80年代後半以降、クルマ作りを勘違いした日本自動車メーカー!

80年代後半以降、シーマなど3ナンバー専用車両が売れ、スープラターボAやスカイラインGT-RやGTOらも人気を博した。その辺から、5ナンバーでなくても売れると日本の自動車メーカーが勘違いを始めた。

クルマは各国規格に合わせる商品なのだ。ザックリと、ヨーロッパには1.4リッター、日本には2リッター&車幅1.7mなどの境界があり、ソレを超すと無差別級の扱いだ。プロレスのジュニアヘビーとヘビーの違いくらいだ。

ホンダは、4代目プレリュード辺りから5ナンバーレベルの動力しかないのに、車幅を膨らまし始めた。ワザワザ、比較階級を上げ、相対価値を下げてしまったのだ。

S2000、そのプレリュードのエンジンを受けたクルマだ。所詮、2リッターNA搭載しかアタマにないなら、日本市場を考えれば、5ナンバーサイズ以外の選択はなかった。それなのに、ワザワザ膨らました。挙げ句に、クローズドクーペではなくオープンにした。

バカな選択だ!車幅を膨らますなら、どうせフロントミドシップだし車幅1.8mくらいにして、エンジンを3リッターV6ターボにすれば、NSXすら追い越せるスーパーFRになったハズだ。HSVの開発ベースにもなり得た。

本田宗一郎死後のホンダ、クルマ作りも死滅している。

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ホンダ「S2000」のレーシングスペックのエンジンに感激! ホンダらしさ全開のオープン2シーターを振り返ろう
11/29(火) 6:10 Yahoo!ニュース
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スポーツカーであっても環境性能を大切にしていたホンダらしい1台
 
ホンダS2000 タイプS
 ホンダS2000は、1999年に発売されたホンダとして29年振りのフロントエンジン・リヤドライブ(FR)のオープン・スポーツカーだ。29年前のホンダのFR車といえば、S800である。

【画像】レーシングカーのようなフィーリングの「ホンダS2000」を見る(全16枚)

 オープン・スポーツカーとしては、マツダが1989年にロードスターを発売し、1998年に2代目へモデルチェンジしていた。初代の進化型として運転の楽しさを継承していた。

レーシングカー的な硬派な走行感覚が特徴
 ホンダS2000は、よりレーシングカー的な硬派な走行感覚が特徴といえた。ホンダは、1990年にミッドシップ・スポーツカーのNSXを発売している。その乗り味は、乗用車に似た容易さや快適さがあり、広く人々にミッドシップ・スポーツカーの運転を楽しませるつくりだった。

 しかし、ミッドシップ・スポーツカーではイタリアのフェラーリなどの印象が強く、昔ながらのスポーツカーの感触を求めた人には物足りなさがあったかもしれない。のちに、より走行性能に特化したNSXタイプRが1992年に追加される。

 それに比べてS2000は、当初からスポーツカーらしさを実感させる走りだった。硬めのサスペンションに加え、マニュアルシフトの操作は手早く瞬時に行えるレーシングカーのようであり、エンジンはホンダらしく毎分8000回転以上まで軽やかに回り切る。オープンカーでありながら、屋根のある車体のようにしっかりとした手応えでもあった。走り出したところから、体中が熱くなるような興奮を味わわせてくれた。

S2000は先進的な技術も積極的に織り込んだスポーツカーだった
 しかし、一部の愛好家以外には、特殊な強烈すぎる感触であったかもしれない。2000年には、可変式ギヤ比のハンドル(VGS)が装備されたが、ここで乗り心地が改善された。ただ、可変式ギヤ比のハンドル操作にはやや違和感があり、改善されたという乗り心地と対照的に、ハンドルを操作した際の応答に的確さが欠けるようにも感じ、クルマとの一体感が薄れてしまった。

 可変式ギヤ比のハンドルについては、当時ドイツのBMW5シリーズでも採用されたが、やはり違和感は残されていた。今日、VGSは当たり前の装備になりつつある。そして、低速から高速まで違和感のない操作感覚となっている。当時、違和感をともなったとはいえ、S2000は先進的な技術も積極的に織り込んだスポーツカーであったといえるだろう。

 先進的という点においては、環境性能において、S2000は当時の排出ガス規制に対して、発売翌年からの平成12年規制に実施される規制値を前倒しで適合し、スポーツカーであっても環境性能を大切にし、運転を気兼ねなく楽しめるようにする視点は、当時のホンダの指針を体現したスポーツカーだった。ホンダは、米国においてもアコードなどでLEV(ロー・エミッション・ヴィークル)に率先して適合させ、販売する方針を貫いていた。

 S2000は、モデルチェンジすることなく2009年に生産を終了し、10年の歴史に幕を閉じた。走りにこだわることを貫いた姿は評価に値したが、一方で、財布などちょっとした小物を置く場所のない室内は、日常性に欠けていたともいえる。その点、マツダ・ロードスターは運転の楽しさを追求しながら、多少の物が置けたり、荷室もそれなりに小旅行の荷物を収納できたりするなど、実用的な側面を残しつつ20年を超える息の長さで愛好家を喜ばせている。
御堀直嗣

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