この記事のライター、試合ちゃんと観てたのか?

セ・リーグCS1st初戦、広島3×-2横浜の試合、このライターはちゃんと観てたのか?外野前進守備が采配力の差?何を言ってるの?何をケアした守備隊形か、考えればわかるんじゃないの?

横浜の投手陣も、中日と甲乙つかないくらい中継抑えの球威が優れている。だから、投手が打ち取った当たりがポテンヒットになるコトを避けるケアをしただけだ。

単に、ウェンデルケンの配球が甘く高くなったチェンジアップで、それを秋山が逃さず打ってセンターのアタマを越した。

低めのチェンジアップなら、或はストレート系なら、それこそヒョロヒョロのフライにしかならなかったハズなのだ。

采配力の差?チャンチャラおかしい!

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なぜ横浜DeNAは延長11回二死一、三塁で外野前進守備を敷いて広島にサヨナラ負けを喫したのか…CS初戦の明暗を分けた新井監督と三浦監督の采配力の差
10/15(日) 6:31 Yahoo!ニュース
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2-2で迎えた延長11回二死一、三塁から途中出場の秋山がサヨナラ打(資料写真・黒田史夫)
セ・リーグのCSファーストステージ第1戦が14日、マツダスタジアムで行われ、広島が延長11回に秋山翔吾(35)のサヨナラヒットで先勝した。8回一死二塁から代走の羽月隆太郎(23)が三盗に成功、続く菊池涼介(33)のスクイズで同点に追いつき、延長に入って九里亜蓮(32)を中継ぎに使うなど、新井貴浩監督(46)の采配がさえわたった。一方で横浜DeNAは、延長11回には二死一、三塁からなぜか外野に前進守備を指令して頭上を抜かれるサヨナラを許すなど三浦大輔監督(49)の采配に疑問符がつくものが多かった。采配力が明暗を分けるCS初戦となった。

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秋山がセンターオーバーのサヨナラ打
 3時間52分の死闘にピリオドを打ったのは秋山だった。
 左腕の東に対してスタメンを外れ、途中出場していた男は、「どこで行くんだという準備」を怠っていなかったという
「行くだけ。絶対に決めてやると。それだけでした」
 2-2で迎えた延長11回二死一、三塁から、その打球はセンターの頭上へ。なぜか蝦名は前進守備を敷いていた。懸命に背走するがとても追いつかない。秋山は一塁を回ったところで右手を突き出し、真っ先にベンチを飛び出た新井監督は、ぴょんぴょん飛びはねながら「みんな来い!」と他のナインに合図を送りながら、二塁まで到達したヒーロー目指して一目散に走り出した。
「さすがアキ(秋山)。ほんとよく決めてくれた。声などはかけていない。もう頼んだという形だった」
 大興奮だ。
 セ・リーグでタイトルを獲得したことのある某プロ野球OBは、二死一、三塁で、外野に前進守備を敷かせた横浜DeNAのベンチワークに疑問符をつけた。
ベイスターズはデータをもとに大胆に守備隊形を動かすことで知られるが、あそこで秋山に前へ落とされる打球をケアして、いちかばちかの前進守備を敷くのは、あまりにもセオリーに反している。走者二塁なら、まだしも走者三塁でサヨナラの場面。定位置であればもしかすれば追いついていたのかもしれない。両チームの投手陣が踏ん張り、1点差を争う短期決戦では、ベンチワークが勝敗を左右する。厳しい言い方だが、この日のゲームは、三浦監督と新井監督の采配力の差が如実に出てしまったと思う」
 采配力の差が明暗をわけた。
 新井監督のタクトが冴えわたった。
 床田が6回に宮崎に先制を2ランを浴び先行されたが、その裏に菊池、野間の連打から西川の犠飛で1点を返し、さらに8回に衝撃的な野球で同点に追いつく。
 先頭のデビッドソンが際どいボールを選び四球で出塁した。最多勝&最高防御率の投手2冠の東が、この日、出した2つ目の四球は、いずれも8番のデビットソン。今季24試合、172回3分の1を投げて15個しか四球を出していない東だが、短期決戦を意識する中で必要以上に一発を警戒したのだろう。
 新井監督は、迷わず代走の切り札の羽月を送り、“ピンチバンター”の矢野を告げた。矢野が1球でバントを決め、得点圏に走者を進めると菊池を打席に迎えた初球に羽月が、完全なタイミングでスタートを切り三盗に成功したのだ。東―山本のバッテリーはまったくのノーケア。意表をつかれた山本は、三塁へのスローさえできなかった。各社の報道によると、羽月は「監督から行ってもいいと言われていたので1球目から狙っていた」という。

