オートバイの前後ブレーキ&エンジンブレーキ!

オートバイの前後ブレーキとエンジンブレーキ、前後ブレーキはレバー操作に依るが、エンジンブレーキはスピードに依りエンジンが回される状況だ。アクセルオフに依りエンジンは回りたくないのに、スピードが落ちてないため、車両にリヤブレーキ操作と似た姿勢変化が起こる。

基本は、コーナーを曲がる或は前方障害を避けるため、前後ブレーキと合わせてスロットルオフするコトで効く。エンジン回転傾向や車重に依り、慣性ドリフトを起こす。実質4サイクル化されたモトGP1年目、V・ロッシはホンダRC211Vをターンインで強くスロットルオフし、慣性ドリフトでコントロールしていた。

もちろん、サスペンションレイアウトにも依り、傾向は異なる。タックインを起こす場合もあれば、リヤだけ沈んでアンダーになる場合もある。或は、巴投げ的に車体全体を下げ、サスペンション荷重を増やせる場合もある。

2サイクル/4サイクルや高回転型/実用域型など、エンジンに依っても吸気やスロットル調整に依っても効き具合が異なる。

今は、レーシングエンジンも一律4サイクル化され、オートバイは超高回転傾向のため、エンジンブレーキの効き過ぎを防ぐため、機械的クラッチを滑らせたり、スロットルオフでもエンジンを回したりしている。

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一体いつ使うのが正解? バイクの「エンジンブレーキ
11/30(水) 15:00 Yahoo!ニュース
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3つのブレーキを組み合わせて安全なブレーキングを!
 バイクのブレーキは、かけ方を間違えるとバランスを崩して転倒する恐れもある、重要なパーツです。そのため、四輪で走行するクルマとは異なり、より繊細なブレーキ操作が求められます。

【画像】意外と知らない!ブレーキの正しいかけ方を画像で見る(7枚)

 では、ブレーキのかけ方の種類のひとつ「エンジンブレーキ」は、いつ使用するのが正しいのでしょうか。

 
バイクを安全に運転するために重要な「減速」を担うエンジンブレーキ
 そもそもエンジンブレーキとは、エンジンに供給される燃料を減らすことで減速させる方法です。

 アクセルを開けている状態からスロットルを戻すと、エンジンに供給されるガソリンは、その開度によって減少します。そうすることでエンジンの回転数が落ち、タイヤの駆動力が下がるなど、自然とスピードが落ちていくという仕組み。この原理を利用してスピードを落とすことを、エンジンブレーキ(エンブレ)といいます。つまり、エンジンブレーキは主に「減速時」に使用するブレーキです。

 なお、エンジンブレーキには、前後のブレーキのようにブレーキパッドやシューはありませんが、ドライブチェーンやスプロケットに負荷がかかります。そのため、あまりにもエンジンブレーキを多用すると、ドライブチェーンとスプロケットが摩耗してしまい、頻繁に交換が必要になる点には注意してください。

 
前ブレーキはハンドルの左に付いているレバーで操作する
 その他のブレーキの種類としては、「前後ブレーキ」が挙げられます。

 これはレバーやペダルを操作して、ブレーキパッドやシューを擦り付けて速度を落とす仕組みのブレーキ。強くかけすぎると前輪タイヤがロックしたり、バランスを崩したりして、転倒する原因になりやすいというデメリットもあります。そのため前後ブレーキは、かける力を加減しながら使用する必要があります。

 そんな前後ブレーキは、主に「停止するとき」に使うブレーキ。前後ブレーキを頻繁に使うとブレーキキャリパーに負荷がかかり、ブレーキパッドやシューが短期間で消耗してしまうので、短い期間でのパットやシュー交換をすることになってしまいます。

 バイクを安全に走らせるためには、この2種類のブレーキを組み合わせて使うことが重要。前述したように、一般公道でエンジンブレーキを使うのは、カーブの手前や車間距離を取る時といった、速度を徐々に落とすシーンがほとんど。つまりエンジンブレーキは、前後ブレーキと比較すると制動力が小さく、スピードをある程度に抑える場合に重宝します。

 一方でエンジンブレーキは、ライダーが強さを直接制御することができません。そのため、エンジンブレーキをかけて予想よりもスピードが落ちない場合は、前後ブレーキを使って減速させると良いでしょう。

 
バイクは前後ブレーキとエンジンブレーキを組み合わせて安全に止まる
 ブレーキの上手なかけ方としては、エンジンブレーキ、前後輪のブレーキを同時にかけること。加えて、後続車にブレーキを知らせるために、2回から3回に分けてブレーキをかけるようにしましょう。

 なお、最近はアンチロックブレーキシステム(ABS)の装着が義務化されているため、以前よりもタイヤがロックしてしまうケースが少なくなりました。加えて、コンビブレーキシステム(CBS)も普及したことにより、前後ブレーキを同時に利かせるのも比較的簡単です。

 しかし、最終的に大事なのは、実際に操作をするライダーの判断と操作です。可能な限り急ブレーキをかけない運転を心がけるだけでなく、エンジンブレーキだけ、前後ブレーキだけに偏らないブレーキ操作をおこなえるようにしましょう
Peacock Blue K.K.

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