ロータスヨーロッパ、コーナーリング性能って?

週刊少年ジャンプ連載池沢さとしサーキットの狼」には、コーナーリング性能でフェラーリディノ246GTが世界第1位、ロータスヨーロッパが第2位だと書いてあった。具体的にコーナーリング性能とは何か、記述は見当たらない。定常円旋回限界?特定コーナー旋回試験?フツ~に考えて、フェラーリディノよりロータスヨーロッパの方がトレッドあまり変わらず車重軽く車高低いので、旋回だけならロータスヨーロッパの方が良さそうに思えるが。確かに、フェラーリディノは横置ミドシップロータスヨーロッパは縦置ミドシップな分、マスの集中はフェラーリディノだろう。一応、ホイールベーストレッドも、フェラーリディノの方が広いハズ。

この記事のライター、ちゃんと読んでるのか?マンガの中で評価高いのは、動力性能では国産チューンドカーにも劣るロータスヨーロッパで、公道グランプリに勝ったコトに依るのだ。筑波のAライ模擬レースでは、ロータスヨーロッパはターボチューン、126⇒190馬力&トルク16⇒25キロになっている。最高ではないが、最低ではない。車両重量含めて考えて、パワーウエイトレシオ4.0、トルクウエイトレシオ30はかなり優れた部類のクルマとしてエントリーされている。

公道グランプリ当時は、スタビライザー破損がトラブル発生の同義語だった。他のクルマでは殆ど聞いたコトがない。ストラットへの取付の問題だったのか?「サーキットの狼シリーズ」プラモデルでは、"スタビライザー付"と言って1/24ロータスヨーロッパだけフロントサスペンションにスプリングとスタビライザーパーツが付いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

*******************************

風吹裕矢。「世界第2位のコーナリング性能」の相棒
12/25(日) 11:55 Yahoo!ニュース
  17 
サーキットの狼を代表するクルマであり、主人公風吹裕矢が唯一自分で購入したマシン(姉・ローザが資金を出した)。それだけに思い入れが強く、A級ライセンス取得模擬レース時にエンジンブローした際、裕矢は人目もはばからず涙を流した。当時の子供たちの注目は「世界第2位のコーナリング性能」。ロータスならではのクイックで軽快なハンドリングは、慣性ドリフトをもって、大パワーのライバル車をねじ伏せた
サーキットの狼 Story すべてはここから始まった

誰しもが通ったであろう「サーキットの狼」という漫画。この作品が登場するまで実在するクルマを描き切った作品がなかったことに加え、漫画に登場するスーパーカー群を乗り継いできた作者によるリアルなエピソード。そして、1人の暴走族がF1レーサーへと成長する過程を丁寧に描いたストーリーに酔いしれた。そんなサーキットの狼世代に向け、往年の名車とともにじっくりと堪能できるシリーズをおおくりする。

>>【画像23枚】ロータス・ヨーロッパの特徴はなんといってもその低い車高。通常のクルマのボンネット部分までの高さしかなく、漫画の中でもその車高の低さを特徴としたエピソードがいくつも出てくる。ホイールは純正ノーマル

【主人公風吹裕矢最初の愛車 1973年式 ロータス ヨーロッパ スペシャル】

サーキットの狼を代表するクルマであり、主人公風吹裕矢が唯一自分で購入したマシン(姉・ローザが資金を出した)。それだけに思い入れが強く、A級ライセンス取得模擬レース時にエンジンブローした際、裕矢は人目もはばからず涙を流した。当時の子供たちの注目は「世界第2位のコーナリング性能」。ロータスならではのクイックで軽快なハンドリングは、慣性ドリフトをもって、大パワーのライバル車をねじ伏せた。

 

1973年式 ロータス ヨーロッパ スペシャル SPECIFICATION 諸元
全長×車幅×全高●3980×1650×1090mm
ホイールベース●2340mm
トレッド 前/後●1346mm/1346mm
車両重量●730kg
エンジン●水冷直列4気筒DOHC 縦置きミッドシップ
総排気量●1558cc
最高出力●126ps/6500rpm
最大トルク●15.6kg-m/5500rpm
生産年●1971~1975年
生産台数●4710台(TC&SP)
生産国●イギリス
※スペックは池沢早人師ミュージアムに準じる。

1972 ディーノ 246GT
■全長×全幅×全高:4200×1700×1115mm ■車両重量:1080kg ■エンジン形式:V型6気筒DOHC ■排気量:2418cc ■最高出力:195ps/7600rpm ■最大トルク:23.0kg-m/5500rpm ■トランスミッション :5MT ■最高速度:245km/h ■72年当時の新車価格:900万円
(価格は日本での正規販売価格です。年度や仕向け地によって、スペックは異なることがありますので参考値です)

 

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年12月号 Vol.184
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部

*******************************