クルマの実用動力はトルクであって、馬力ではない!

この記事のライター、未だにクルマの動力評価指標を馬力しか持ってないのか?ワザとフリで書いているのか?

この期に及んで、クルマの動力評価表現を馬力でしかやってないとこうなる。クルマのエンジン計測器では、その回転数でのトルクしか実測してない。馬力は、大雑把にはトルク×回転数だ。あくまで計算値であって、計測値ではない。

ドライバーはトルクの山を感じるコトはデキても、パワーの山を感じるコトは少ない。パワーの山のすぐ近くにはレッドゾーンがあり、市販車でソコまで回すコトは稀だ。

本来、クルマの動力評価で確認するべきはトルクだ。今のクルマは、可変バルブタイミングや直噴や空燃比最適化などでリッター10キロを超せるようになった。ターボのパワーアップで騒ぐのも、吸入混合気を圧縮爆発させるコトに依るトルクアップだ。

大排気量のクルマほど、リッター当たり100馬力を切ったり低かったりする。トルクがあるから、馬力に振らなくて良いのだ。

二輪を含む、軽自動車について、ちゃんと見識ある?250ccオートバイは4サイクルなら、自主規制値40馬力=リッター160馬力だョ!トルクは2.5キロだけど。90年代中盤までの250ccは実質50馬力以上あったから、リッター200馬力以上だ。トルクは変わらないけど。

 

 

 

 

 

 

 

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30年以上前にインテグラが「リッターあたり100馬力を達成」を掲げた! なのに今のNAスポーツカーが「100馬力未満」だらけなワケ
2023.01.24 14:02掲載 WEB CARTOP 5
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この記事をまとめると

■DA型インテグラは「リッターあたり100馬力を達成」というキャッチとともに登場

もはや絶滅危惧種で乗るならいま! 大排気量NAエンジンを楽しめる国産モデル4選

■NAエンジンのリッター100馬力はどれくらい凄いのかを解説

■近年リッター100馬力を達成しているモデルは意外に少ない

高性能NAエンジンのひとつの指標と言われるリッター100馬力

「ついにリッターあたり100馬力を達成!!」というキャッチとともに登場したのはDA型インテグラで、1989年のこと。1595ccの排気量から160馬力を発揮した。

リッター100馬力とはこのように排気量1リッターあたり、100馬力を発揮ということ。2リッターエンジンなら200馬力だし、2.5リッターエンジンなら250馬力ということになる。

このあと1995年にはDC2インテグラタイプRはB18Cエンジンで200馬力を発生。1997年にEK9型シビックタイプRが登場。B16Bエンジンが搭載され、1595ccから185馬力を発揮。高回転型NAエンジンの全盛期とも呼ばれる時代が訪れた。

一応たぶんライバルだったカローラレビン・トレノのAE101は1気筒あたり5バルブの新機構を投入するが160馬力。AE111では165馬力といずれもリッター100馬力を達成するも、インテグラシビックには大きく差をつけられることになった。リッター100馬力を発生してもなお、その上が存在する時代だった。

さらにその後S2000が2リッターエンジンで250馬力を発揮。9000回転からレッドゾーンという超高回転型エンジンとその高回転で炸裂するパワーに熱狂した人も多い。

というわけで、NAエンジンではこのリッター100馬力はかなり高出力を発揮している証拠。たとえば、現行車ではヤリスのもっともベースグレードである1リッターモデルでは69馬力だし、ノートの1.2リッターモデルでも82馬力と、リッター100馬力には遠く及ばない。

スポーツグレードで今でも達成するかしないかくらいなのがリッター100馬力なのだ。

近年リッター100馬力を達成しているモデルは少ない

たとえば、GR86/BRZは2.4リッターで235馬力とギリギリ未達成。先代86/BRZは2リッターエンジンで200馬力とリッター100馬力を達成していたが、実際計測するともうちょっと低めだったような気もしなくもない。

では排気量が大きい車はどうかというと、フェアレディZZ34)は3.7リッターのNAエンジンで336馬力と未達成。しかし、トルクは37.2kgmとリッターあたり10kgmを達成している。

DAインテグラがリッター100馬力を達成してから30年以上が経過。それだけ経ったら、多くのクルマがリッター100馬力を超えていてもおかしくなさそうだが、実際それほど多くはない。

その要因としては、市場が求めているものが高出力から低燃費にシフトしてきたことがあるだろう。80年代当時はハイパフォーマンスカーがもてはやされた時代。スペック競争的な面もあったが、そこから急速に低燃費が求められるようになった。

その結果、ピークパワー競争ではなくなった。また、ピークを追求するよりも実用域でのトルクを出したほうが実際の燃費も良くなりやすい。そういった方向性が変わった。さらに最近では小排気量エンジンにターボを加えて、中間域のトルクを大幅にアップ。燃費を大幅によくしたダウンサイジングターボエンジンが増えている。そういった意味でもリッター100馬力を達成するNAエンジンは稀有な存在になっているのだ。

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