右のホームラン打者、野村克也を知らないの?

歴代最強だと思う右のホームラン打者を、10代~70代205人にアンケートした結果らしい。歴代最強を調査するのに、巨人V9とその後の阪急や西武黄金時代すら知らない年代層を、何でメインにしているの?この年代分布は、この調査事項の統計対象として間違いだと言える!この誤った調査で、落合博満が1位なのはまだ救いだ。

しかし、弱小南海を優勝に導いたプレーイングマネージャー&戦後初の三冠王かつ、日本本塁打歴代2位野村克也を挙げられないヒト達が196人もいたのだ!

落合博満田淵幸一中村剛也?カレらは打つコトでロッテや阪神や西武を導いたワケではない。ソレなら、無冠でヤク中でも清原和博の方がよりチームを背負い責任を果たしていたのだ。

お題が"歴代最強のホームラン打者"だから、V9巨人の長嶋茂雄をハズしている。単に、歴代最強打者なら長嶋茂雄を挙げる。

あと、落合博満の3度の三冠王のホームラン王は川崎球場だったからだ。王貞治の868本塁打の殆どが、"世紀の愚策"王シフトに依るインコース限定配球に依る。韓国がイ・スンヨプに70本塁打させた件より、セ・リーグ6球団挙げた組織ぐるみ且つ期間が長かっただけだ。

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「歴代最強だと思うホームランアーチスト」右打者ランキング!3位「中村剛也」、2位「田淵幸一」を抑えた1位は?【プロ野球ファン205人に聞いた】
2024.4.29
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出典:PIXTA

プロ野球で使われる「ホームランアーチスト」という言葉には、「スタンドに美しい放物線(アーチ)を描くこと」、そしてそれが「芸術的(アート)」であることをかけ合わせた意味を持つと言われています。

長いプロ野球の歴史でも、ホームランアーチストと呼ばれた多くの選手がいました。



そこで今回TRILLスポーツでは、右打者のホームランアーチストを注目。全国のプロ野球ファン205人に「歴代最強だと思う『右打者のホームランアーチスト』のアンケートを実施。その結果を本記事にまとめました。なお、"最強"の定義は記録や数字ではなく、回答者に委ねていることをお含みおきください。

それでは、トップ3に見事ランクインした選手達を早速ご紹介します。

【第3位】中村剛也(20票)
第3位に選ばれたのは中村剛也選手です。

1年目を除いた全シーズンで本塁打を記録している右の和製大砲。満塁の場面にはめっぽう強く、通算の満塁本塁打は22本と歴代最多を誇ります。

2008年に46本塁打を放ち初のホームラン王を獲得すると、2009年には48本塁打122打点、2011年も48本塁打116打点と爆発。これまでにホームラン王を6度獲得していますが、これは王貞治氏の15度、野村克也氏の9度に次ぐ歴代3位の数字。打点王4回に関しても歴代6位と、2部門でランキング上位に位置しています。

中村選手の強みはなんといってもバッティングセンス。フルスイングでホームランを打っているように思われがちですが、実際には全く力みのない軽やかなスイングで、体の回転やボールの接地時間を意識したスイングによって結果を残しています。

不惑を迎えた昨シーズンはチームトップとなる17本塁打をマーク。現在まで通算本塁打数を473本とし、今年8月で41歳を迎えますが偉業達成に向けて今後も「おかわり」を続けます。

力感のないスイングから放たれた打球はまさにアーチストの弾道。綺麗な放物線を描くホームランはまさに芸術。(28歳・男性)

非常に滞空時間の長い、綺麗な放物線の芸術的なホームランを打つ選手です。広角に滞空時間の長いホームランを打てる選手でもあるので、右打者歴代最強のホームランアーチストだと思います。(39歳・男性)
ホームラン王6度とるなど通算471本のホームランを打っている長打力がすごい。ほとんどの打者が苦戦した統一球の時に、軽々ホームランをうち、48本のホームランを打ったのが半端ないと思う。(22歳・男性)
打った瞬間からとても綺麗な弾道でボールがレフトスタンドに飛んでいきます。実際に球場で見ていても綺麗なホームランだなぁと感じてしまうことが多いです。(37歳・女性)

 
【第2位】田淵幸一(37票)

提供:産経新聞
第2位のホームランアーチストは、大型捕手として阪神タイガース西武ライオンズで活躍した「ブチ」の愛称でホームランを"ぶちかます"田淵幸一選手です。

右の長距離砲として通算474本塁打を放ち、大きく美しい放物線を描く打球から「ホームランアーチスト」と呼ばれました。

法政大学3年時に、東京六大学野球の当時新記録となるリーグ通算22本のホームランをマークするなど学生時代から将来を有望視されるスラッガーでした。1968年にドラフト1位で阪神タイガースに入団すると1年目からいきなり117試合に出場、22本のホームランをかっ飛ばし、新人王に選ばれます。

1975年には、それまで13年連続で本塁打王を獲得していた王貞治氏の牙城を崩し、シーズン43本塁打で見事ホームラン王を獲得します。前年に45本のアーチを放っても獲得できなかった長距離打者の勲章を一年越しで自らのものとします。また、この年は3割台の打率もマークし、キャリアハイのシーズンとなりました。

シーズンの最多安打は、129本と主力打者としてはまずまずといった成績に思えますが、捕手というポジション柄、素晴らしい成績と言えるでしょう。三振が年平均で60個程度と少なく、決して「一発屋」タイプの打者ではありませんでした。また7000回近く打席に立ちながら犠打はゼロで、スラッガーとしての存在感があったことを感じさせる記録でもあります。

現役時代は地面からの反力を活用した「うねり打法」により、プロ16年間全ての年で二桁本塁打を達成しました。スケールの大きさと穏やかな人柄で現在も野球ファンから愛されている選手です。

