マツダRX7、SA⇒FC⇒FDと進化したが、FDはあるべき姿と違うと思った。
確か、12A⇒13Bロータリーターボ⇒13Bロータリーツインスクロールターボと変わったハズ。
マツダも、他の日本自動車メーカー同様、80年代中盤以降のクルマ作りがおかしくなった。大抵の失策内容は、工場新設などバカ投資だ。ホンダの無意味なアルミ車両工場、ニッサンの福島エンジン工場など、以後の見込まれる需要でペイできるハズはない愚策だった。マツダの場合は、よりトヨタ的な環境だったのに、販売チャネル増と車種コスト管理に依る。
マツダに於いては、ロードスターとRX7とコスモだったろう。マツダはマツダとオートザムとオートラマとユーノスとアンフィニとに販売車両を配分すべく、見掛けを変えたFF車両を多種生産にしてしまった。そんな見掛けばかりで、代わり映えしない車種ばかりを増やしてしまった。せめて、ロードスターの5ナンバーFRプラットホームで共用する(ファミリアなど)FRセダンとFR2+2クーペを、RX7を2ロータリーターボのままなら5ナンバーとして共用する(カペラなど)セダン/クーペを、3ロータリーの2+2クーペのコスモと共用する(ルーチェなど)セダンを設ければ、ディーラー間でより明確な色分けができ、原価管理やジャーナリスト評価も変わったろう。
RX7を3ナンバー化させるコトが不可避なら、せめて3ロータリーターボとして、コスモと共用するべきだったろう。HBスタイルのRX7とノッチバッククーペのコスモで差別化できたろうし。3ロータリーの原価管理としても、コスモオンリーよりは遥かにマシだったろう。
週刊少年ジャンプ連載、次原隆二「よろしくメカドック」では、SA型RX7に3ロータリーターボを描いていた。小型なSAでは、コックピットにエンジンが張り出す形になっていたが、FCやFDでは改善できたのでは?
こういうFDを見ると、やはり3ナンバー化したFDなら、3ロータリーターボにすべきだったように思う。
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究極のRX-7が爆誕! 3ローターのNAロータリーをぶち込んだ圧倒的なコーナリングマシン
2023.02.17 13:47掲載 WEB CARTOP 9
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この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2023RSパンテーラのブースに展示されていたRX-7のデモカーが凄い
社長のM3まで惜しみなく公開! 大阪の名門BMW専門店が手がけた「個人車4台」がハイレベルすぎる
■NA3ローター化しながらエンジンの先端側の搭載位置は2ローターのノーマル車と同一
■これだけイジりながらエアコンもパワステも使えるナンバー付き車両
より重心がセンター寄りになってコーナリングマシン化が加速!
ロータリーエンジンでパワーを追求していくと、マルチローターにたどり着く。マツダもルマン24時間レースにチャレンジしていたころ、MAZDA757で3ローター、767で4ローター、総合優勝を果たした787も4ローターだったし、GT選手権に出場していたRE雨宮のマシンも3ローターだった。
2ローターから3ローターにすれば、単純に50%の性能アップが図れるわけだが、スペースの問題、重量バランスの問題、強度の問題、制御の問題などいろいろあって、RX-7のチューニングカーを3ローター化するのは容易ではないともいわれてきたが……。
静岡県のRSパンテーラは、そのメニュー化を実現した数少ないショップで、大阪オートメッセ2023にも、NA3ローター化したFD3Sをデモカーとして持ち込んでいた。
このマシンで特筆できるのは、エンジンの先端側の搭載位置を、ノーマルのFDと同一に仕上げていること。
エンジンの先端が13Bの搭載位置と同じなので、20Bの3番目のローターはフロアトンネルのなかに潜り込むようなレイアウトに。
それを可能にする、オリジナルのインマニキットを製作することで、3ローター化してもフロントヘビーにはならず、むしろ前後の重量バランスがややリヤ寄りになり、フロントミッドシップというより、普通のミッドシップマシンのような、コーナリングマシンに進化しており、なおかつハイパワーでトラクションがよくかかる痛快な究極のFD3Sに仕上がっている。
ローターエンジンは燃焼温度が高く、熱的に苦しいのでルマンでもターボではなく、NAのマルチローターで戦った経緯があるが、このRSパンテーラの3ローターFDもNAなので熱量には余裕があり、真夏のFSWでもずっと全開で周回し続けられるという。
また、エンジンの搭載位置を工夫したことで、エアコン、パワステの使用も可能。保安基準もクリアしていて、ナンバーもついているし、基本的にストリート仕様としてまとめられている。
ちなみにRSパンテーラでは、これまでに10台の3ローター仕様のFD3Sを作っているので、ノウハウも非常に豊富だ。
またRSパンテーラでは自社でNC工作機械「マシニングセンタ」を所有し、外注に出さず高精度な3Dマシニング加工も行なっている。
ポート加工はもちろん、低圧縮ローター、エキセントリックシャフトの軽量化など、チューニングショップの枠組みを超えた各種エンジン加工も得意としていて、そうしたオリジナルの加工パーツも数多く展示されていた。
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