乗って置けば良かったクルマ

今では値上りやタマ不足で、入手困難なクルマ3選。FR、FF、4WD各1台。

トヨタAE86レビン/トレノ

ホンダEK9シビックタイプR

三菱ランサーエボリューション

それぞれの観点で貴重なクルマだ。ただ、AE86レビン/トレノやランエボⅠについては、1.6リッターFRやコンパクト4WDターボが貴重なだけで、上のグレードや後継モデルなど他にも選択肢がある。逆に、ホンダのタイプR直4NAモデルは、FFのかなりチューニングされたクルマだ。

別に、コレらは高値だったりレアなので、ほぼ無関心で済む。

ワタシは、ニッサンS12型シルビア18R-XE2ドアクーペ(CA18E)⇒ニッサンS12型シルビア2000RS-X3ドアHB(FJ20E)⇒ニッサンR34型スカイライン25GT-V4ドアセダン(RB25DE)⇒アルピナB12-5.0BMW(5リッターV12)⇒BMW Z3(2.2リッター直6)&ポルシェ996(3.4リッターフラット6)

どれも、好きで探して乗ったクルマだ。それぞれ、理由あって手放さざるを得ず悔やむくらい。

特には、S12型シルビア2000RS-XはエンジンがFJ20Eで、長く乗る上でも良かった。チャイルドシート法制化さえなければ、もっと乗っていたいクルマだった。常磐道で200キロ超したのも、トーチュウで富士インターナショナルF3リーグ(J・ビルヌーブらの年)チケット当たり富士スピードウェイに行ったのも、大阪や広島の赴任地と実家福岡を往復したのも、このクルマだった。当時50万も遣わずにFJ20EのシルビアRS-Xが手に入り、10年乗り続けた。

 

 

 

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今じゃ金持ち以外経験することは不可能! あのとき「乗っておいてよかったなぁ」としみじみ振り返るクルマ3台
2023.02.20 11:02掲載 WEB CARTOP 29
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この記事をまとめると

■価格の高騰やそもそもの絶対数の少なさからなかなか乗ることができなくなったクルマがある

あの時買っておけば……スバリストが悔やんでも悔やみきれない垂涎の限定車トップ3

■今回はそんなクルマのなかから小鮒康一さんが実際に乗っていたクルマを紹介

■ここに登場する3台はかつて気軽に乗れるプライスだったがいまでは価格が高騰している

奇しくもセレクトしたのはFR・FF・4WDの名車だった

いまではすっかり台数が減ってしまったり、価格が高騰してしまったりと気軽に乗ることができなくなってしまった車種も少なくないが、今回は筆者が過去に所有していた車種のなかから、当時乗ることができてよかったと感じているモデルを独断と偏見でご紹介したい。

AE86 スプリンタートレノ

頭文字Dブームの影響はもちろん、現在ではクラシックカーとしての価値もプラスされて高値安定となっているAE86。いまや貴重なコンパクトFRではあるものの、いまの価格帯では購入するのも勇気がいるといえるだろう。

一方、筆者が購入したのは頭文字Dブームが来るわずかに前で、車検2年付きで40万円くらいの車両だった。本当は2ドアレビンが欲しかったが、当時は一番人気の仕様だったため、予算の都合で一番不人気だった3ドアトレノに落ち着いたのもいまでは考えられないかもしれない。

当時でも格安物件の部類に入る個体だったため、すでにボディ下部にサビが発生しているような状態ではあったものの、メカはそこまで不調もなく、FRらしい走りを安価で楽しめたのは良い思い出だ。

ホンダ シビックタイプR(EK9)

いまでは状態の良い車両は新車価格を超えるプライスタグが付けられていることもある初代シビックタイプR。しかし、筆者はモデル末期の2000年にお買い得仕様の「タイプR・X」を新車で購入することができた。

このタイプR・Xは、タイプRにCDプレーヤー+4スピーカーやキーレス、パワーウインドウ、エアコンなどのオプション装備を標準として219.8万円とした、まさにお買い得なもの。もちろん9000回転を許容するB16B型エンジンやレカロシートなどタイプRの装備はそのままとなっていた。

この名機と呼べるB16Bを新車で味わうことができたというのは何事にも代えがたい経験ではあるが、その刺激的すぎるフィーリングに自制心を保てる自信がなくなり、早々に手放してしまったのはいま考えればもったいないことをしたと後悔している。

三菱 ランサーエボリューション(初代)

基本的にコンパクトで小排気量なクルマを好んで乗り継いできた筆者だが、歴代の愛車でもっともハイパワーなモデルが250馬力を発生する初代ランサーエボリューションだった。

当時、雪国に住んでいた筆者が、4WD車に乗ってみたいという理由でネットオークション経由で格安で入手した1台だったため、実際にはカタログ値以下のパワーだったかもしれないが、それまでのクルマに比べて圧倒的にパワフルなエンジンとグイグイ前に進む4WDのトラクションには感動するほかなかった。

初代ランエボは曲がらないと評されることも多かったが、圧雪路などでは弱アンダーの特性の方が操りやすく、意図的にリヤを振り出せばオーバーステアに持ち込むこともできたため、さすがはラリーウェポンと感動した記憶がいまでも蘇るほどである。

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