節穴日本野球マスコミ、投手故障を投げ過ぎと断定!

日本野球マスコミ、こういう記事を読めば読むほど、節穴ぶりがわかる。

ちょっと考えてもわかるんじゃないの?

マチュア時代のトレーニングが、昔は少数エースに対し、持久力にウエイト置いてあまり瞬発力はソコまでやってなかった。ピッチング的にクルージングだった。ピークスピードは出なくても、連戦を投げ抜くコトに主眼があった。

今は、アマチュア監督コーチ選手まで、アメリカ式鵜呑み運痴学者達の影響を受け、持久力トレーニングをあまりやらずに瞬発力系ばかりをやっている。割と簡単に球速が出るから、チーム内競争にも勝て、マスコミやスカウトの眼にも留まりやすい。連投は利かないし、球威が持続しないし、ノースロー調整も必要になる。日本国内でも、トミー・ジョン手術が低年齢化している。

昔は、大魔神松坂大輔ら、アマチュアから鍛えたエースが、粗悪メジャー球でフォークを多投するコトでヒジを故障し、トミー・ジョン手術を受けていた。

今は、大勢や才木ら、アマチュア時代の瞬発力偏重トレーニングで筋持久力が低く、プロのトレーニング過程でトミー・ジョン手術を受ける破目になっている。山本由もこのタイプに近い。

マチュア監督コーチ選手、基本みんなスポーツバカばかりで、日本国内運痴学者達同様、トミー・ジョン手術の国アメリカの運動生理学他を疑いもなく鵜呑みにして、持久力系と瞬発力系のウエイトを著しく変えたコトに依る。

中高生時代、勉強同様、スポーツなど体力面でもトレーニングは大事だし、持久系と瞬発系のバランスは大事なのだ。

ソレがわかってないと、こんな記事ばかりが蔓延る。

***********************************

山本由伸の故障は投球過多の代償か 「年間180イニング超」で故障者続出のデータも
10/28(金) 19:15 Yahoo!ニュース
  90
昨年193回、今年193.2回を投げたうえ、CS、日本シリーズでも投げ続けた山本由伸(写真:JMPA/藤岡雅樹)
 オリックス・山本由伸の故障は2年連続で200イニング近くを投げた代償なのか──。昨年に続いて沢村賞を受賞した山本が日本シリーズ第1戦で左脇腹を痛め、4回途中で降板した。その後の経過も思わしくなく、今シリーズの登板は絶望的と見られている。

【写真】日本シリーズ第1戦で無念の表情でマウンドを降りた山本由伸

中嶋聡監督は『行くかもしれへんで?』と登板の可能性を匂わせていますが、あくまでカモフラージュでしょう。もし本当に投げさせたら、故障が悪化し、選手生命に関わってくるかもしれない。無理はさせないと思います」(プロ野球担当記者。以下同)

 山本は昨年193回、今年193.2回を投げており、クライマックスシリーズ日本シリーズにも登板した。疲労は確実に蓄積していたと思われる。過去10年、パ・リーグで投球回数180以上を記録したのはオリックスの金子千尋楽天田中将大楽天則本昂大、ロッテの涌井秀章ソフトバンク武田翔太、西武の菊池雄星ソフトバンクの千賀滉大、オリックスの山本由伸と8人いる(球団は当時)。実は、彼らの多くが2年以内にケガをしているのだ。

「投手に故障は付きものですが、データとして突きつけられると考えさせられます。2016年に183回投げた武田は翌年に右肩の違和感を訴えた。3月のWBCに選ばれ、急な調整をしなければならない影響もあったでしょう。この年以降、2桁勝利から遠ざかっています。

 2017年に187.2回投げた菊池雄星は2018年に左肩の張りを訴えている。それでも14勝して翌年にメジャーに行きましたが、期待されたほどの成績は残せていない。千賀は180.1回を投げた2019年オフに右肩、翌年1月に右ふくらはぎに違和感を覚えています。金子は2013年に223.1回、翌年に191回とフル回転しましたが、オフに右ヒジの骨棘の除去手術をしてメジャー行きを断念しています。その後は以前のような投球ができなくなりました。

 2013年に212回を投げて24勝0敗1セーブで楽天を日本一に導き、ヤンキース入りした田中も翌年7月に右ヒジの違和感を訴えています。則本は2014年の202回から始まって、5年連続180回以上放っており、現代では驚異的なスタミナを誇っていました。しかし、2019年の春に右ヒジ関節鏡視下のクリーニング手術を行い、その年から2年連続5勝に終わっています。涌井は2年連続188.2回を投げた翌年の7月に右太もも裏を吊ったような状態になって途中降板しましたが、その後もローテーションを守り続けた。ただ、その年は5勝11敗と奮いませんでした。則本や涌井のタフネスぶりはあくまで例外の範疇です」

「140キロで速球」昭和のプロ野球との違い
 昭和の頃は数年連続で200イニング以上放る投手も珍しくなかった。なぜ、現代の投手は故障に見舞われてしまうのか。

「当時は140キロを投げれば速球と言われた。今は150キロを超えるピッチャーがたくさんいる。その分、体に負担が掛かっているという見方はできるでしょう。160キロを投げる佐々木朗希が過剰に思われるほど球数制限をしながら登板しているのも、それが理由です。

 山本由伸も最速159キロのボールを放りますし、2年連続で優勝のかかった厳しい試合で投げた。それも相当な負荷があったでしょう。また、パ・リーグ指名打者制のため、気楽に投げられる回がほとんどなく、負担が大きい。セ・リーグの場合、打撃力の弱いキャッチャーとピッチャーが打席に入る回は力をセーブして投げられることもありますからね」

 セ・リーグでは最近4年間で180回以上放った投手はいない。阪神メッセンジャーが2012年から5年連続、巨人の菅野智之が2016年から3年連続で180回以上を投げていたが、いずれも故障で記録が止まっている。

「山本の場合、昨年は11月末に日本シリーズが終わり、オフの期間も短かった。それでも中嶋監督が細心の注意を払って管理して、山本は2年連続で『投手5冠王』に輝いた。立派な偉業を達成しましたが、遂に故障してしまった。この例を見ると、来年以降、球界全体の完投数はますます減るでしょう。今後は200近い投球回数を放るピッチャーは出てこなくなるかもしれません」

 球界のエースの故障は、野球界全体の投手起用にも影響を及ぼすかもしれない。

***********************************