ボンバーヘッド中澤佑二、今は5台も持ってるの?名古屋に住んでるの?1家でクルマを複数台持つのは、東京では厳しいだろう。それなりの土地や車庫を持つのは、経済的負担が大きい。地方では、自分達の行動の柔軟性維持にはクルマの方が良かったりする。複数台持つには、奥さんがクルマ運転するコトも要因だろう。
今のクルマは、フォードムスタングカブリオレ、ジープチェロキー、ダッジラムバン、メルセデスG55AMG、レンジローバー。ザックリ分類すると、アメリカンスポーツオープン1台とミニバン1台とクロカン3台。奥さんと考えた割に、クロカンがダブっているし、夫婦揃ってRV4台。コンパクトスポーツやステーションワゴンを混ぜる方が向く気もするが。
ポルシェ911を、クロカンの1台と入れ替える?水冷化したポルシェ911、空力意識でウインドウスクリーンは歴代空冷より寝ている。その分、ヘッドルームは窮屈になっている。標準的身長のヒトは問題ないが、185センチ以上あるヒトはツラいかも。もちろん、911でも、スピードスターやカブリオレやタルガでも選べる。ムスタングカブリオレと入れ替える?
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元サッカー日本代表でスポーツ・コメンテーターの中澤佑二さんが、人生で一度は乗りたいと思っているクルマ「やっぱりポルシェ911が欲しい!」
6/6(火) 19:10 Yahoo!ニュース
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中澤さんは5台持ちのクルマ好き!
元サッカー日本代表でスポーツ・コメンテーターの中澤佑二さんが乗り継いでいたクルマとは?
2022年FIFAワールドカップが中東、カタールでいよいよスタートする。今月のゲストは2010年の南アフリカ大会で大活躍した中澤佑二さん。クルマ5台持ちの中澤さんが、次のゴールとして狙うのはポルシェ911だ。
【写真6枚】元サッカー日本代表でスポーツ・コメンテーターの中澤佑二さんのカーライフとは?
◆免許は19歳で取りました
ロロ・ピアーナの白いニットと濃紺のジャケットを着こなした姿は、カッコイイの一言。ポルシェ911カレラGTSに相応しいいで立ちで現れたのは、元サッカー日本代表の中澤佑二さんだ。日に焼けた顔と引き締まったボディがアスリートであることを主張している。現役を退いてからもうすぐ4年になるけれど、ガチッとした体躯は衰えを感じさせない。現役時代、1対1における守備力の高さや空中戦での強さなどで、対戦相手にとって脅威だった人は、やはり筋金の入り方が普通の人とは違うのだと思った。
ポルシェ911カレラGTSは、中澤さんたっての希望で撮影用に広報車を用意した。
「いやあ、ホンットにポルシェ911、欲しいんですよ(笑)」
語り口が爽やかなことも中澤さんの魅力だ。
「免許は19歳で取りました。取り立てのころは、オヤジのトヨタ・カムリとお袋のスバル・サンバーのバンを乗り回していました。埼玉の吉川が地元なんですけど、当時ローライダーが流行っていたんです。友達もシボレーC-1500やカプリスをローダウンして乗っていた。その影響が大きくて、最初に買ったクルマはシボレー・サバーバンです」
東京ヴェルディとプロ契約をした中澤さんは、そこで先輩たちのクルマを見る。
「先輩にカズさん(三浦知良)、北澤さん(北澤 豪)たちがいらして、フェラーリ、ポルシェ、アルピナなど、凄いクルマをたくさん見ました。ドイツ車に少し興味が出て、ポルシェ911に興味を持ったのは、その頃からかもしれません」
◆映画に登場するクルマ
ところが、中澤さんの愛車遍歴のなかにポルシェというブランドはいまだに登場していない。サバーバンの次に買ったのは、クライスラーPTクルーザーだった。
「PTは黒いボディのサイドにウッドを張り、メッキ・ホイールを履いたりして、カリフォルニア風にアレンジしました。いま乗っているのは1989年型のジープ・チェロキーで、映画『グーニーズ』の冒頭シーンで悪役が乗っていてカッコいいなと思いました」
PTクルーザーに乗っていたときに増車した1966年型フォード・マスタングも映画で観て、購入したのだという。
「ヨメと映画を観ていたら初代マスタングが出てきて、カッコイイよねという話になったんです。雑誌で調べたら名古屋の中古車屋さんに赤のコンバーチブルがあって、そこまで行き、その場で決めました」
