今のNPB、キャンプからメチャクチャ!

いつからこうなったのか?NPBでは、ベテランの劣化が速い。高齢で在籍デキるのは、メジャー帰りか投手。

原因は、キャンプだろう。シーズンオフからと言ってもいい。

分岐点は、中日星野監督が落合をロッテから獲得して以降だと思う。

それまで、落合はロッテで超マイペース調整をやっていた。シーズンオフはテレビに出て、トレーニングもナシ、趣味に興じ疲労回復に努めた。自主トレからカラダ作り、キャンプも2軍キャンプ地でカラダ作りしていた。オープン戦も中盤まで出ない。オープン戦中盤、良い投手が投げる日に出て、打席でバットを振らずにタマを見るだけ。試合以後に打ち込みに入り、オープン戦終盤に仕上げにかかっていた。

しかし、中日移籍以降、星野監督から若手や外人への御手本としての役割をさせられ、キャンプも1軍帯同、カラダもバッティングも仕上がりもしないのに紅白戦出場、オープン戦も最初から出場、レベルも仕上がりもバラバラな投手を見せられ、バッティングアイも正確でなくなった。中日でも巨人でも似た過ごし方を繰り返し、アマ時代にカラダがデキてない落合のカラダは急速に落ち、契約更改問題もあり中日は引き留めなかった。あの巨人-中日最終決戦でのマタ裂き肉離れは、起きるべくして起きた。

ロッテ⇒中日移籍時点で、3度の三冠王がこんなキャンプ以降をやるようになったため、どんな偉大な選手でもマイペース調整をデキなくなった。大抵のキャンプ、特にセ・リーグでは1軍と2軍で設備や練習パートナーに差があり過ぎ、1軍に帯同せざるを得なくなった。

みっちりトレーニングが必要なのは、25歳くらいまでだ。それも、アマ時代にキチンと鍛練デキてない選手はトレーニング時点で故障する。25歳以降は、キチンとした選手スカウティングに依るトレーニングや技術維持向上のプログラムが必要なのだ。

巨人坂本、楽天田中将と同期で伊丹から青森や北海道の高校へ野球進学したが、野手と投手では鍛練度合いが雲泥の差だ。プロ入り後は、更に如実に差が開いた。楽天で岩隈を御手本、ダルビッシュ有を目標に努力鍛練した田中将と、巨人で清武GMとボディーメーカー社長から甘やかされ六本木漬けで鍛練しなかった坂本では、東京五輪でこそ一緒にプレーしたが立ち位置は全く異なった。

田中将は来シーズン、メジャーかNPB移籍も悠々自適引退もデキるが、坂本には巨人残留か引退しかない。今更、慌てて付焼刃のトレーニングしても故障するだけだ。

 

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落合博満さん、不振の巨人に苦言「日替わり打線が1番良くない。なぜ坂本を外すのかな」 中畑清さんは「私と原監督に喝を」
4/16(日) 11:49 Yahoo!ニュース
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落合博満さん
 現役時代3度の三冠王に輝き、2007年に監督として中日を日本一導いた野球評論家の落合博満さん(69)が16日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」スポーツコーナーに生出演。セ・リーグの最下位争いを続ける巨人について、日替わり打線と中継ぎ陣の起用についての問題を指摘した。

 15日の中日戦は辛くも勝利し最下位を脱出した巨人。司会の関口宏(78)が「何がいけませんかね?」と尋ねると「まあ、日替わり打線というのが1番良くないんだろうと思います。もうちょっとレギュラーはレギュラーとしてどっしりと構えたオーダーを組んだ方が先が見えてくるとは思うんですけど」と語った。

 関口が「迷ってるのかな?」と聞くと、「調子がいい選手を使いたいんだろうけど、1番思うのは、なぜ坂本を(スタメンから)外すのかなと。調子が悪くてもレギュラーですから、シーズンを通して使った方がいいと思います。中継ぎ投手も、勝ちゲームも負けゲームも出てくる投手がだいたい同じですから。そこはちゃんと色分けしてやらないと中継ぎ投手はもたない」と指摘した。

 これを受け、同じくご意見番として出演した元DeNA監督の中畑清さん(69)が「私、ジャイアンツのOB会長なんですよ、落合さんのおっしゃるとおりなんですよ。ですから私に喝を入れてください。現場の長、原辰徳(監督)にも喝を入れておいてください。ファンがヤキモキしながら野球を見ていると思うんで、きのうはたまたま勝てた、勝利をもらったような試合内容。つかみ取りにいく、勝ちきる試合を何試合か見せていかないと本当に心から安心できない。応援できない。喝を入れておいてください」と話すと、落合さんから「まだ早い」とツッこまれていた。
中日スポーツ

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