じゃない方のグレード?その程度の了見か?

じゃない方のグレード?王道ハズし?自動車マスコミやモータージャーナリスト、その程度の了見しかないのか?

確かに、基本最上級グレードは絶対的に速いだろう。大抵の最上級グレードはターボ付、下のグレードはターボナシ或は排気量落ちか気筒数少ないかだ。

しかし、中古車では過去の使われ方やメンテナンスや部品置換に依り、消耗の度合いが異なる。もちろん、新車でも消耗の度合いは違うが、中古車の方が大きい。

ターボの方が、熱に依る各部損耗は激しい。また、ミドシップやRRだと、排熱の状況も悪くなり勝ちだ。新車のフェラーリF40が街中や箱根で燃えたとか、石田純一フェラーリ348が神宮で燃えたとか、あったりする。また、フロントエンジン車でも、エンジンルーム内の熱気の抜けが悪いと、エンジンの切り方と相俟ってダメージとして蓄積される。

最上級グレードでなくても、ターボナシの方が耐久性やメンテナンス的に楽だったり、車体との相性的に良かったりする。

クルマにより良い所有感を持つ着眼点あると、最上級グレードでなくても、より良いカーライフになる。それは、必ずしも速く走るコトばかりではない。楽しみ、安く長く付き合えたりする。

 

 

 

 

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「じゃない方グレード」に注目! 「GTS」「Q’s」「SZ」など王道外し狙いがブームの予感です
2023.01.16 23:11掲載 Auto Messe Web 1
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魅力的なのは最上級グレードだけではない!

お笑いコンビの場合、一方のほうが注目が高かったりする。それでも相方のほうは別の魅力があったりして、「じゃない方芸人」なんて呼ばれることも。

日産のスポーツカーは「シルビア」&「GT-R」だけじゃない! 「FRスカイライン」もチューニング隆盛期の立役者でした

クルマでもグレードというのはときにはシビアなもので、最上級グレードばかりが注目されることも多く、それ以外は日陰の存在だったりする。とくにスポーツカーはその傾向が強いだろう。しかし、最上級グレード以外のグレードも注目に値することも多々あったりするわけで、今回はそんなグレードたちに注目してみた。

日産スカイラインGTS

スカイラインと言えば「GT-R」を一番に思い浮かべるかもしれないが、ハコスカやケンメリ時代は「GT」という二番手グレードも人気だった。第2世代となると、GT-Rの次にあたるのが「GTS」や「25GT TURBO」である。そもそもセダンやクーペの需要が落ち始めていたのは逆風だったが、そこはFRを採用するスカイライン。もちろん味付けはスポーツカーそのもので、今思えばスカイラインの血統はここにありといった感じだった。ちなみにこちらも中古車は高騰中だ。

日産シルビア「J’s&Q’s」

S13とS14のシルビアにあったのがこれらふたつのグレードで、最上級はターボの「K’s」だった。ちなみにJ、Q、Kはトランプの絵札に由来したもの。スペックはS14で比較すると220ps(K’s)と160ps(Q’s/J’s)で60psも差があった。ターボのほうが断然面白かったが、NAを目一杯回して楽しむのも悪くはなかった。

スバル インプレッサWRX

WRX」と言えば、インプレッサのスポーツグレード。さらに途中から「STI」などが加わったことで、WRXはベースグレード的な印象があった。たしかにSTIカリカリな味付けは硬派で、スバルらしさを存分に味わえたのは事実だが、つねに臨戦体制な感じがあった。その点、素のWRXはポテンシャルは高く、加えて実用車的な部分も残されていて、日常使いには逆に向いていた。

トヨタ 「ツアラーS」

今でもドリフトで現役なのが、チェイサーなどに設定された「ツアラーV」。ターボでMTもあるという類まれなスポーツセダンだ。そのイメージを踏襲したNAグレードが「ツアラーS」で、当然のことながら非力で走りのポテンシャルは段違いだった。ただ、チューニングベースで考えると、それほど悪くはなかったのも事実である。

トヨタ スープラ「SZ」

先代、つまり80型のスープラは3LのNAとツインターボの2本立て。NAが「SZ」で、ターボが「RZ」だった。登場した1993年はまだバブルの名残りもあったし、スポーツカー全盛でRZに目が行きがちだった。ただ、NAでも225psはあったので、パンチはないものの、ゆったりとした走りを楽しむことができた。

ちなみにさらに先代の70型だとエンジンラインアップが多く、一番下の2Lの直6だと105psという低スペックゆえ、悲しいぐらいだった。

番外編 AT(オートマチック)

スポーツカーと言えばMT。これは間違っていないが、ATの設定が必ずと言っていいほどあった。ただ、1990年前後だと3速から4速で、スポーツテイストをかなりスポイルしていたのは事実。ただ、割り切ればイージードライブで雰囲気を楽しむには十分であり、スポーツカー不遇の時代である今乗るとさらにその思いはいっそう強く感じるだろう。

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