356から始まり、911に引き継がれたスピードスター、コレってドイツ車の正統なクルマだろうか?
そもそも、356であれ、911であれ、試作ではミドシップも存在していたハズ。それを、後部座席も含めた実用性を満たすため、ミドシップからRRに変更した。2座にするなら、そもそもRRにする必要すらなかった。
スピードスター自体、バカなアメリカ人向けの遊興車両なのだ。フロントウインドウスクリーンを寝かせたコトは、言い訳みたいなモノ。幌がキチンとハマらないとか、雨の日は使用を控えろなんて、バカそのもの。
名前はスピードスターでも、何のスピードへの寄与要素もない。
単に、物珍しさだけのバカ競り値。高値で競った人間、挙げ句買った人間、それぞれバカなだけだ。
この記事のライター、正気で満足度が高いと思っているのか?
*************************
2000万円オーバー! ポルシェ「911」でも「スピードスター」は別格
7/5(月) 19:10 Yahoo!ニュース
12
「356」から始まった「スピードスター」とは
オープンカーが圧倒的な人気を誇るアメリカ。そこではもはやただのオープンスポーツでは満足できなかったということなのだろう。スポーティな走りを楽しみ、快感を得るのはサーキットだけではない。
【画像】美車! 「911スピードスター」のディテールを見る(29枚)
そういわんばかりにポルシェが1954年に「356」のラインナップに加えたのが、現在でも多くのファンを持つ「356スピードスター」にほかならなかった。
ボディ同色のホイールが、今見ると新鮮なポルシェ「911カレラ2スピードスター」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
●1994 ポルシェ「911カレラ2スピードスター」
356スピードスターのセールスは、ポルシェの予想したとおりに当初から非常に好調なものだった。初年度の数字は1800台。1957年までには4854台がオーナーのもとへとデリバリーされている。
ドイツ製のコンパクトなスポーツカーが、アメリカのさまざまなレースシーンで勝利を収める姿に、ファンがどれほど熱狂したほかは容易に想像できるところである。
だが1957年にその生産が終了すると、スピードスターの名は、長い間歴史のなかに大切に仕舞われることになる。
スピードスター、そしてポルシェのファンが、スピードスターの復活を予感したのは、それから30年という時を経た1987年のことである。この年のIAA(フランクフルト・ショー)に、ポルシェは「スピードスター・クラブスポーツ・スタディ」と呼ばれる、1台のコンセプトカーを出品したのだ。
それは356スピードスターよりもさらにスパルタンな、フロントウインドウすら持たない1シーターカーで、ポルシェがこのコンセプトカーをベースに、およそ30年ぶりに新型スピードスターを世に送り出してくれるだろうという期待も大いに高まった。
そして実際にその1年後、限定車ではなくシリーズモデルとして「911カレラ3.2スピードスター」(930型)が誕生。「ターボカブリオレ」のワイドボディをベースとした新型スピードスターは、フロントウインドウの高さを標準のカレラから80mmも低く設定。専用のソフトトップは、キャビン後方の専用スペースに収納され、そのリッドはダブルバブルのデザインが採用された。
ちなみにこの911カレラ3.2スピードスターは、1989年までの間に2103台が生産され、そのうち171台はナローフェンダーを持つ、さらにスペシャルなモデルだった。
964型「スピードスター」は高値がつくのか?
RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションに出品されたモデルは、911カレラ3.2スピードスターの成功を受けて、その後継車として1992年から1993年まで生産された964型911の「カレラ2」をベースとするモデルだ。
ハイマウントライトが北米仕様の証だ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
●1994 ポルシェ「911カレラ2スピードスター」
ドライバーが純粋にドライビングを楽しむためというコンセプトはさらに強められ、ドアポケットやリアシートなどは廃止、ソフトトップもドライバー自身が開け閉めをするマニュアル式としたことなどで、さらなる軽量化を図っている。
一方で低いフロントウインドウと、リアのダブルバブルリッドは、スピードスターの証としてそのまま継承されている。
リアに搭載されるエンジンは、3.6リッター水平対向6気筒で、最高出力は250ps。駆動方式はカレラ2の車名からも想像できるとおりRWDとなる。0-100km/h加速5.7秒、最高速260km/hというのが、デビュー当時にポルシェから発表されたパフォーマンス・データであった。
ちなみにこの「911カレラ2スピードスター」では、5速MTと4速ティップトロニックの選択が可能で、左ハンドル、右ハンドルの選択もできた。
RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションで、21万8000ドル(邦貨換算約2400万円)で落札された個体は、1993年の夏に納車されて以来、走行距離はわずかに1万2000マイル(約1万9312km)未満。オプションでフルクライメートコントロール、クルーズコントロール、リミテッドスリップデファレンシャルなどが装備されているのが特徴だ。
最初のオーナーによって20年以上保持されたスピードスターは、2018年に現在のオーナーの手に渡り、2020年には燃料ポンプと燃料ラインの交換などの整備もおこなわれている。まさにすぐにでも走り出すことのできるスピードスター。落札したカスタマーの満足度はもちろん高いだろう。
山崎元裕
*************************