CX500ターボ、残念なバイクだった!

ホンダCX500ターボ、高校時代に原付60キロ規制された頃、CB1100RやCB750FボルドールやCBX400FやヤマハRD250らと、プラモデルで作った。CX500ターボ、プラモデルでは割とコンパクトなイメージだったが、実車は意外にゴツかった。中古車でも値段高かったし。

当時は、まだホンダF1が勝ち始める前だったが、ルノーやポルシェの1.5リッターV6ターボが3.5リッターNAよりパワフルだった。何故、400cc未満或は250ccでやってくれなかったのか?

ホンダは、第2期F1とオートバイ世界GP/F1/F3という4輪と2輪頂点のレースに参加していたが、4サイクルターボと2サイクル/4サイクル750cc&400ccと違い、全くノウハウ共有もされていなかったのだろう。

今頃になって4輪と2輪統合したHRCをやっているが、35年くらい遅きに失した感がある。

4輪F1のターボエンジンノウハウを活かして2輪ターボを始めていたら、どんな優れた250cc/125ccターボができただろうか?今の、モトGPとは違う競技にデキたのではないかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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[’81-]ホンダ CX500ターボ:初の2輪ターボ車が見参!【青春名車オールスターズ】
11/1(火) 18:01 Yahoo!ニュース
[’81-]ホンダ CX500ターボ
今までに無い市販車ターボを強く印象付ける外観は、あまりにも印象的だったCX500ターボ。先行車のバックミラーに映り込むことを意識した逆文字のTURBOロゴやマフラーサイドTURBOロゴなど、ただ者ではないことを全身でアピールしていた。

[関連写真ギャラリー×7枚][’81-]ホンダ CX500ターボ:初の2輪ターボ車が見参!【青春名車オールスターズ】

2輪ターボ車第1号!【’81 ホンダ CX500ターボ】
本車が省エネ目的というお題目で当時の陸運局を陥落させ、日本にもターボの時代が訪れ、これを追うように各バイクメーカーも、ターボ車の開発へとまい進した時代だった。

真っ先にターボバイクを登場させたのはホンダ。’80年のドイツ ケルンショーでCX500ターボを発表し、翌’81年にホンダとしては2輪/4輪含めて初の市販ターボが市場に投入されることになる。

水冷OHV2気筒のエンジンはGL500ベースといわれているが、実際には高出力や高熱に耐えるため、ほぼ新設計といっていいほどの改良が施された。このエンジンにターボが装着され、498ccのエンジンから82psのパワーを引き出した。

目論みはミドルクラスの車体にビッグマシンのパワー。確かにパワーは達成できたものの、車重の重さやいわゆるターボラグなどでターボバイクというジャンルは終焉を迎えるのだが、その中にあって継続機種が作られたのは、唯一このCX500ターボのみだった。

〈ギャラリー写真1〉【’81 HONDA CX500 TURBO】■空冷4ストV型2気筒OHV4バルブ 496.9cc 82ps/8000rpm 8.1kg-m/4500-7500rpm ■239kg ■タイヤF=3.50-V18 R=120/90V17 ※輸出モデル

〈ギャラリー写真2〉【縦置きVに巧みにターボオン】ボア×ストロークは当時のホンダF1と同じ78×52.2mmを採用。タービンは現IHIが開発した当時としては量産用世界最小。ターボが効きはじめるポイントは、約4500回転から。それまでは低圧縮のためトルクがかなり細い。

〈ギャラリー写真3〉タービンはエキゾーストパイプの管長を短く取れるシリンダーVバンク前に配置されていた。

〈ギャラリー写真4〉速度、回転のアナログメーター以外は、現在の水準と比べても遜色のないデジタル表示。中央上部にはターボランプが配置されている。

ホンダ CX500ターボの系譜
〈ギャラリー写真5〉【’83 HONDA CX650 TURBO】’83年には排気量を拡大し、加給セッティングの変更により、乗りやすさを大幅に向上させたCX650ターボが登場。カウルもFRPから樹脂に変更するなどして,約9kgの計量かに成功している。

ホンダ CX500ターボ 兄弟モデル:同系エンジンを搭載
CX500ターボのエンジンレイアウト母体になったのは、OHVならではのコンパクトヘッドを、軽合金プッシュロッドなどの先進技術で高性能化したGL400/500。CX500ターボのデザインエッセンスやリヤプロリンクサスやフロントのTRACなど、足まわり技術をそのまま受け継いだのが、ツアースポーツのCXーEUROだ。

〈ギャラリー写真6〉【’82 HONDA WING GL400/500】主要諸元■水冷4ストV型2気筒OHV4バルブ 396cc 40ps/9500rpm 3.2kg-m/7500rpm ■218kg ■タイヤF=100/90-18 R=120/80-18 ●価格:49万8000円

〈ギャラリー写真7〉【’82 HONDA CX-EURO】主要諸元■水冷4ストV型2気筒OHV4バルブ 396cc 40ps/9500rpm 3.2kg-m/7500rpm ■209kg ■タイヤF=3.25S19-4PR R=3.75S18-4PR ●価格:43万8000円

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●文:ヤングマシン編集部
※ヤングマシン特別号『青春単車大図鑑』より転載。※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、著作上の権利および文責は提供元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
ヤングマシン編集部

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