黒木華(33)、思ったほどではない!

黒木華(33)、結婚前の蒼井優らと争うように、若い内から大森南朋ら割と舞台系オジサン俳優らの中で写真週刊誌に撮られていた。そんな舞台系オジサン俳優がベッタリ一緒にいるくらいなら、さぞや上手でやる気ある女優さんなのかと思いきや、テレビではそんなスキルあったとしても引き立たない。また、ソコソコにガタイはデカいが、顔は平安顔でプロポーションは大したコトない。舞台系オジサン俳優が撮られるくらいだから、そんなにスゴい部分あるのかと思ったら、拍子抜けだった。

単に、舞台系オジサン俳優は例えフツ~顔でプロポーションペッチャンコでもデキたら良かったし、見返りに知り合いの演出家やキャスティング担当にクチコミで兄弟の輪を拡げたんじゃないの?

きっと、そうした舞台系オジサン演出家や俳優らに食われながら40歳近くまで埋もれていたら、吉田羊になってるのだろう。彼女がトシを伏せていたのも、そうした20年近くがあるのだろうし。舞台系オジサン、演出家や俳優でも鈴木杏樹食ったヒトもいるし、結構ロクでもないし、そんな中で吉田羊よりは早くテレビに出ただけだ。

 

 

 

 

 

 

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女優・黒木華「歳をとるのが好き」と言える理由
4/23(日) 21:01 Yahoo!ニュース
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Getty Images
柔らかさと芯の強さ、その両方を持ちながら、作品ごとに新しい表情を見せる黒木華さん。10代から芝居をはじめ、30代となった今、「歳をとるのが好き」と笑う。女優として、ひとりの女性として、年齢を重ねながら、黒木さんはその変化をどのように受け止めてきたのか。

【写真】女優・黒木華さんにインタビュー

黒木華(くろき・はる)
1990年3月14日生まれ、大阪府出身。2010年にNODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』でデビュー。2014年、山田洋次監督作『小さいおうち』で、第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、『日日是好日』(18)、ドラマ『僕の姉ちゃん』(TX)など主演作を重ねる。近作に舞台「ケンジトシ」、映画『#マンホール』『イチケイのカラス』(ともに23)、公開待機作に『せかいのおきく』(4/28公開)がある。

■作品情報■
 
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会
ヴィレッジ

4/21より全国公開

監督・脚本:藤井道人
出演:横浜流星 黒木華 一ノ瀬ワタル 奥平大兼 作間龍斗 中村獅童 古田新太
配給:KADOKAWA/スターサンズ
2023年/日本/120min/PG12

私にとっての一番は“役を演じること”
最新作となる映画『ヴィレッジ』で黒木華さんがタッグを組むのは、『新聞記者』で一躍注目を集めた新鋭・藤井道人監督。『余命10年』に続き2作目の出演で、「藤井監督の現場をもっと濃く体験できる」と楽しみにしていたという。撮影にあたり、プレッシャーを感じることもあったのでは?

「プレッシャーはあまりなかったです。プレッシャーってたぶん期待をかけられているから感じるんですよね。私にとっては役を演じることが一番。作品ごとにいろんな監督や共演者、違う役にも出会えるので、いつも楽しんで挑んでいます」(黒木華・「」内以下同)

『ヴィレッジ』は、同調圧力格差社会、貧困といった日本社会が抱える問題を描いたヒューマンサスペンス。“小さな村”という閉ざされた世界で、親の罪を背負いながら生きる青年・優を横浜流星さんが演じ、彼にとって一筋の希望となる幼なじみ・美咲を黒木さんが演じる。

「私が演じる美咲は、育った村が嫌で東京に出たものの、やりたかったことができず心を病んでしまって故郷に戻ってくる。そんな彼女の心の動きを考えながら演じました」

横浜さんが表現する優の虚無感、絶望は見ていて苦しくなるほど。優の“闇”を受け止める美咲を演じるのは、どんな経験だったのだろうか。

「最初は優を見ているのがつらかったです。思い詰めすぎていなくなってしまいそうで……。横浜さんとは初めてご一緒したのですが、普通に話しかけてくださったときは安心しました。美咲としてのつらさはありましたが、私自身は基本的に冷静な部分を持っていようと心がけているので、優と一緒に落ちていくことはなかったです。横浜さん、藤井監督の持つ空気感を壊さないように、その場にいようと思っていました」

白黒を決めつけない“余白”を許せる“余裕”を持っていたい
人生に行き詰まった優が選択する道を、正義ととらえるか、悪ととらえるか。白黒つけられない部分を、黒木さんは作品を観る人にとっての「余白」と表現する。

「エンターテインメントを仕事にしていると、最近はわかりやすいことを求められるんです。どっちが良くて、どっちが悪い、それこそ白黒はっきりつけようとする。でも、私は分からないこともあってもいいと思います。正論って時に人を傷つけますし、決めつけない“余白”があるのがエンターテインメントだと思うので。ずるいかもしれないけど、私はどちらにも寄らない“中間”でいたい。その方が冷静に判断できるし、相手の意見も『そんな風に思うんだ』って受け入れられる。その“余白”を許せる“余裕”を持っていたいと思います」

