モトGP、マシンの発展と言うなら・・・

元々、こんな世界GPにしたのは誰?2サイクル500から4サイクル1,000cc近くのオートバイにしたから、割と広く扱いやすくなったのではない?だから、果てしなく速く走りやすくなっているのではない?

空力なんて実質フロントだけだし、四輪F1グランドエフェクトほどの効果はないョ!オートバイが速くなってるのは、ライダーにとってスロットル開けやすさと、車体の軽さと、エンジンブレーキ含めた制動とタイヤへの荷重過渡特性のおかげじゃん!

350キロでも400キロでも、オートバイのスピードが上がれば、よりブレーキング区間が長くなり、ブレーキングテクニックに依るオーバーテーク機会が増える。ライダーとメーカーがキチンとマシン開発して、走り止まり曲がるマシンに仕上げれば、ソレで良いのではない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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MotoGP】3度王者のホルヘ・ロレンソMotoGPの高速化と空力開発過熱に警鐘「時速400kmまでやるのか? 空力も制限した方がいい」
2022.12.24 18:58掲載 2022.12.24 19:00更新

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MotoGPの最高峰クラスで3度チャンピオンに輝いているホルヘ・ロレンソは、近年のMotoGPマシン開発の中でも、エアロダイナミクス開発の発展による弊害と、ハイスピード化に懸念を抱いていることを明かした。

プロトタイプマシンで争われるMotoGPでは、各メーカーが規制の中で少しでも速さを積み上げるために、様々な開発競争が進行している。そして近年ホットな領域となっているのは、エアロダイナミクスの分野だ。

■「今のMotoGPには個性が無い」3度王者ホルヘ・ロレンソ、世代交代後のライダーを憂う

2015年にドゥカティがマシンに“ウイング”を装着しはじめると、他社もそれに追従し、各マシンが何枚もの羽根を備えているという姿が一般的なものになった。

2017年には危険性への懸念から、ウイングという形としては規制を受けたが、カウルとの一体化によって結局ウイングとダウンフォースという要素は残り、以降も発展を続けてきた。

さらにこれもドゥカティ発となるが、マシンの車高を調整しスタート改善に活かすホールショットデバイスが登場。後に発展し、走行中にも車高調整を行なえるようにまでなっている。

こういったマシン開発の結果、ドゥカティは競争力を高め、2022年にフランチェスコ・バニャイヤと共に15年ぶりのライダーズタイトルを獲得するに至った。ただ、開発の弊害とも言える問題も発生してる。

DAZNで配信されている番組で、ロレンソそしてダニ・ペドロサ、アレックス・クリビーレ、ホルヘ・マルティネス・アスパーらが、エアロダイナミクスについて語るエピソードがある。

その中でロレンソは、次のように語った。

「以前はモーターサイクルではダウンフォースは役に立たないと言われていた」

「こうしたF1マシンのようなウイングや、尾翼まで登場するとは誰も想像していなかった」

「もしウイング類を取り外して、電子制御を半分にしたなら、レース終盤の差はもっと大きなモノになるだろう」

昨今はオーバーテイクが難しくなっており、それはエアロダイナミクスの発展による乱気流の問題も関係あると指摘されている。彼らもこの問題を認識しており、現役のテストライダーでもあるペドロサは次のように説明している。

「問題のひとつはオーバーテイクだと思う。外部からは分かりづらいかもしれないけどね。今のバイクはより速く、重さも増していて、動かすのが大変なんだ」

「そしてその結果として、コース幅が足りなくなっている」

「マレーシアのようにとても広いコースでは、オーバーテイクも見られる。でも一方でより狭い、ラインがひとつしかないようなコースでは、他のライダーと並んでいると曲がりきれず、追い抜けないんだ。スペースのなさが、動きを制限してしまっている」

ロレンソは、エアロダイナミクスについて一歩踏み込んだ見方をしている。

「完全にエアロダイナミクスを制限することも僕は考えている。エアロダイナミクスが制限されれば、このスポーツはより目を見張るものになるだろう」

また2022年は363.6km/hという最高速度の記録が更新されるなど、ハイスピード化が進んでいるMotoGPマシンに対しても、ロレンソは何かしらの対策が必要だと語った。

「安全性の面で、スピードは考えなくちゃならないと思う」

「バイクで時速365kmに近づいているとなれば、考えるべきだ。時速400kmまで自由にやらせてしまうのかということをね。回転数を下げれば良いのか、排気量を減らせばいいのかは僕にも分からないけどね」

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