日本に超高級車メーカーがない理由?わかんないの?

超高級サルーンとして、イギリスのロールスロイスベントレー、超高級スポーツカーとして、イタリアのフェラーリランボルギーニマセラティー、イギリスのジャガーアストンマーチンなどは有名だし、値段的にバカ高い。

高級車として、ドイツ御三家メルセデスBMWアウディーとポルシェ辺りか。

中の上級車的なレクサスやインフィニティーやアキュラらは、更にその下、ボルボ辺りと同等かな。

大衆車メーカーはその下だ。

高級になって行く程、需要は減り、要求に合わせた細かな対応が求められる。それは、機械に依る大量生産に反するし、材料選択から加工組立仕上に至るまで、ハンドメイドやマニュアルチックな面を持つ。生産効率は極めて低い。

高級車メーカーとしては、超高級車メーカーより対応範囲を狭めつつ、一部をリクエスト対応可能としている。

品質や信頼性に於いては差がないどころか、超高級車メーカー製品の方が下だったりする。

この記事のライター、ちゃんと理解して書いているのか?

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日本車に「超高級車メーカー」がないのは何故?そこには世界で人気の理由が隠されていた
2023.02.05 06:00掲載 MOBY 32
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■⽇本に“超⾼級車メーカー”がないのはどうして?

トヨタや⽇産、ホンダ、三菱、マツダ、スバルにスズキなど、⽇本には⾃動⾞メーカーがいくつもあります。しかし、世界的⾃動⾞メーカーが多数存在しながら、どれも⼤衆⾞メーカーであり、超⾼級車メーカーは存在しません。

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では、なぜ⽇本にはヨーロッパにあるような、ロールスロイスフェラーリなどの超⾼級メーカーがないのでしょうか。その理由の⼀つは、⽇本の⾃動⾞産業の出発地点にあります。

⽇本が初めて量産モデルの⾃動⾞を⽣産した時と、⾃動⾞発祥の地であるヨーロッパでは、ターゲットとしている顧客層が異なっていました。そのターゲットの違いが⾃動⾞ブランドとしての違いに発展していったのです。

ヨーロッパの最初の顧客層は、王室などの貴族でした。⾃動⾞という新しい⾼級な乗り物を最初に使⽤できる層は上流階層だったため、ヨーロッパの⾃動⾞メーカーは原点から上流階級をターゲットとしていました。

⼀⽅、⽇本の⾃動⾞産業はヨーロッパと⽐べて遅れていました。トヨタが最初の量産モデルであるトヨタAA型の⽣産を開始したのは、1936年のこと。その際は個⼈所有というよりもハイヤー、タクシーといったフリートユーザーがターゲットでした。

そのため、⽇本の上流階級が⾃動⾞を求めた時代に、⽇本にはそれに相応しい⾃動⾞メーカーはなく、輸⼊車でしか⾼級⾞を⼿に⼊れることができなかったのです。

実際、⼤正天皇の即位時(1912年)に最初の御料⾞として使われたのは、⾃動⾞先進国であるイギリスから輸⼊されたデイムラーでした。その後も、ロールスロイスメルセデス・ベンツなどの輸⼊⾞が御料⾞として使⽤されました。

国内の輸入車売店の担当者によると、上記のような背景から日本では「輸入車=高級車」と言ったイメージが確立されたと言います。

それは、現代の自動車メーカーのブランドイメージにも根付いており、ステータス性を求めて国産ではなく輸入車を購入するユーザーの割合が高い傾向にあると話します。

このような背景も含め、⽇本の⾃動⾞メーカーは貴族階級をターゲットとするのではなく、⼤衆をターゲットとした⾃動⾞メーカーへと成⻑していきました。

■⽇本の⾃動⾞メーカーのブランドイメージはどのように作られたのか

超⾼級⾞を販売していくには、商品価値として重要になっているブランドイメージが必要です。ブランドイメージと相違のある⾃動⾞は、市場に受け⼊れられづらい点も挙げられます。⽇本の⾃動⾞メーカーはそのブランドイメージを、どのように作っていったのでしょうか。

⽇本の国産⾞は欧⽶の技術をもとに製造されていましたが、1960年代から⽇本独⾃の⾞両が開発されるようになりました。その結果、環境に配慮したエンジンの導⼊や、低燃費を謳った⼩型⾞が国内で流通するようになったのです。

⽇本の⾃動⾞が世界で注⽬されるようになったのはこの頃でした。

さらに、1973年に発⽣したオイルショックが追い⾵となり、⽇本⾞の低燃費、低価格、耐久性が評価され、⼩型⾞として⽣活ツールとして海外で⼈気が⾼まっていきました。海外でも⽇本⾞が普及し、⽇本の⾃動⾞メーカーが世界的な地位を獲得していきました。

こうして⽇本の⾃動⾞メーカーは、低燃費で低価格、耐久性の優れた実⽤⾞としてのブランドイメージを確⽴していったのです。

このブランドイメージを刷新するために、レクサス、インフィニティ、アキュラなどの上級ブランドが⽴ち上げられました。しかし、これらはあくまでもベースとなるトヨタ、日産、ホンダのイメージが根づいています。

一方で、超⾼級⾞並の性能を⾼級⾞の価格で手に入れることができることから、レクサス、インフィニティ、アキュラといったブランドは、⼀定の⼈気を得ることができました。そういった意味では、⾼級⾞としてのブランドを確⽴することができたといえるでしょう。

このようにして⽇本の⾃動⾞メーカーは、超⾼級⾞としてのブランドイメージを作らずとも、グローバルな⾃動⾞販売に成功していったのです。

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