横浜バウアー、NPBを舐めてた?低め意識で好投!

MLBサイヤング賞投手、横浜バウアー、数試合打ち込まれていたが、先日3日の試合は8回を10奪三振で、好投した。伊藤捕手の弁では、バウアーの低めへの意識に依ると言う。低めへの意識?MLBの方が当たり前にあるべき意識、必要なピッチングのハズ。それとも、日本だからと舐めていたのか?KOされた2試合、やたら捕手のサインに首を振り、投げたいタマを選択したろうに打ち込まれていた。2シーズンの出場停止(?)で意識が希薄になっていたのか?それとも、サイヤング賞受賞当時より少し太っている感じで、球威で押し込める目算が、ブランクで思ったほど球威がなかったのか?

まだ、"次からは大丈夫!"と言える状態ではない感じがする。

 

 

 

 

 

 

 

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DeNA】捕手とコーチが証言! トレバー・バウアーが「低めのストレート」で掴む日本野球成功への道
6/6(火) 5:30 Yahoo!ニュース
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少しずつ日本の野球に馴染んできたバウアー。果たして今季はどれだけ白星を掴めるか。写真:萩原孝弘
 5月16日、わずか6つのアウトを取っただけで被安打11、7失点KOと散々な結果となった際、トレバー・バウアーは自身のYoutubeで「鬱になりそうだ」と落ち込む姿を晒していた。試合後は打たれた原因に「非常にアンラッキー」を繰り返した際は、アタマの整理が付いていなかったことが感じ取れた。

【動画】10奪三振で2勝目!バウアーが披露した“高橋光成斬り”をチェック

 しかし直近2戦は“らしい”姿を取り戻し、安定したピッチングを披露している。

 特に6月3日の西武戦では、初の二桁奪三振に、最長の8イニングと来日最高のピッチングを見せた。関係者はこの試合の好投の理由について「低め」の制球がカギと口を揃えた。

 痛打された際「球が高い。それに尽きる」と言い切った三浦監督も「しっかりと高低を使えている」と高評価。

 斎藤隆チーフピッチングコーチは「ひとつというのは難しいですけど」と前置きした上で「低めの意識が良かった。バッターも意識してくれている感じだったので。低めがあれぐらい使えると、また高めも生きてくる。相乗効果だと思うんですよね」と説明。「勝てるピッチングを当たり前ですけど基準に考えると、高めだけでは苦しいかなというところになりますよね」と結論づけた。

 さらに、女房役の伊藤光は「自分のフォームを研究して、真っ直ぐは低めだと回転効率が悪いので投げていないと聞いていましたし、高めの真っ直ぐと低めの変化球のスタイルでアメリカでは通用していた」と“フライボール革命”が席巻しているMLBでの攻め方を理解していたが「日本ではバッターが真っ直ぐを打ちに来ていても、変化球を拾ってくる。向こうでは変化球を低めに投げれば空振りが取れていたのに、自信を持って投げていったボールが拾われる、しかも長打になるということがあった」と2試合とも7失点で敗戦投手になった投球を反省。

「何かを変えなくてはいけない」本人はもちろん、コーチやアナリストとも相談した上で「日本ではバッターの反応が違うというのに気づいた。バウアーは山本由伸とか、活躍している選手の共通点を彼なりに研究し、ピッチングコーチや相川(亮二・チーフ作戦兼バッテリーコーチ)さんとも話して、低めの真っ直ぐだということになった」と理論派らしいアプローチで指針を固めたと明かした。

「元々見逃し三振を狙うときには低めに真っ直ぐを投げていた」こともあり、ブルペンやファームでの調整を経て感覚を掴んでいった。その結果、「高めの真っ直ぐがいったら低めの真っ直ぐを投げると、バッターも絞りづらかったのではないかな。相手に意識させるボールが低めの真っ直ぐであれば、そこから曲げたり落としたりとか逆いったりとかで空振りが取れた。高めに抜けても空振り取れましたね」としっかりと答えを出すことに成功した。

 今後も「基本軸は高めの真っ直ぐ。いいボールなんで使っていきたいです。基本的に彼のスタイルは変えたくないんですけど、低めの真っ直ぐをプラスしていくことが、ひとつのポイントになる。持っている球種で幅を持たせたい」と先を見据えていた。

 またデビュー時とボールの質は「同じくらいです」と証言していることからも、やはり高めオンリーだったストレートを狙われたと見るのが自然だろう。

 サイ・ヤング賞受賞の経歴を持ち、ドジャースとは3年137億で契約した規格外の助っ人ながら、日本で数字を残すため、飽くなき探究心と分析力を駆使している“ベースボール・サイエンティスト”の第一人者。約2年の実戦でのブランクも埋まりつつあり、ピッチングのモデルチェンジに加え、日本野球のデータも日々アップデートされていることだろう。様々な歯車が噛み合った時、NPBのバッターを自慢のソードで淘汰する日がやってくるはずだ。

取材・文●萩原孝弘
 
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