歴史遺産車、スズキGSX-Sカタナだけじゃない!

歴史遺産車、きっと、ヒトそれぞれにあって良いと思う。

ワタシが思う歴史遺産車とは

スズキGSX-Sカタナ

ヤマハRZ250

'87ホンダNSR250R

ホンダVFR750R(RC30)

'89ホンダCBR250RR

'96スズキRGV-ΓSP70度Vツイン

辺りか。

ワタシ個人、メーカーらしさや時代を反映したモノだと思う。

 

 

 

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【バイクマニアも納得の功績】スズキ「KATANA」が“歴史遺産車”に選定!
11/23(水) 18:02 Yahoo!ニュース
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歴史に優れた足跡を残した絶版車!
 
初代「KATANA」
日本刀をイメージしてデザインされたバイクとして、世界に広く知れ渡ったスズキの「KATANA(カタナ)」。初代モデルは1981年から2000年まで製造されていた。あまりに有名なその大型バイクだが、バイク好きではない人でも一度は目にしたことがあるのではないだろうか。

【もっと写真を見る】スズキ「KATANA」をさらにチェック

絶版車となっている初代モデルを現在新車で手に入れることはできないゆえ、状態のいい中古車両はとても高額で取引されている。そんな初代「KATANA」1,100ccモデルの「GSX1100S KATANA」と750ccモデルの「GSX750S」が特定非営利活動法人日本自動車殿堂の「歴史遺産車」に選定された。

大人気マンガにも登場した「KATANA」
1981年に発売となった「KATANA」の初出は1980年に西ドイツで開催されたケルンショーだ。ドイツが西と東に分かれている時代なので、相当昔のことだと推察できるだろう。ショーモデルとして「GSX1100S KATANA」は出品されたのだが、翌年にはそのままのスタイルで輸出モデルとして販売開始。

日本国内においては、そのデザインを踏襲した「GSX750S」が1982年に発売。ときを同じくして、のちに大人気マンガとなる「バリバリ伝説」にも初期から登場。「GSX750S」を駆る準主人公の聖 秀吉(ひじり ひでよし)は主人公の巨摩 郡(こま ぐん)を喰うほどの人気を得るほど、その人物にもバイクにも注目が集まった。

時代が見えてくるGSX1100S KATANAとGSX750Sの違い
 
初代「KATANA」
西ドイツで開催されたケルンショー1980での「KATANA」デビューはセンセーショナルだった。今まで見たこともないようなデザインのバイクは未来を予想させた。そして1981年には市販車としての「GSX1100S KATANA」が登場。しかし販売されたのは海外だけ。当時の日本には二輪車排気量を750cc以下とする自主規制する見えないハードルがあり、1,100ccモデルの「GSX1100S KATANA」が国内販売されることはなかった。

そこで二輪車排気量上限の750ccモデルとしてスケールダウン。1982年に日本国内発売開始となるのだが、排気量が違うだけでなく、ルックスも大きく異なったのだ。日本刀をイメージしてデザインされた特徴的なカウルこそ同じだが、「GSX750S」にはウインドシールドが装着されていなかったのだ。

しかもセパハンと呼ばれたハンドルバーが左右で分断され、低い前傾姿勢をともなうスタイルも車両保安基準に抵触するため「GSX750S」には不採用。代わりに背筋が伸びた状態での走行姿勢を余儀なくされるアップハンドルが装着されたのだ。

幅広い展開を着せた「KATANA」シリーズ
アップハンドルを採用した「GSX750S」は、当時「耕耘機スタイル」と揶揄されたものだが、背筋が伸びたポジションは姿勢が明らかに楽であり、ツーリングの疲労度も違ってくる。ウインドシールドのないカウルは、より風を感じることができるとも表現できる。

1,100ccと750ccでは排気量が違うので性質はまったく異なってくるが、スタイル上のことは、言ってみれば好みの問題。日本刀をモチーフとした斬新な外装デザインは揺るぎない人気。

高出力・低燃費となる高性能なエンジンを搭載した「GSX750S」は、多くのファンを獲得。その後、94年には日本国内でもカウル、セパハンを装着した「GSX1100S KATANA」が発売開始。また「KATANA」シリーズは650cc、400cc、250ccと幅広く展開し、多くのユーザーから愛されるバイクとなった。

そんな背景から「GSX1100S KATANA」と「GSX750S」が日本自動車殿堂の「歴史遺産車」に選定。2008年の「スズライト」、2020年の初代「ジムニー」に続き、スズキから3種類目の「歴史遺産車」登録となる「KATANA」。前後輪ディスクブレーキ、減衰力アジャスタブル方式のリヤサスペンションなどを採用して本格的なロードスポーツモデルとしての道を切り拓いた事実は、日本自動車殿堂登録により永く伝承されることだろう。

「GSX1100S KATANA」スペック
GSX1100S KATANA(国内仕様モデル)
全長×全幅×全高 2,260×715×1,205mm
シート高 775mm
定員乗車 2人
乾燥重量 232kg
エンジン 空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量 1075cc
最高出力 95PS/8,500rpm
最大トルク 8.6kgf•m/4,0000rpm
1994年当時小売価格 ¥899,000

お問い合わせ先
スズキ お客様相談室
TEL 0120-402-253

文/坂東 漠 画像提供/バイク
MonoMax編集部

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