「んなアホな!」エンディングのマンガ!

週刊少年ジャンプ連載マンガで賛否両論展開を挙げているが、「3年奇面組⇒ハイスクール奇面組」に賛否両論あるのか?このマンガ、「3年奇面組」として、中学から高校進学で別れ、打ち切りかエンディングにする予定だったのではないの?それが、意外な好評で、それぞれが進学した高校が合併したコトにして、「ハイスクール奇面組」として繋いだのではないの?

確か、高校卒業が見えて、いきなりトシが飛んで主人公が入院して、日記の紛らわしい標記や父親と医者のやり取りがあり・・・最後はいきなり中学時代に逆戻り、全てはヒロインの夢か妄想だった。

何て、ヒドいエンディング!賛否両論だって?"賛"があるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

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ジャンプ人気作の「賛否両論」展開3選 ラストが斬新過ぎた?
2/6(月) 20:10 Yahoo!ニュース
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夢オチ、鬱展開、マルチエンド……ジャンプマンガの賛否両論の展開いろいろ
 
TVアニメ『ハイスクール!奇面組』(NAS
 人気作でもたまに発生する賛否両論の展開。読者として楽しく読んでいたからこそ、どうしてこうなったのか飲み込めない、好きだったからこそ気持ちのやり場に困ってしまう。ここでは「週刊少年ジャンプ」作品から3つの事例を選んで、「どうしてそうなったのか?」に注目しました。

【画像】まだまだあるぞ! 「意見が割れた」ジャンプ人気作 (7枚)

●『ハイスクール!奇面組』最終回

 世間からは落ちこぼれと言われても、自分らしく、楽しく生きられればそれでいい──そんな朗らかなギャグマンガが、よりにもよって、最終回で読者とのすれ違いが発生してしまいました。

ハイスクール!奇面組』は連載時、前身である『3年奇面組』から1年ずつ読者と同じ季節を歩んできたスクールコメディです。ヒロイン=河川唯(かわ・ゆい)は一堂零(いちどう・れい)たち奇抜な顔と個性を持つ奇面組と出会い、愉快な学園生活を満喫していきました。

 最終回では、時を経て社会人になった唯が零の自転車に乗せてもらっていると、ふと意識が曖昧になり、気づくと唯は『3年奇面組』の1話と同じ教室で、うたた寝から目を覚まします。「でも わたしは信じたい 彼らはきっといると──」今までのことは夢だったのかと自問する唯のモノローグは、『奇面組』から読者に向けた別れの挨拶だったのでしょう。

 今までの出来事は正夢、もしくはループするオチだと筆者は解釈しましたが、これを夢オチだと受け取る人も多く、賛否分かれる結果となってしまいました。そのため、後年発売された愛蔵版や文庫版では、物語の終わりと始まりが明確につながるように加筆が施されています。

 
『TV Animation BLEACH 5th Anniversary BOX』(アニプレックス
●『BLEACH』「死神代行消失篇」

 読者に過度にストレスがかかる話の運びを“鬱展開”と呼ぶことがあります。『BLEACH』の「死神代行消失篇」は、まさにこれでした。主人公の黒崎一護(くろさき・いちご)が、悪霊=虚(ホロウ)を操る黒幕との戦いを制した後、待ち望んでいた平穏な日々を過ごしていると、一護に死神の力を取り戻させたい「XCUTION」のメンバーが接触してきます。

 一護はふたたび誰かを護るための力を求めて修行を開始するのですが、それも全て陰謀でした。修行から帰ってきた一護は不気味な事態に遭遇します。敵である月島秀九郎が、みんなから恩人や親戚として受け入れられていたのです。

「全部 月島さんが居たからじゃないか…!」

 月島には刀を振るうだけで、斬った相手の過去を改竄(かいざん)する能力がありました。過去を変えられた味方全員が、一護に立ちはだかって月島を擁護してきたのです。「謝りなよ」「謝れ」「謝れ」「謝れ」「謝れ」「謝れ」一護のみならず読者にも堪える展開でした。

 なお、ここから仲間が駆けつけてくれる熱い展開もあるのですが、一護目線の読者には、ストレスがかかり過ぎたシリーズだったようです。

 
ぼくたちは勉強ができない!』第6巻(アニプレックス
●『ぼくたちは勉強ができない』ifルート

 しばしばラブコメは、ひとりだけがヒロインとして選ばれることに価値を与えてきました。でも、選ばれなかった子を推していた読者も多いハズです。その気持ちはどうすれば納得できるのでしょうか。登場順? 教師と生徒など世間が許さない関係は駄目?

 対して『ぼくたちは勉強ができない』が選んだのは、ひとりずつとゴールインした未来を用意するマルチエンド方式でした。アニメ版では武元うるか(たけもと・うるか)とハッピーエンドを迎えましたが、原作コミックでは17巻でうるかと結ばれた後、18巻=緒方理珠(おがた・りず)、19巻=古橋文乃(ふるはし・ふみの)、20巻=小美浪あすみ(こみなみ・あすみ)、21巻=桐須真冬(きりす・まふゆ)と結ばれるパラレルルートが描かれています。

 文化祭でフラグの立ったヒロインと個別にハッピーエンドを迎える流れは、ギャルゲーのシステムをマンガに応用した画期的な手法です。ですが、反対意見として、自分の好きなヒロインが1勝したあと、4敗する姿を見なくてはならないことが挙げられます。1回笑顔を見られても、4回悲しむ顔にストレスを感じる人もいるでしょう。

『ぼく勉』は望む将来への進み方が分からないヒロインたちを、主人公=唯我成幸(ゆいが・なりゆき)が導く物語です。「お前は できない奴をわかってやれる男になれ」成幸の父が遺した言葉に従い、全員に「できる」結果を用意した。それこそが『ぼく勉』の出した答え=“Route:if”なのでしょう。
かーずSP

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