優勝した投手のプロ入り後の成績を追ってみた。

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 藤浪と小笠原の対決は、甲子園優勝投手の意地をかけた投手戦だった。藤浪が最速160キロのストレートとスプリットを武器に、7回10奪三振。小笠原は最速150キロのストレートとチェンジアップを駆使して7回11奪三振。試合はスクイズの援護で小笠原に軍配が上がった。

 藤浪は入団以来3年連続の2ケタ勝利をあげたが、以降は制球難に苦しみ、今年も開幕投手を任せられながら、ようやく8月20日に初勝利を挙げたところである。プロ10年目で通算55勝は、活躍していると判断できるかどうか微妙なところだ。一方の小笠原は、昨年初めて規定投球回に達して8勝をあげた。プロ7年目の今年は6勝と活躍している。

(以下の記録は昨年終了時点)

 甲子園優勝投手は200人近く存在する。ドラフト制以前では、春の優勝投手・王貞治早稲田実→巨人)や夏春連覇の優勝投手・柴田勲法政二→巨人)は打撃を生かして野手に転向した。ドラフト制以降でも春夏連覇の投手・加藤英夫(中京商=現・中京大中京)、石井毅(箕島)、島袋洋奨(興南)らはプロで大成しなかった。江川卓作新学院)を破った佃正樹広島商)はプロ入りさえしていない。

 ドラフト制後の甲子園優勝投手のプロ最多勝は、201勝の平松政次岡山東商→大洋)。100勝以上の選手は、日米181勝の田中将大駒大苫小牧楽天ほか)、173勝の桑田真澄PL学園→巨人)、日米170勝の松坂大輔(横浜→西武ほか)、101勝の野村弘樹PL学園→横浜)のわずか5人しかいない(記録は2021年まで)。ドラフト以前では、237勝の野口二郎(中京商→阪急ほか)、178勝の真田重蔵(海草中→松竹<=現・DeNA>ほか)、107勝の尾崎行雄(浪商→東映=現・日本ハム)、103勝の池永正明下関商西鉄=現・西武)のわずか4人だ。

「プロ通算100勝を大成」と定義した場合、甲子園優勝投手が約100年間で200人近くいて、計9人では、まさに「10年にひとり」「20人にひとり」となる。やはり「大成しない」ジンクスは生きているのだろう。

 現プロ野球界で、甲子園優勝投手は18人存在する。32勝の福井優也済美早大→広島→楽天)、東浜巨沖縄尚学→亜大→ソフトバンク)、小島和哉(浦和学院早大→ロッテ)、村上頌樹(智弁学園東洋大阪神)、徳山壮磨(大阪桐蔭早大DeNA)らは大学に進んだ。大阪桐蔭の出身選手は、ほかに藤浪、根尾昂(大阪桐蔭→中日)、柿木蓮大阪桐蔭日本ハム)らがいる。野手転向組は堂林翔太中京大中京→広島)、平沼翔太(敦賀気比日本ハム→西武)、石川昂弥(東邦→中日)。高校野球では、身体能力がチームで傑出している「エースで強打者」の選手が多いのも特徴だ。先述した王貞治柴田勲がその代表格である。ただ正直、堂林も平沼も期待通りの活躍とは言い難い。勝ち星をみれば、181勝の田中は別格で、それに続くのが54勝の藤浪、53勝の東浜、43勝の高橋光成前橋育英→西武)、32勝の福井、24勝の小笠原、23勝の今井達也(作新学院→西武)だ。東浜は2017年に最多勝のタイトルを獲得、今季はノーヒットノーランを達成した。

 まだこれからの投手が多いとはいえ、「大成した」と判断できる選手は少ない印象だ。やはり「大成は難しい」と言わざるを得ないのが実情である。

 野手専念から投手に転向した根尾、そして22年春の優勝投手である川原嗣貴(大阪桐蔭)がプロ入りしたら、ジンクスを破ってもらいたいものだ。(新條雅紀)

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