ホンダS2000、散々待って、出て来たFRはコレだった!

ホンダ、独特な会社だった。四輪だけでなく二輪メーカー、F1にもオートバイ世界GPにも出ていた。第1期F1では、ミドシップ横置V12エンジンをやっていた。オートバイ世界GPでは、高橋国光がドイツで勝ったり、楕円ピストン4サイクル超高回転エンジンや2サイクルエンジンも出していた。トヨタニッサンマツダは、プロトタイプに依るル・マンなどに出ていたが、ホンダはやらなかった。

四輪では、ホンダのF1チャンピオンの方が、マツダル・マン制覇よりも早かった。二輪では、ヤマハK・ロバーツの4度目タイトルをF・スペンサーでストップして、タイトルを獲った。

ホンダがその気でやれば・・・四輪でも二輪でも、スゴいモノを出してくれる。80年代、そう思っていた。

第2期F1で87年以降チャンピオン、シンボルカーとして、ミドシップスーパースポーツを!FFだらけの市販車ラインナップから、FRやミドシップを!きっと、そうなると期待した。ホンダF1総監督桜井叔敏が市販車開発に異動した。ウオ~ッ!でも、数ヶ月経たずにカレはホンダを辞めていた。そんな頃には、創業者本田宗一郎は実際の経営を引退、91年に亡くなった。

エンツオ死後のフェラーリダラーラやスタンツァーニ辞めた後のランボルギーニ、VWアウディーに吸収されて以降のポルシェ、日本だけでなく、世界中の自動車メーカーもクルマ作りがおかしくなっている。

ホンダへの期待、CRXやプレリュードやTODAYらのミドシップ化はチューナーやマンガ家らがやって描いた。そして、ホンダがその気でやればと、膨らんだ。本田宗一郎なきホンダの言い分、期待は勝手なモノだったかも知れない。しかし、その期待を宣伝に利用したし、思わせ振りに掻き立てた。だから、裏切りはその反作用として、大失望に変わった。

NSX、期待はF1のV6ツインターボやV10やV12、せめてF3000のV8。それすら裏切り、レジェンドをイジった3リッターV6。誰も期待してない、オールアルミ!レース仕様のロールケージ装着すら考えず、実際、レース仕様は童夢に丸投げした。

ビート、アクティーを流用?横置3気筒ミドシップは仕方ないとはいえ、オープンの意味もなかった。挙げ句に、軽自動車をバカ値上げした。TODAYミドシップの方が、遥かにマシだった。

デルソルは、CRX後継で期待を膨らませたが、電動タルガ以外に何もないFFだった。

プレリュード、4代目はA・セナのCM以外に何もないFFだった。

それに続いたS2000、VTECとはいえ2リッター直4、5ナンバーレベルに過ぎないエンジンを、車幅拡大した3ナンバー無差別級オープン車両にバカ値段。何故、車体を5ナンバーに纏めなかった?

無差別級で戦うクルマにする気なら、3リッターV6ツインターボのFRにすれば良かった。NSXと繋がりもデキ、ごまかしのオープンにせずに済んだ。キチンとした高性能FRを作っていたら、HSVに繋ぐコトもデキたろうに。

オープン化、日本の自動車メーカーがクラス動力競争から逃げる時の手法だ。ホンダは軽自動車ビートで、スズキはカプチーノで、ダイハツコペンでそうしたし、トヨタはMR2をAW11⇒SW20とやって、オープンのMRSに逃げた。

**********************************

まだまだ現役の逸品オープンスポーツ! 中古車市場でも高人気! ホンダ S2000 | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート
5/18(木) 11:30 Yahoo!ニュース 
初代 AP1/2型 (1999~2009年)
 
ホンダS2000 TYPE S(2007年モデル/オプション装着車/シンクロシルバー・メタリック)
S2000はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)方式、2l 4気筒自然吸気ながら最高出力250PS、最大回転数9,000rpmという世界最高水準の高出力と、平成12年排出ガス規制値を50パーセント以上下回る先進の排出ガスのクリーン化を実現した2シーターオープンスポーツカーとして1999年に登場した(1998年発表)。FRスポーツカーとして、より優れたハンドリング性能、軽快感、人車一体感実現のために、エンジンを前輪車軸後方に配置するFRビハインドアクスル・レイアウトとすることにより車体前後重量配分を理想である50:50としている。また、新開発オープンボディ骨格構造“ハイX(エックス)ボーンフレーム”により、クローズドボディ同等以上のボディ剛性と世界最高水準の衝突安全性を備えていた。登場以来、多くのファンを獲得していたが、後継車もなく2009年に惜しまれつつ生産終了。2020年にホンダアクセスから発売20周年を記念した純正アクセサリーが1年間の期間限定で受注生産・販売が行なわれた。なお、2023年現在、S2000はホンダ最後のFR車としても知られている。

