エンジンブレーキ、飽くまで自然の範囲で!

エンジンブレーキ、サーキットや高速道路ならいざ知らず、一般公道に於いて効きを意識デキる使い方は、余程のヤバい状況だと思う。

エンジンブレーキ自体、タイヤの回転にエンジンが回されている状況なのだ。エンジンの耐久保安上、良くない状況なのは、言うまでもない。

MTでもATでも、シフトダウンオンリーでエンジンブレーキ使うと、ブレーキングランプが点灯しない状況で制動がかかり、後続が気付くのが遅れればオカマ掘られる。それは、高速域でも低速域でも、その時の車間次第でドコでもリスキーだ。

サーキットでもフォーミュラーカーなど、スプリント系車両ならブレーキングランプないクルマ多いから、ブレーキングポイント認識の違いでも置き得るが、ツーリングカー系ならブレーキングランプが第1認識指標になる。先に効くようなエンジンブレーキ使うって、むしろダメな運転じゃないの?

飽くまで、自然の範囲で制動に役立てる前提のハズ。

 

 

 

 

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エンジンブレーキはうざい!」と思う人、意外といる? なぜ「エンブレ」を使うのか? 「危ない」ではなく車間距離が大切なワケ
3/25(土) 14:10 Yahoo!ニュース
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エンジンブレーキがうざい」!? なぜそう思われる?
 クルマの運転で活用する人も多い「エンジンブレーキ」は、ブレーキペダルを踏まず、ギアを低い段に落とすことで高まったエンジンの回転抵抗を利用して減速させるものです。

 しかし、なかにはエンジンブレーキで減速することを「うざい」と思う人がいるとSNSを中心に話題となっています。

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「ブゥン」と減速「エンブレ」がウザがられる…?
 クルマを減速・停止させる時、通常はブレーキペダルを踏んで操作する「フットブレーキ」が一般的です。

 ブレーキペダルを踏むと、その力はブレーキフルード(ブレーキオイル)というオイルで満たされたマスターシリンダーへと伝わり、オイルがシリンダーで圧縮されることで高い圧力を伴い、ペダルを踏んだ力が倍増された状態となります。

 その後、高圧のオイルが各車輪のブレーキ配管を通り、車輪とともに回転しているブレーキディスク/ドラムをブレーキパット/シューが押さえつけて摩擦を発生。

 これにより、動いているクルマのエネルギーが熱エネルギーへと変わりクルマが減速・停止するのです。

 一方で、エンジンブレーキはブレーキペダルを踏まず、トランスミッションを低いギアに落とすことで減速します。

 これは、エンジン回転を下げようとする抵抗を利用しているためで、普段の運転でもアクセルペダルを離すとエンジンブレーキが働き、徐々に減速します。

 さらに強いエンジンブレーキを使う際は、MT車では1・2段低いギアにシフトダウンし、例えば「5速」で走行中であれば「4速」や「3速」などに落とします。自分でギアを選択するMT車では、エンジンブレーキをよく使うユーザーが多いと言われています。

 AT車では「D」ポジションから「2」「L」「S」などのポジションに落としたり、「O/Dボタン」を押すなどの操作によって低速のギアへと切り替わるため、エンジン回転数が上昇し、強いエンジンブレーキが発生します。

 しかし、このエンジンブレーキについてSNSでは「エンジンブレーキをうざいと思う人がいる」という意見があったようで、多くのユーザーが話題にしています。

 なぜ「うざい」と思われてしまうかの理由として、「ブレーキランプ」が点灯しないことが挙げられます。

 減速や停止を赤いランプで後続車に知らせるブレーキランプはほとんどの場合、ブレーキペダルにスイッチが装着されているため、ブレーキ操作とともにスイッチがオンになり点灯します。

 一方、エンジンブレーキはブレーキペダルを踏まないためにブレーキランプが光らず、後続車にとっては合図なしで減速し、急に車間が近づくために「うざい」と思う人がいるようなのです。

エンブレが悪? そもそも「十分な車間」を開けていれば良いのでは?
 一部ユーザーから「うざい」と思われるエンジンブレーキ

 たしかに、急に車間が近くなると「うざい」と思っても仕方のないことかもしれませんが、SNSなどではエンジンブレーキ以前の問題だと指摘する意見が多いようです。

 
ブレーキランプだけを見て「減速」と判断するのは危険
「そもそも車間距離空けていればいいんじゃないの?」「エンブレ程度の減速力で車間詰まるならもっと(車間距離を)空けろよ」「ブレーキランプがつかないからうざいの? 車間詰めすぎなのでは」など、減速した前走車にすぐに追いついてしまう車間距離自体が問題だとするコメントが多く見られます。

 さらに、「目の前しか見ずに予測運転しないのが悪い」「ブレーキランプで減速しているかどうか判断するほうが危険」など、ブレーキランプだけを頼りに前走車の減速を判断することが危険だとする声も。

 たしかに、車間距離を十分に確保していれば前走車のエンジンブレーキ使用の有無にかかわらず、「うざい」と思うほど近づくことはないと考えられます。

 栃木県那須烏山市の自動車教習所である烏山自動車学校の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)は過去に以下のような投稿を行っています。

「車間距離を取ることで
・追突事故の防止
・不要な加減速の防止
・状況が把握しやすくなる
・同乗者が安心することができる
・到着時間が大幅に遅れることはない」

 十分な車間距離を確保することによって、不要な加減速が減ることや前走車など進行方向の状況を判断しやすくなると言い、この投稿以外にもしばしば車間距離の重要性についてコメントしています。

 また、エンジンブレーキは有効に働くケースがあります。

 長い下り坂や山道など連続する下り坂を走行する場合、フットブレーキを多用すると摩擦が発生しつづけ、ブレーキ自体が熱を持ってしまい効きが悪くなる「フェード現象」や、ブレーキの熱がブレーキフルードへと伝わり、沸騰して気泡が発生する「ヴェーパーロック現象」が発生し、制動力が低下します。

 このような事態を避けるためにエンジンブレーキは有効です。

 実際に峠道や山道など、下り坂が連続する区間や、高速道路の長い下り坂では「エンジンブレーキ使用」「低速ギアにチェンジ」「エンジンブレーキ併用せよ」などの警戒標識が設置され、フットブレーキではなくエンジンブレーキを推奨していることもあります。

※ ※ ※

 エンジンブレーキの使用に悪いケースはなく、下り坂などむしろ積極的に活用したほうが良い場合もあります。

 ブレーキランプが点灯しないエンジンブレーキですが、前走車がエンジンブレーキで減速しても、しっかりと車間距離を取り、前方を良く確認していれば「うざい」と思うこともなくなり、不要な加減速も減ります。

 クルマを運転する際は十分な車間を空けて走行するほうがよいでしょう。
くるまのニュース編集部
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