実践を裏付ける理論欠如!鈴木啓示、残念な指導者だった。

投手は、足で投げる。金田正一鈴木啓示始め、全く間違っていない。しかし、後進に正しく伝わらなかった。金田正一村田兆治らを据えて日本一になったが、以後は全く。鈴木啓示のナニワブシ調は、中高生時代に鍛練のなかった阿波野や野茂らに伝わるワケがなかった。

毎日、試合で100~200球投げても、試合で凌げる球威やキレやコントロールやコンビネーションを磨くために強靭な足腰が必要だと。それも、MLB投手のように上半身任せで全力投球するスタイルではなく、下半身リードでレベルの高いクルージングがあるべきピッチングスタイルだと理論付けて指導するコトを、日本の指導者達は誰一人としてデキていない。

そのため、今の日本野球界は、確固たる日本のスタイルを築くコトなく、全く正しい立証のないアメリカ式をアマチュアにまで導入され、トミー・ジョン手術の低年齢化が始まっている。

ヒトのカラダの基礎を作るべき中高生時代、キチンと持久力系の長距離ランニングやクルージングで高低内外緩急のコントロールを磨くべきなのだ。ホントの意味での全力投球など、勝負処だけで良いのだ。

今の中高生指導者、バカなアメリカ式を導入し、それなりの体格のエースを安直に瞬発力強化し、150キロ出たと悦に入っている。花巻東佐々木監督みたいに、自分で考え学び、大谷とコミュニケーションしながらメニュー作成した指導者は、他に数える程もいるかな?ナチュラルに下地強化している意味では、大阪桐蔭西谷監督や横浜渡辺監督辺りだろうか。

横浜渡辺監督は、松坂大輔に"アタマでの理解"をさせてなかったから、西武入団以降のユルいプロの練習で鍛練財産を磨り減らし、第2回WBC以降のMLB生活で終わった。

PL中村監督も、桑田真澄にそうした理解をさせていたろうか?桑田真澄がタマ数制限派になっているコトも、持久力鍛練を妨げているように思う。

確固たる日本スタイルを築く上で、中高生鍛練という観念のないアメリカ式を導入する愚をやめなくてはいけない。

正当な立証者たるカレらが、ホントの理論確定し発表する機会なく世を去ったのが、残念でならない。

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山本昌の“自身が確信に変わった”300勝投手の言葉「左投手でも大切なのは…」
9/2(金) 11:30 Yahoo!ニュース
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ミスターバファローズと称された300勝投手の鈴木啓示山本昌にとって与えた影響は大きかったという
 スポーツナビの公式YouTubeで配信されている『袴田彩会の野球を語らナイト』(毎週月曜19時~)に、8月29日の配信では中日OBの山本昌氏がゲストで登場した。自身が飛躍のきっかけとなった出来事を振り返った。

山本昌が選ぶ!最強左腕ランキング、1位に選ばれたのは…?

山本「僕は若い頃に鈴木啓示さんの言葉を聞いて、1個自信を深めたことがあるんです。何故かというと、僕ももっとインコースにしっかり投げろと言われていたんです。よくコーチとかに。僕もまだ若造だったんでね。鈴木啓示さんが何かで『いやいや左ピッチャーとはいえ、一番大事なのはアウトコースの低めやで』と。『そこにコントロール良く投げるのか勝つ秘訣やで』と。それを何かで読んだか聞いたりしたんです。その時も僕もそう思っていたんです。ただ、コーチがインコースにもっと投げなきゃと言われて、エーって思ったんですけど、それを聞いて自信を深めて自分のスタイルを貫けた」

袴田「自分の思いが確信に変わったというか」

山本「300勝投手がそういうんだから間違いないんだろうと。こんなことを言わなかったけど、ピッチングコーチのあんたよりも勝っているよとかね。鈴木啓示さんのほうが勝っているよと。こんなことは言いませんけど」

袴田「心の中ではちょっと思っちゃうと」

山本「鈴木啓示さんのほうが実績あるし、同じ左ピッチャーが言うんだからそっちだろうと。インコースに投げろというけど、300勝投手が言うだからそっちだろうと。それで自信を付けてね」

袴田「本当に素晴らしい記録で通算被本塁打というのも記録で持っているんですけど、通算無四死球日本記録を持っています」

山本「本当に素晴らしいです」

袴田「ミスターバファローズといわれていました」

 この他に、落合博満氏が山本昌の個人タイトルを後押ししたエピソードや、岩瀬仁紀の引退秘話など、見どころ満載のトークを繰り広げた2人。動画全編は、スポーツナビの公式YouTube野球チャンネルで視聴可能となっている。

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