エスコンの設計を何故アメリカ企業にやらせた?

日ハム新球場エスコンフィールド北海道について、公式野球規則では本塁からバックネットまで18m超必要になるところ、15mしかない。そもそも、デキ上がってこんな問題になるコト自体がチャンチャラおかしい。

この球場の設計がデキ上がった時点で、キチンと審査をしていないのか?そもそも、規格や寸法を守れない、バカの国アメリカ企業に何でこんな大事な仕事をやらせたの?日ハムが安さに釣られたのか?まあ、アメリカ企業が使っている距離測定器具がアバウトなのか?

権藤サンは、コミッショナーが"見逃せ"と言っているが、こんなバカなコトを許すべきではない。アメリカのメジャーのスタジアムは、左右非対称だったり、日本の球場より遥かにムチャクチャだ。元々、狭い日本、ルールを踏みツブして良いなら、極狭球場だってデキかねない。バンカーや池ポチャや落とし穴ある球場だって、デキるかも。

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日本ハム新球場の規定違反騒動への正直な感想「たった3メートル、ゴチャゴチャ言いなさんな」(権藤博
11/12(土) 9:06 Yahoo!ニュース
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問題になっている日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」/(C)共同通信社
権藤博の「奔放主義」】

 来年3月に開業する日本ハムの新本拠地球場、「エスコンフィールド北海道」に思わぬ問題が持ち上がった。本塁後方のファウルゾーンが、規定されたサイズに満たないことが、NPBと12球団による実行委員会で指摘されたのだ。

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 公認野球規則の「2.01」には、本塁から後方のフェンスまで「60フィート(18.288メートル)以上を必要とする」と明記されている。新球場のそれは15メートル。「3メートル以上も足りない」と、メディアでも大きく取り上げられているから、ご存じの読者も多いだろう。

 日本ハムの確認ミスを責める声もあるが、メジャー30球団の球場でこの要件を満たしている球場はわずかに2つ。

 メジャーの公式規則にも「60フィート以上」との規定があるものの、「必要とする」ではなく、「望ましい」「推奨される」との表現になっている。エスコンの設計を米国の会社が請け負ったことで、解釈の違いが生じたのが原因のようだ。

 いずれにしろ、新球場の工事は95%超が完了しており、杓子定規に今からバックネットを3メートル下げろと求めるのではなく、規約を緩和する方が現実的ではないか。

 たった3メートルである。ファウルフライになるはずの打球がただのファウルになったり、ワイルドピッチやパスボールによる進塁や本塁生還の妨げになったり、それなりの影響が出たとしても、野球が大きく変わるわけではない。日本ハムも対戦相手も条件は一緒だ。

 メジャーの球場をモデルにした新球場は、設計段階からこれまで以上の臨場感を特長としてうたっている。新たな楽しみをファンに提供できるメリットの方がはるかに大きい。ファンのことを考えれば、モメるような話ではない。繰り返すが、たった3メートルである。ゴチャゴチャ言いなさんな、というのが正直な感想だ。

■決断・判断がコミッショナーの仕事

 こういうときこそ、コミッショナーの出番だ。MLBの第5代コミッショナーを務めたボウイ・キューンを思い出す。1969年の就任から15年間の在任中、ア・リーグのDH制導入などさまざまな改革を行った。野球の国際化の必要性を訴え、五輪への野球参加の先鞭をつけたのも彼だった。今のFAにつながるリエントリードラフトを導入。これが1981年の北米プロスポーツ史上初のシーズン中のストライキに発展するなど功罪があったのは確かだ。

 キューンは退任の際、「私のミスはリエントリードラフトを認めたことだ」と語ったそうだが、それだけ難しい局面でさまざまな決断を下してきた証拠だ。

 決断・判断するのがコミッショナーの仕事である。日本のコミッショナーは「顔が見えない」という声をよく聞く。斉藤現コミッショナーが12月に退任し、12月5日付で元経団連会長の榊原新コミッショナーが就任する。

 新旧コミッショナーのどちらが判断するにしても、杓子定規の裁定は勘弁だ。騒動を逆手にとって、「それほど臨場感を感じられる素晴らしい球場ですよ」とアピールするくらいの度量を見せて欲しい。

権藤博/野球評論家)

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