ホントに村上のインサイド、攻めてないか?

ヤクルト村上への攻めがヌルいと言う球界OBとは、権藤サンのコトか?村上のホームランへ至る対戦投手や配球、ちゃんと見てモノを言ってるか?胸元もヒザ元も攻めている。単に、"神がかった"村上がソコに何球攻められても、内外高低緩急で来たタマを1球だけ自分のスイングで捉えて90度の範囲でオーバーフェンスの飛距離を出している。まして、巨人岡本和真と違って、三冠王の可能性を持つくらい、打撃が偏っていない。

一概に、セ・リーグの攻めがヌルいと思うか?王貞治の次は、野村克也門田博光じゃない?戦後初の三冠王野村克也だったし、王貞治やバースの後は、ブーマーや落合博満、落合に至っては3度も獲った。

権藤サンは、落合やゴジラへのインサイド攻めを挙げているが、アレは危険球以前の話だ。しかも、巨人西本や横浜盛田や阪神遠山みたいに、シュートボールをハッキリ武器にしていた。盛田は、脳腫瘍と危険球退場嵩んで、トレードされたんじゃなかった?

そんなコト言うなら、王貞治の時の王シフトと、ミエミエインサイド配球の時に何故、何も言わなかった?セ・リーグでは、王や長嶋が三冠王獲りそうな時だけ、阪神バッキーがブツけていただけだ。王の時に、左対左でブツけていた大洋間柴や阪神山本和らのワンポイントは、今、村上が打ってる中日小笠原や横浜エスコバーみたいな体格も角度も球威もなかった。

権藤サンが、王や野村やバースやブーマーや落合らと対戦して来た投手達と、松中や村上らと対戦して来た投手達と比較して、攻め方がヌルいと思っているなら、手前ミソではない?実際、この四半世紀近くでは、松中しか三冠王はいないのではない?

ワタシ個人は、パ・リーグ南海野村克也を抜かせるために、セ・リーグでワザと巨人王貞治王シフトインサイドミエミエ配球で868本や三冠王に仕立てたと思っている。

昔の方が、作為的なくらいにヌルかったと思う。

 

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「なぜセの投手は村上の胸元やヒザ元を攻めない?」球界OBが熱望する〝内角スレスレ〟の攻防
9/2(金) 5:15 Yahoo!ニュース
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令和初の3冠王へばく進中のヤクルト・村上宗隆(東スポWeb)
【赤坂英一 赤ペン!!特別編】「なぜセの投手は村上の胸元やヒザ元をもっとガンガン攻めないんだよ」

【写真】村上宗隆が「カウント間違え打法」で史上最年少150号達成

 最近、平成時代の球界OBがこんな苦言を呈している。本塁打と打点で独走し、打率でもトップに立って、令和初の3冠王へばく進中のヤクルト・村上宗隆。「昔はこういう選手の内角を突いて抑えようとしたもんだが」と、OBたちはこぼすのだ。

 村上を攻めきれない最たるチームがDeNAで、8月26~28日の3連戦では、村上に4本塁打を含む9安打9打点。敬遠1個を含む5四球を与えた上、14打席連続出塁も許していた。

 ちなみに、村上のDeNAとの対戦成績は、8本塁打、22打点の打率3割9分1厘。DeNAの本拠地・横浜では打率5割に達している。

 そのベイスターズも、昔はこうではなかった。前回優勝した平成時代には、強打者に内角攻めを繰り返していたのだ。

 特に大魔神佐々木主浩の前に投げていたセットアッパーの盛田幸妃は、内角を鋭くえぐるシュートが勝負球。巨人戦では落合博満大久保博元がのけぞらされ、捕手の谷繁元信に文句を言っていた。最近、よく村上と比較されるゴジラ松井秀喜も、胸元への真っすぐを避けた拍子に仰向けに倒されている。

 おかげでよく乱闘や小競り合いが起こったが、谷繁も盛田も「内角へ投げないで打たれて負けたら意味がない」と一向にひるまない。1998年に優勝と日本一を達成した権藤監督は、大差をつけられた負け試合でも最後まで内角を突けと指示していた。

「負けてもインコースを攻め続ければ、相手の記憶に残像が残る。嫌なイメージを植えつけておくと、次の対戦で優位に立てるんだから」

 というのが権藤監督の考え。当時、斎藤隆(現DeNAチーフ投手コーチ)の真っすぐがすっぽ抜け、巨人・村田真一(元巨人ヘッドコーチ)の顔を直撃して骨折。逆に、谷繁がヘルメットが破壊されるほどの死球を頭部に受け、流血して昏倒したこともあった。

 横浜だけではない。あのころは星野監督率いる中日をはじめ、広島、阪神、ヤクルトも「打たれてたまるか」とばかりに、打者の身体スレスレに投げ込んでいたのだ。

「ああいう戦いはやってる僕らも面白かったし、見ていたファンにもすごい迫力が感じられたと思う。今の投手にも村上とそういう勝負をやってほしいですね」

 とは、平成時代の球界OBの希望。なお、死球を奨励しているわけではない。念のため。

☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。日本文藝家協会会員。最近、Yahoo!ニュース公式コメンテーターに就任。「最後のクジラ 大洋ホエールズ田代富雄の野球人生」「プロ野球二軍監督」(講談社)など著作が電子書籍で発売中。「失われた甲子園」(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に「すごい!広島カープ」「2番打者論」(PHP研究所)など。
東京スポーツ

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