欲しかったクルマ、手放したくなかったクルマ

ワタシ個人、それほど多くのクルマを乗り継いで来たワケではない。大学時代のニッサンS12型シルビアR-XE、就職してニッサンS12型シルビアRS-X(FJ20E)、チャイルドシート法制化されニッサンR34型スカイライン25GT-V、持ち家になってアルピナB12-5.0BMWとポルシェ996カレラ、アルピナB12の部品ないと言われBMW Z3という、全部で6台だ。新車はスカイライン以外買ってない。

基本、クルマに300万以上出す気はない。

チャイルドシート法制化がなければ、S12型シルビアRS-Xをずっと乗りたかった。ただ、エアフローメーター部品で3ヶ月修理待ち、結婚式前日に漸く仕上がったコトがあり、維持するヤバさを感じた。自動車メーカーが買い替えさせるため、ワザと以後のサービスや維持を放棄している。パーツやユニットを廃止するなら、代替設定をするべきなのに。まあ、アルピナB12でも、もう修理できないと言われ、仕方なかった。

FR2ドアクーペ、3ドアHB、4ドアセダン、RRクーペ、FRオープンと乗り、あと個人的には、ミドシップが欲しいくらい。Z3のトコでボクスター買えたら良かったが、値段的に届かなかった。MR2もMTは高くて。

R32GT-RとNAロードスター持ってるなら、実用と趣味で「いいじゃん!」と思う。

NSX?速いミドシップを追及するトコに、アルミという逃げ道を残したクルマだ。まあ、今でもGT-Rと引き換える気になれば、買えるんじゃない?だが、SW20型MR2ターボのMTの方が、今でも遥かにコスパ高いように思う。

S2000?オープンに中途半端な速さを追加しただけのクルマだ。逆かな?速いFRを追及するトコに、オープンという逃げ道を残したクルマだ。軽のビートやS660も同じ。

自分が実用オンリー、ファミリーユースオンリー1台しか持てないとしたら、デッドラインはランエボやインプだと思っていた。インプレッサのワゴンが、荷物積載含めて究極だったかも。しかし、ロマンやスーパーさは感じない。ただ速いだけ、その延長にあるのが、今のR35GT-Rだと思う。

ワタシ自身、ミドシップを手にする機会、あるかな?SW20や986/987辺り。

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R32GT-RとNAロードスターを持っていてもまだ足りない! 【あのとき買っておけばと後悔しているクルマ 藤田竜太編】
2/3(金) 11:41 Yahoo!ニュース
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業界人がいまでも欲しいと思う国産スポーツモデル
 
日本車初となるミッドシップスーパースポーツのホンダNSXは新車当時は高嶺の花だった。
「わが生涯に一片の悔いなし!!」。

 漫画『北斗の拳』のラオウの名台詞だが、自動車メディアに身を置いて約35年……。正直、クルマ選びで迷ったり後悔したことはあまりない。基本的にクルマは買い換えより、買い足し派だったというのもあるが、事情が許せば(主に懐事情)欲しかったクルマはいくつかある。

【写真】ランサーエボリューションⅨ MRの走り!

 その筆頭は、ホンダNSX(NA1)。

 平成元年からはじまる、国産スポーツカーに一番勢いがあった時代、もっとも惹かれたのはスカイラインGT-R(R32)とユーノスロードスター(NA6)、そしてNSXだった。R32は1992年に60回ローンで新車を購入。ロードスターとともにいまでも所有しているが、NSXは買えなかった。

 スタイリングがミッドシップスーパースポーツとしてはちょっとおとなしかったのと、V6横置きエンジンがちょっと妥協した感があったが、ハンドリングの良さは突出していたし、C30Aエンジンは速く、気持ちのいいエンジンだった。

 ゴードン・マレーも「NSXはクルマにおける金字塔」と評し、マクラーレンF1の開発時、NSXベンチマークにしたというのは有名なハナシだが、やっぱり国産車で世界の頂点を極めたといえた数少ないクルマがNSXだと思う。中古車が400万円ぐらいで出まわっているときに買っておくべきだった……。

あの当時はいまでは作れない至宝だらけだった
 
ホンダのオープンFRスポーツカーとして人気だったS2000
 もう1台はホンダS2000(AP1)。

 オープンカー好きというのもあるが、F20Cエンジンは間違いなく傑作エンジンで、パワフルで気持ちよく、ホンダでなければ作れなかったエンジンだろう。そしてFRだったのも大きな魅力。オープンカーなのに筋肉質で、シャシーに“タメ”がない感じで少々ピーキーな面もあったが、いまでも魅力的だし、生産中止になったら、中古車価格が高騰するだろうな~と思っていたところ、そのとおりになった。

 色気がちょっと足りないし、荷物もロードスターより積めないが、重量バランスは独特で、ハンドリングもエンジンもレーシングカー的なレスポンスを誇る。年数が経ってもスポーツカーらしさがずっと味わえるいいクルマだと思う。

 あともう1台挙げるとすれば、三菱のランサーエボリューションⅨのMR。

 ランエボは電子制御満載の特殊なクルマ。ACDやスーパーAYC、スポーツABSが複雑なロジックで重なり合って、不自然ともいえるコーナリングをするが、それを理解して割り切って乗れば、速いし面白いともいえる。

 電子制御だけでなく、アルミルーフやレカロシート、ブレンボのブレーキ、ボルテックスジェネレーターなどの空力、MIVEC付きのエンジンにチタンマグタービンなど、“全部乗せ”ともいえるクルマが、あのサイズ、あの重量、あの値段で発売されていたのだからある意味驚き。実用性も高いし、もうあぁしたクルマは出てこないだろう。そんなランエボ4G63を積んだ)の集大成がエボⅨMRなので、歴史的1台として所有していても良かったかなと。

 そのほか、輸入車ではBMW M3(E46)とか、Mクーペとか、ポルシェ968とか、起亜(キア)ビガート(2代目ロータスエラン FFだが新車で250万円だった!)も食指が動いた!?

 純内燃機関車のクルマ終活が話題になりはじめている昨今だが、このところ、ある日急に「新車の受注終了」なんてニュースも流れてくる。それゆえ、欲しいクルマがあれば迷わず買っておかないと、これからは後悔することになるかもと、気を引き締めているところだ。
藤田竜太

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