■2004年式 typeV 「運転すること、所有することにおいて全てを満たしてくれます」

ニックネーム: だしまき 年式・グレード: 2004年式 typeV 性別:男性(30代) 居住地域:栃木県

排気量: 2.0 lトランスミッション: MT

平均燃費: 14.3km/l(郊外へのドライブが9.5割、近場0.5割)

長所:良くも悪くも目立つため、変な運転をしなくなる(する人はしますが)。このクラスのスポーツカーにしては燃費が良い。ロングノーズは慣れれば問題無い。エンジン音が素晴らしい。ミッションはカチカチと入り気持ち良い。

短所:今の中古相場は高すぎる。年数が経っているのでメンテナンスはしっかりやる必要がある。ホンダがEV移行を宣言した今乗らないと後悔する。盗難リスクがある。ホンダ50周年記念の車ではあるが、純正部品については特別扱いされているわけではなく、普通に廃盤になっている。純正でエンジンassyがない。

評価

外観:★★★★★ どこから見ても素晴らしいプロポーションです。プレミアムディスタンスもかなり長い。

室内:★★★★☆ キャンプツーリングに行けるぐらいの積載性はあります。

走行性能:★★★★★ ノーズがスッと入るのでコーナリングは楽しい。ただ公道では性能全て使いきれません。

燃費性能:★★★★★ 頻繁に高回転まで回さず、法定速度で巡航していればカタログ燃費は余裕です。

装備:★☆☆☆☆ 純正DVDナビの調子が悪かったためAndroidナビに換装しました。この部分だけは現代的です。

満足度:★★★★★ 運転すること、所有することにおいて全てを満たしてくれます。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「ホンダのFR、AP1は2lで9000回転まで吹け上がるエンジン、この車は唯一無二の存在です。新しいものでも13年、初期型はもう23年落ちですので、それなりの覚悟が必要です。スピード狂の方はご遠慮ください」

■1999年式 「エンジンが素晴らしい。NAのエンジンの最高傑作」

ニックネーム:な 年式・グレード:1999年式 性別:男性(50代) 居住地域: 栃木県

排気量: 2.0 lトランスミッション: MT

平均燃費:12.0km/l(燃費はあまり気にしてません)

長所:エンジンが素晴らしい。NAのエンジンの最高傑作。ハンドルを切れば切っただけ曲がって行く素直なハンドリングで、運転していても疲れない。このクルマで何回も自走で北海道にツーリングに行ったが、屋根を開けて北の大地を走る爽快感はたまらない。

短所:エアコンがオートではない。ちょっとうるさい。GTというよりもスポーツカーだから仕方ないけど。もうパーツが出てこない。ノーマルのアライメントだとタイヤが偏摩耗してタイヤ代がかかる。カーオーディオが1DIN。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★☆☆

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★☆

装備:★★☆☆☆

満足度:★★★☆☆

このクルマの購入を検討している人にひと言

S2000でなくともオープンカーは良い」

■1999年式 「唯一無二のVTEC×FR。気になるのでしたら是非乗ってください!」

ニックネーム: たばた 年式・グレード:1999年式 性別:男性(30代) 居住地域: 北海道

排気量: 2.0 lトランスミッション: MT

平均燃費:10.0~12.0km/l(都市部10km、郊外12km)

長所:ステアリングを切って曲がる度にシャープさに感動。高速道路の合流で9000回転まで引っ張った時のドラマチックさに感動。変速の度にシフトフィールに感動。「S2000専用のエンジン、ミッションとは贅沢な車」と徳大寺有恒さんが褒めてくれてたなぁと感動。

短所:車齢が23年になり、屋根以外からも雨漏りにも度々悩まされています。トランクは換気口の当たりパッキンから雨漏り、トランク上部のシーラー劣化で雨漏り。助手席足元はわけのわからないところから雨漏り(未だ完治できず)雨漏りのオンパレードで何回も心が折れましたが乗ると楽しくて辞められずにいます。

評価

外観:★★★★☆ 光の当たり具合で面が綺麗です。日本刀の様です。

室内:★★★★☆ 無駄な物が何も付いていないシンプル。

走行性能:★★★★★ 北国ですが冬は遊びで雪ドリ楽しんでいます。

燃費性能:★★★★★ 思っていたよりは良かったです。カタログ値とほぼ同じ。

装備:★★★☆☆ 何もないですがそこが気に入ってます。ナビなどにこだわる方は厳しいかもしれません。

満足度:★★★★★ 度重なる雨漏りに何度も膝から崩れ落ちましたが、5年目ですが運転する度に感動を与えてくれる相棒です。今まで購入した車でダントツの満足感。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「唯一無二のVTEC×FR。気になるのでしたら是非乗ってください!」
MotorFan編集部
 記事に関する報告

**********************************