広岡達朗、正常と錯誤を徘徊?

広岡達朗、正常な理解と時代錯誤を徘徊している。原辰徳への評価は、昔から首尾一貫している。新庄剛志への評価は、孫の迷走に目を細めるボケたおじいちゃんみたいなモノ。カレは新庄みたいなタイプ、ヤクルトや西武で大キライだったハズ。また、ダルビッシュ有が今回WBCのために早く合流し、選抜選手に指導すると「コーチへの越権行為!」「技術は盗むモノ!」と、今にそぐわぬ時代錯誤評価。

カレは、今の野球をどれくらい観ているのだろうか?今は地上波でなくても、BSやCSでもNPBやMLB、ファームも放送されている。古巣として巨人、指導者として広島、監督としてヤクルトや西武、GMや監督したロッテなど、どんな評価をしているのか?

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「原采配には我慢が足りない」大物OB広岡達朗氏が5連敗の巨人に喝!…「若手が育っておらずまったく先が見えない」
4/11(火) 6:20 Yahoo!ニュース
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巨人大物OBの広岡達朗氏は5連敗の原巨人に苦言を呈した(写真・黒田史夫)
巨人が5連敗で開幕ダッシュに失敗した。坂本勇人(34)、丸佳浩(34)のベテラン2人が大不振で、スタメンを外れたゲームがあり、8日の広島戦では経験のない松田宣浩(39)を二塁で途中起用して失策につながるドタバタぶり。5連敗中のチームの得点は7点しかなく、9試合でのチーム失点は、試合数が1つ少ない横浜DeNAと並ぶリーグワーストで投手陣も不安定だ。巨人の大物OBで西武、ヤクルトで監督を務めた広岡達朗氏に巨人の現状分析と今日から始まる阪神戦からの巻き返し策を聞いた。

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 最悪のスタートとなった。開幕9試合までに5連敗を喫したのは2012年に続き11年ぶり5度目。その年は最大6.5差を逆転して優勝を果たし、日本一を奪い取っている。監督は原辰徳氏だ。
 この開幕ダッシュ失敗も優勝への“つまずき”にすぎないのか。
 巨人の大物OBである広岡氏は、「まったく先が見えない。11年前とは事情が違うよ」と一刀両断だ。
 まず球界大御所は5連敗の現状をこう分析した。
「開幕前から私は声を大にして言っているが、投手も野手もまったく若手が育っていない。危惧した通りだ。長野、松田が入ってベンチは明るくなったが、言っては悪いが、他所をお払い箱になった選手に、この危機的状況は変えられない。補強すべきはベテランではなかった。そもそもチーム作りが間違っていたんだ。去年使っていた増田陸、廣岡大志、松原聖弥らはどこへ行ったのか」
 野手の若手ではドラフト4位の門脇と3年目の中山が1試合ずつ不振の坂本に代わって遊撃でスタメン出場のチャンスをもらったが、広岡氏は、「2人はみどころのある選手だが、まだレギュラーを取るまでにはいかない。頭を使っていないというか、好機での打撃内容が悪すぎる。コーチが教えていないんだろう」と手厳しい。
 門脇は5日の横浜DeNA戦で「8番・遊撃」で出場したが、5回、7回と2度、走者を置いた場面で最低限の進塁打も打てず、中山は7日の広島戦で「1番・遊撃」で出場したが、1点を追う6回二死二、三塁で簡単に内野フライを打ち上げてしまっている。
 また古巣に出戻った長野は、2度、1番でスタメン抜擢され、6日の横浜DeNAではマルチ安打したが、8日の広島戦では、5打数ノーヒットで勝利に貢献できなかった。9日の広島戦では、代打から途中出場した松田を、そのまま二塁に入れた。松田は、巨人キャンプに外野グローブをも持ち込み、外野、三塁、二塁、一塁の練習をこなしてきたが、プロ17年で二塁を守ったことはない。案の定、6回に先頭の西川の打球を失策した。
 広岡氏は松田の二塁起用を「論外だ」と嘆いた。
「守備位置は固定しなければならない。今年の阪神がいい例。大山一塁、佐藤三塁、中野二塁と固め、ショートは小幡と木浪の併用だが、ポジションを固定したことで、失策が減るどころが好プレーを連発している。巨人とは対照的。しかも、もう石みたいに足の動かなくなっている松田に二塁など無理だ。原は、敗戦を選手の責任にしてはならない。起用している指揮官の責任なのだ」
 坂本が打率.115、丸が打率.097、吉川が打率.197と揃って大不振。坂本は2試合、丸と吉川も9日の広島戦でスタメンを外れた。広岡氏は、この原采配にも“物言い”をつける。

「坂本はどこか怪我の影響なのだろう。丸、吉川にしてもそうだが、ちょっと、どこかが痛い、まだ調子が上がらない、を理由に簡単にスタメンから外すような選手ではないし、そういう起用法をしていくと選手として怪我に弱くなり衰えていく。まだ開幕9試合ではないか。原の采配には我慢が足りない。まさか坂本や丸を2軍に落とすようなことは考えていないだろうとは思うが、実績のある彼らは試合に出て打席を重ねる中で復調していく選手。世代交代は必要だが、彼らを脅かすような若手を育てきれていない以上、まだ彼らを我慢して使わねばならないだろう。打順もコロコロと変えているが、それではつながりというものは生まれてこない。ここは、まずは1、2番、クリーンナップを固めて辛抱することだ」
 広岡氏は新外国人のブリンソンに関しても不満がある。
 ブリンソンは、4日の横浜DeNA戦で最終打席の二塁打三塁打であればサイクル安打達成という大爆発をしたが、翌日のゲームで、前の走者を見ていない走塁ミスとアウトカウントを間違うという草野球でも起こらないようなボーンヘッドを重ねて先制機を潰した。
「野球を知らないのか。コーチがアウトカウントをしっかりと伝えていないのか。こんな外国人などいらない」
 また投手陣も「戸郷一人では厳しい」と問題視する。
「そもそも開幕ローテーに新外国人を3人も使うような“助っ人頼み”のチーム編成が間違っている。しかも、その3人には球威がない。赤星、横川にしてもそう。オリックスの投手陣を見てみなさい。のきなみ球威のある投手が揃っているではないか。その違いがなぜ起きているかを巨人のフロントも首脳陣も考えねばならない」
 広島戦との3連戦では、ビーディ、グリフィン、赤星の先発の3人がいずれも5回を持たなかった。開幕ダッシュの失敗から巻き返して優勝した11年前は、内海哲也沢村拓一杉内俊哉、ホールトンと最終的に2桁勝利した先発が4人もいたが、今の巨人で計算の立つ先発は戸郷だけ。
 ただ広岡氏は「阪神とヤクルトの2チームが抜けているが、巨人には、まだAクラス入りの可能性はある」と見ている。その条件は、こうだ。
「ローテーションの立て直しに尽きる。キーマンは菅野だよ。せめて菅野と戸郷が2本柱として固まれば、Aクラスというものは見えてくるのかもしれない」
 開幕投手を予定されながらも右肘の張りで回避、プロ11年目で初めて開幕1軍メンバーから漏れた菅野がいつ戦列に復帰できるのか。
 今日11日からは東京ドームで伝統の巨人―阪神戦。巨人は、その第1戦に戸郷をぶつける。一方の阪神は、安定感のある西勇。
「もし戸郷で連敗を止めることができなければ、ますます悪循環になるだろうな」
 広岡氏は、そう警告を発した。
(文責・駒沢悟/スポーツライター
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