40歳になったら現役を退くと明言し、惜しまれながらも有言実行した中澤さんらしい、と思ったら、違っていた。
「クルマは全部、ヨメが決めるんです(笑)。マスタングも名古屋のお店で、“はい。これ、買います”と、即断即決したのはヨメです」
購入を決めたのは奥さんだが、運転するのは中澤さん。初めての旧車に戸惑ったという。
「キャブレターのクルマには乗ったことがなかったので、キャブのことはよくわからないし、暖気運転って何? っていう感じでした」
トラブルもあったそうだ。
「交差点でエンジンがストールしたり、ウォーターポンプが破裂して、水蒸気が噴き出したり。いま思い返すとなんだかんだとありましたが、みんないい思い出です」
このマスタングはいまも所有している。手放せないのはマスタングでしか味わえない独特の乗り味が好きだからだという。
「暑さや寒さが気にならない季節に屋根を開け、風を受けながら、V8サウンドを聞くのは最高です」
◆現在は5台持ち
現在はフォード・マスタング・コンバーチブル、ジープ・チェロキーのほかにダッジ・ラムバン、メルセデス・ベンツG55AMG、レンジローバーの計5台持ちという中澤さんである。
「ダッジ・ラムバンは愛犬のグレートデン3匹用。ゲレンデはヨメが運転していて、僕はチェロキー、マスタングは飾ってあって、レンジローバーは眠っている感じです(笑)」
その5台はすべて奥さんが購入を決めたクルマだという話を思い出し、ハタと膝を打った。どれも中澤佑二さんが乗っている姿を想像すると、ピタリとハマるように思えたからだ。中澤さんが醸し出す逞しくておおらかで自由な雰囲気が、5台のクルマとばっちりシンクロするのである。いやあ、奥さんはわかっていらっしゃると思った。
「ヨメはちょっとレトロな感じのものが好きなんです。食器ならファイアーキングとか。クルマはVWタイプIIが大好きで、ゲレンデだったらショート・ボディがいいとか、ディフェンダーはやっぱり先代だとか」
奥さんはどうやらエンスーでもあるようだ。
「そうなんですよ。クルマ好きなんです。だからポルシェ911に乗ってさえくれれば、これはいいと思ってくれるはずなんですけどねえ」
中澤さんはなんとかポルシェ911の購入を奥さんに納得してもらいたいと思っている。
「以前、996型をヨメと一緒に見に行ったら“アナタ、運転席に入らないでしょ”って言われて(笑)。新型は大きくなってますし、なんとかプレゼンというか、キラーパスを通したいです(笑)」
できるだけ早くポルシェ911を所有したいと思っている中澤さんにとってクルマとは何かを聞いた。
「うーん。なにかなあ? ご褒美という感じではないですね。現役のときは練習や試合からの帰りに、好きな音楽を聴きながらひとり運転する時間が好きでした。クルマとは自分が自分でいられる空間ですかね。それにクルマのない生活は考えられないから、人生の一部でもある。中澤佑二そのものかもしれません」
クルマはすべて奥さんが決めているのだから、中澤さんが中澤佑二でいられる空間は、奥さんが提供しているということになる。なるほど、どのクルマも似合うわけだ。
ポルシェ911購入へのキラーパスには、筒井カメラマンが撮ったカッコイイ写真が役に立つかもしれない。目指せ! 栄光のゴール!
文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=筒井義昭 スタイリング=嶋岡 隆(Office Simarl) ヘアメイク=越智めぐみ
中澤佑二
元日本代表プロ・サッカー選手。高校卒業後、ブラジルへサッカー留学。FCアメリカ(ブラジル)を経て、1998年に現東京ヴェルディに練習生として加入。1999年にプロ契約。同年Jリーグ新人王を獲得し、日本代表に初招集される。2000年、シドニー五輪でセンターバックとして活躍し、ベスト8進出に貢献する。02年、横浜F・マリノスに移籍。04年、JリーグMVP受賞。2006年のドイツ、2010年の南アフリカとW杯に連続出場する。J1に178試合連続フル出場という記録を達成。2019年1月、40歳で現役引退。
(ENGINE2023年1月号)
ENGINE編集部
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