通算本塁打数ならまだ上位にランクされる右打者はいるのですが、とにかく美しい弧を描くホームランは芸術的でホームランアーチストというあだ名が付いていたほどで、ホームランアーチスト=田淵さんと言っても過言ではありません。(56歳・男性)
甲子園の浜風に乗せて、高く遠くへ飛ばすホームランは鮮明に記憶に残りますし、それがキャッチャーだということが、物凄いことだと思います。(51歳・男性)
中距離ヒッターが多い中で、彼は真の長距離ヒッター。ホームランも滞空時間の長いものが多かったように思う。(51歳・男性)
右打者でという事であれば田淵さんだと思います。その軌道はまさにキレイな放物線で打った瞬間にわかるほどでした。右手と左手の長さが違う田淵さんだからこそなせる業だと思います。(39歳・男性)
【第1位】落合博満(63票)

提供:産経新聞
大差で1位を獲得したのは、"NPB史上最強の右打者"との呼び声が高い落合博満選手でした。

三冠王を3度(1982年、1985年、1986年)達成した唯一の選手であり、高いバットコントロールと溢れるパワーで数々の記録を残したレジェンド打者です。三冠王を初めて達成したのは入団4年目となる1982年。前年からロッテオリオンズの4番として活躍していた勢いそのままに、打率.325、32本塁打、99打点をマークします。

圧巻だったのは2度目と3度目で、プロ7年目となる1985年から2年連続で驚異の数字を叩き出しました。1985年には打率.367 52本塁打 146打点という異次元の記録を残し、1986年は打率.360 50本塁打 116打点と前年には届かずも超人的なハイスコアを達成しています。

この2年間の各部門2位の選手との差は大きく離れており、特に1985年においてはホームランが12本差、打点は24点差を付ける独走状態でした。打率においても広角に打つ技術に長けていたため、これだけのハイアベレージを残せたといえます。

また、打者として大成した要因には「神主打法」の影響もあるでしょう。膝を曲げずにゆったりと構えるスクエアスタンスから一転、スイングの瞬間のみ力を入れて打球のインパクトを大きくするという打ち方が本人にフィットしました。

プロ生活20年間で4球団を渡り歩き、44歳までプレーしました。この間、ホームランが途切れるシーズンは一度もなく、三冠王時代の成績も含め、首位打者、最多本塁打、最多打点はいずれも5回獲得。首位打者5回は右打者のパリーグ記録にもなっています。

現役引退後の2004年からは中日ドラゴンズの監督を8年間務め、リーグ優勝4回、日本一1回を達成しました。8年全てでAクラス入りを果たした“オレ流采配”が話題になるなど、指導者としても高い才能を示しています。

3度の三冠王、通算510本塁打を記録していて、右バッターで落合博満に勝る選手はいないです。神主打法から放つホームランは芸術的でした。インコースのボールをライトスタンドに入れる技術は大きな特徴です。(32歳・男性)
卓越したバットコントロールで、広角に打てるバッター。技術力の高さでホームランを打っている印象です。(49歳・男性)
広角に打ち分ける技術に加えてポール際の打球はファールにならないようにレフト側はフェード、ライト側はドローボールになるように回転をかける技術が凄いと思いました。(30歳・男性)
右打者としては最強だと思います。三回も三冠王になった実力は凄いし、当たり損ねがホームランになってしまうマジック的な凄さがありましたよね。(52歳・男性)
ほとんどバックスイングがないとも思えるような静かな振出から綺麗にスタンドに入るホームランは天下一品。(71歳・男性)
4位以下の選手とコメント
清原和博(14票)

ホームラン数はもちろんのこと、滞空時間の長いホームラン、看板直撃のホームランなど、思い出に残るホームランが数多くあるので、第一にこの選手の名前が挙がりました。(46歳・女性)
野村克也(9票)

チャンスにも強く、豪快なバット投げで良い場面でホームランを放つイメージがあり近鉄時代の彼の活躍は忘れられません。飛距離もどこまで飛ばすんだというくらい飛ばしてかなり魅力的な選手です。
中村紀洋(7票)

チャンスにも強く、豪快なバット投げで良い場面でホームランを放つイメージがあり近鉄時代の彼の活躍は忘れられません。飛距離もどこまで飛ばすんだというくらい飛ばしてかなり魅力的な選手です。(27歳・男性)
アレックス・カブレラ(6票)

打ち取ったようなあたりでもスタンドまでもっていく外国人選手は何人も見てきましたが、彼だけは別格でしょう。どこまで飛んでいくのだろうというホームランの飛距離はとてもインパクトがあり、軌道も見事な物でした。日本人選手にはない力強いスイングは恐ろしいものがありました。(48歳・男性)
岡本和真(6票)

高い弧を描いたホームランや低弾道のホームランなどアーチストにふさわしいと思える。(24歳・男性)
小久保裕紀(6票)

小久保裕紀ソフトバンクや巨人で活躍した4番バッターで、本塁打数は歴代17位の413本です。小久保選手は、巨人の右打者で有名である長嶋茂雄原辰徳落合博満清原和博の誰も達成できなかったシーズン40本塁打を超える41本塁打を放ちました。名選手の誰もが超えられなかった壁を超える姿は、阪神ファンの私ですら憧れました。(27歳・男性)
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TRILL作成

TRILL作成
得票数の半分にあたる100票が落合博満選手と田淵幸一選手に集まりました。どちらも昭和後期を中心に活躍した選手ですが、回答者を世代別で見てみると若い30代が最も多かったので、これはやや意外な結果。現在は過去の動画が気軽に見れるので、スター選手の功績も伝わりやすかったのかもしれません。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:205

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月27日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

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