稲葉⇒栗山監督、捕手2⇒3人、その違い。

第5回WBCの日本栗山監督、第2回プレ12と東京五輪の日本稲葉監督とは、日ハムでは監督と選手の関係だった。ある程度は、稲葉監督の選抜や戦い方を参考にしつつ、もしかしたら、実際に考え方を聞いただろう。

その中で、捕手の選抜や人数についても、確認したろう。特に、東京五輪の苦戦ややりくりも。確か、甲斐と梅野だったハズだし、投手以外全てのポジションをこなす栗原や元々捕手入団した近藤をアテにしていた。しかし、栗原はシーズン中に大ケガ、近藤は腰の手術歴があり配慮も必要だったため、選抜を捕手3人に切り替えたろう。

盗塁阻止の甲斐と守備攻撃バランス良い中村は、千賀や外人抑えの160キロ以上のストレートも変化球も受けて来たスキルもわかっていた。あと1人を攻撃に優れた捕手として、大城を選んだ。捕手に限っては、そういう考え方だったろう。

今回、故障辞退者の穴埋めとして、内野外野全てこなす牧原を選抜したコトともリンクしている。

カレ自身、日ハム監督を退いてすぐだったから、考え方に活かせる面もあったろう。

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栗山監督「勘違いしてほしくないのは...」 会見で見せた気遣い、WBC「捕手3人」本当の狙い
3/28(火) 18:44 Yahoo!ニュース
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写真:つのだよしお/アフロ
 ワールド・ベースボール・クラシックWBC侍ジャパンを率いた栗山英樹監督が2023年3月27日、日本記者クラブで会見し、キャッチャー陣への感謝や謝罪の言葉を口にした。

<【動画】WBC優勝の瞬間「まさかのトラブル」シーン>

■「誰がダメで誰が良いということではない」

「主に甲斐選手と中村選手を交互に先発で起用されました。彼らに対する評価と、どんなことを期待して順番で起用されたのか」

 記者からこのような旨の質問を受け、栗山監督は甲斐拓也(ソフトバンク)、中村悠平(ヤクルト)とともに、巨人の正捕手・大城卓三も含めて選出理由を語った。

「最初のイメージとしては、絶対的な守りから入れる甲斐選手の経験と安心感。攻撃も守りもすべてバランス良い中村悠平。攻撃に移った時に僕は大城に、交流戦の時とかシリーズでやられているというのもあって攻撃的なキャッチャー(のイメージがある)。その3パターンを入れたかった」

 それぞれの独自の強みを認め、戦況に合わせて最適な扇の要を起用したい狙いがあった。しかし、大城は出場機会に恵まれず「申し訳なかった」と栗山監督は謝罪した。その上で、ふたたび「3人構成」の意図を説明し、「3人いてくれることでこっちが思い切って代打を出せるし、動くことができた」と役割の大きさに感謝する。「誰がダメで誰が良いということではない」と強調した。

 決勝のアメリカ戦最終回は、中村と大谷翔平エンゼルス)の組み合わせがほとんど"ぶっつけ本番"だったという秘話も明かし、優勝への貢献をたたえた。

 それでも、「勘違いしてほしくないのは」と切り出し、「最後に出ていた人がすごいとかそういうことではなくて、3人のバランスが良かったのでそれができた。すごく感謝しています」と最後まで3人をねぎらった。

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