黒木さんはインタビュー中、度々「冷静」という言葉を口にする。「冷静でいること」は、芝居を始めた高校生の頃から意識しているのだそう。

「高校で演劇をやっていたとき、指導をしてくれた先生が『第三者の目を持って演じなさい』とおっしゃっていたんです。『(演じている)自分だけ気持ちよくならないように』と。それがずっと残っているのだと思います。だから、感情的なお芝居はちょっと苦手なんです。泣いているお芝居をしていると『自分だけ気持ちよくなってるんじゃないか』って。そう考えるとすごく恥ずかしくなって……。だから自分の作品を見るのもすごく苦手。どうしても、もっとできたんじゃないかって思ってしまうんです」

そうやって芝居を突き詰めてきたからこそ、どんな作品でも〈新しい黒木華〉が見られるのかもしれない。

カレーには白米!「いつも楽しくいる」ために よく食べ、よく寝て、運動する
自然豊かな村に立つゴミ処理場、不法投棄なども描かれる『ヴィレッジ』では、環境問題についても改めて考えさせられる。黒木さん自身、作品をきっかけにごみの分別や処理の仕方を意識するようになったのだとか。

「私は出身が関西なのですが、大阪と東京の分別方法の違いを改めて考えたり、ごみの清掃業に就いている方のツイッターを見るようになって、ゴミの正しい捨て方を知ったり。やれることって山ほどあると思うんです。私は一人暮らしなので、食材は食べ切れる量を買うようにしたり、紙のパックに入っているものを意識して選んだり。本当に微々たることですけど、自分にできることはなんだろう?と意識することが大事だと思います」

「なるべく楽しくいたい」という黒木さんが、体も心もいい状態をキープするために大切にしているのが「ちゃんと食べて、適度に運動して、しっかり寝ること」。実際、どんな習慣を取り入れているの?

「玄米が好きなので、ごはんは玄米中心。でも、カレーのときだけは白米にします(笑)。あとは野菜を食べるように。いろんな方が時間をかけて作ってくださった野菜なので、産地など特にこだわりはないのですが、なるべく新鮮なものを。季節感を忘れがちなので、旬なものは意識して取り入れるようにしています。撮影に入ると、どうしてもお弁当が多くなるので、野菜だけ現場に持っていったりも。生野菜にしたり、温野菜にしたり、本当に簡単なもので、味付けもオリーブオイルに塩、ビネガーと、シンプルに食べています」

ハマっているのは「梅干し入りの白湯」。

「梅湯は飲むとさっぱりするし、味が好きなので続けられていますね」

運動は週に2回ほどピラティスを取り入れ、仕事で通えない時は自宅で腹筋を鍛えている。

「舞台のときは、発声や体幹がすごく大事で、トレーニングもかなりするから体重も落ちるんですよ。でも基本的に食べるのが好きだから、やっぱり太っちゃう。そうするとマネージャーさんから『ちょっとお太りになられました?』と言われるんです(笑)。『すみません! 頑張ります!!』って……そういうのを繰り返しています(苦笑)」

ファスティングで体も思考も整理
実は黒木さん、ファスティング経験者でもある。

「周りにやっている人も多くて、断食は楽だよと聞いたので、私もやってみよう!と。やっぱり体も軽くなりましたし、思考もスッキリしました。添加物が何も入っていない、きれいな状態から徐々に通常の状態に戻していくので、体と心がちゃんと入れ替わっている、循環しているなって実感もできました。ファスティング明けに回復食で食べる『スッキリ大根』は、すごく腸が動くのを感じるし、素材そのものの味が感じられるのが好きです」

役者は“人を生きる人” だから、私は歳をとるのが好きなんです
10代から芝居をはじめ、20代、30代と歳を重ね、3月14日に誕生日を迎えた黒木さん。「33歳、ゾロ目になりました」と愛らしく笑う。仕事への向き合い方にも変化はあったのだろうか。

「いい意味で適当になった気がします。10代20代は『やらねば!』という気持ちがすごく強くて空回りしてしまい、『やめたい』『しんどい』って思うことも結構あったんです。だけど、30代になって無駄な力の入れ方をしなくなりました。仕事ってどうしても手が抜けないじゃないですか。100%、120%でやりたいと思ってしまうんですけど、それ以外のところで力の抜きどころを見つけると、より真剣に向き合える余裕が生まれる。だから休むことも大事。20代の頃は、休んでると仕事がなくなっちゃうって思ったりしたけど、そういう気持ちも薄れてきて、いい意味で自分の誤魔化し方がわかってきたのかもしれません」

それは作品を重ねた経験からだけでなく、歳を重ねたからこそと続ける。

「私、歳をとるのが好きなんです。将来は縁側に佇む、かわいいおばあちゃんになりたくて。私が好きな俳優さん、特に海外の方はそうなのですが、刻まれた年齢がとても美しく見える。日本ではまだ、若々しくあること、美人であることが貴重なもののように扱われているし、ルッキズムをやめようと言いながらも、その見方はいまだ変わっていないように感じます。だけど、歳をとるのはそんなに悪いことじゃないと思うんですよね。笑いジワも私は好きだし、シミは……ちょっと気をつけようと思う(苦笑)。そうやって歳を重ねることは、人生を重ねること。『役者は“人を生きる人”』なので、私にはそれが必要なんです」

最後に黒木さんがこれからも芝居を続けていくために、大切にしていることを聞いた。

「“楽しむこと”ですね。生きていたら嫌なこともあるじゃないですか。だけど、それも楽しめるようにメンタルを持っていく。逃げても嫌なことは無くならないし、たとえ逃げてもいいと思うんです。逃げている間に、向き合えるくらいの時間を持って、自分が楽しいことをする。私は特に、ネガティブになるといいように回らない気がするので、とにかく楽しもうと思っています」
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