中日立浪監督、自分達のキャンプ&オープン戦の指導の杜撰さを棚に上げ、選手の走塁の怠慢に怒りをブチまけている。というか、今のNPB、キャンプの練習時間は短くなる一方だし、その短くなった練習時間の中で守備側はキチンとしたカットプレー、走者としてのキチンとした判断に基づく走塁は、練習該当者に限らず見て学んでないと、身に付け意識する機会はない。特に、西武黄金時代辺りから、NPBキャンプはロクに練習せず遊興旅行に変わっている。短時間で密度の濃い練習と謳っていたが、実戦想定から漏れているコトは増えたろう。
逆に、練習で想定してなくても、西武清原は日本シリーズで巨人クロマティーへの外野フライで二塁から本塁生還した。また、西武辻は巨人クロマティー前への安打で一塁から本塁生還した。養った鋭気が、次の塁を狙う高い意識に変わった。
横浜三浦、ヤクルト高津、楽天石井一、ロッテ吉井らは投手、巨人原、阪神岡田、中日立浪、広島新井兄、日ハム新庄、西武松井稼は内野手、オリックス中嶋は捕手、ソフトバンク藤本はベンチと、捕手出身は1人しかいない。チームの守備や走塁を見る眼を持つポジション出身者すらいないのだ。
だから、選手達に攻守走どんな意識付する練習をさせるべきか、たぶんわかってない。選手のミスを怒るコトはデキても、そのミスを招いたのは自分達の練習メニュー漏れであるコトを反省する眼は持っていないのだ。
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中日・立浪監督 反撃ムードに水差す岡林の“走塁放棄”を叱責「走っとったらセーフですからね」
5/24(水) 21:44 Yahoo!ニュース
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選手交代を告げにベンチを出る立浪監督 (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 中日2-6広島(2023年5月24日 マツダ)
中日の立浪監督が、岡林を叱責した。
【写真】あぁミスばっかり…初回、マクブルームの一ゴロをビシエド(右)が一塁に悪送球し追加点が入る
場面は5点差を追う3回1死、岡林の打席だった。広島・九里から放った打球が三塁線を切れた、と本人は判断したが、審判のジャッジを確認せずに一塁までの走塁をストップ。結果、フェアゾーンに入った打球を処理され、三塁ゴロとなった。
試合後、同監督は問題のプレーに対して「自分で決めつけて判断した。現に(球は)帰ってきている。二度とああいうことがないようにやっていかないといけない。走っとったらセーフですからね」と叱責。軽はずみなプレーを断じた。
18日の阪神戦では、石川昂が途中で走塁を緩めたことが原因で、ホームインを認められないミスもあった。経験の少ない若い選手主体のチームだけに走塁ミスも目立つ。このことに指揮官は「若い選手はそういうことを怠らないようにやらないと。本人らは反省しているでしょうから。ああいうことのないようにやっていかないといけない」と反省を促した。
試合は九里を打ち崩せず、2-6で完敗の内容。ただ安打数は両軍ともに8本ずつと差がなかった。そのことを指摘されると、指揮官は「そうですね。初回以外はリリーフ陣が踏ん張ったのと、カープ打線が淡泊になったのと。早い回に1点でも2点でも取れれば、相手も嫌だった」と嘆き、反撃ムードに水を差した3回の岡林のミスは痛そうだった。
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