 前出のプロ野球OBは、「この場面の三盗は100%の確信がなければ走ってはいけないというのが鉄則。癖があるのか、100%の根拠を持って狙っていたプレー。東はセットに入ってルーティン的に走者をチラっと見ただけ。林、牧の二遊間が一度ベースに入って、東がプレートを外すようなことでもやっていれば、初球からはいけなかったが、打者に集中するばかりで、その細かい作業を怠った。完全な油断。バッテリーだけでなく、それを冷静に指示できれなかたベンチのミスだ」と指摘した。
 そして新井監督は横浜DeNAのバッテリーの動揺を見透かしたかのように動く。カウント1-1から菊池にスクイズのサイン。打球は正面だったが、セーフティースクイズではなく、東が足をあげたと同時に羽月がスタートを切る最近にしては珍しい本当のスクイズだったので、東はグラブトスしたが、山本はタッチもできず、クロスプレーにもならなかった。これも横浜DeNAはノーケアだった。
「腹をくくってね。矢野もしっかりと一発で(バントを)決めてくれたが、羽月が一発でいった(三盗)のには成長を感じる。キク(菊池)もね。ボール球だったが、がよく決めた。確かノーヒットだったが、みんなでもぎとった1点だった」
 下位打線から上位につなぎノーヒットで同点にした新井監督は笑いが止まらなかった。
 実は、この1-1のカウントの前に、広島は細かい芸をしている。三塁コーチの赤松コーチが、羽月に耳打ちをし、それを聞いた羽月が、何やら前方のラインを指差して、何か走塁の指示を受けたかのような偽装のジェスチャーをしていたのだ。こういう動きがあったあとの次のボールにスクイズとは、横浜DeNAのバッテリーもベンチも予想できなかったのだろう。
 新井監督の繰り出す継投策もズバズバはまった。
 走者を出しながらも粘り強くゼロを並べていた床田が6回に宮崎に2ランを浴び、続くソトにセンター前ヒットを許すと、迷わずに大道にスイッチして継投に入った。
 7回を矢崎、8回を島内、9回を栗林とつなぐと、延長10回から、1年間、先発ローテ―を守った九里をマウンドに送った。CS用のスペシャル継投である。新井監督は、11回にも回跨ぎさせ、九里は、一死三塁のピンチを作ったが、蝦名を平凡なショートフライに打ち取り、左の林を迎えたところで、今度は左腕のターリーにスイッチ。2-2から見送ればボールの外角高めの153キロのストレートで好調のルーキーを空振りの三振に打ち取った。
 結局、7人の継投で、宮崎の2ラン以降は無失点リレーである。
 試合後、新井監督は「トコ(床田)も緊張したと思うがしっかりとゲームを作った。あとからいった投手も各自が役割をしっかりと果たしてくれた」と、その7人を称えた。
 対照的に三浦監督の采配は、ことごとく裏目に出た。

 3回に先頭の林がレフト前ヒットで出塁すると、桑原の初球にバントの構えからのバスターエンドランを仕掛けさせた。ボール球を無理に振ってレフトフライに倒れ、続く大田の初球に林を走らせて、坂倉の好送球で二塁アウトになった。わずか2球で先制チャンスを潰した。故障欠場の佐野に代わって3番に抜擢した大田が、2打席連続のヒットとなる三遊間へのヒットを放っただけにチグハグな攻撃がなおさら悔やまれた。
 この日、5つの送りバントを繰り出し、4番の堂林にまでバントを命じた広島のベンチワークに比べるとあまりにも奇をてらい過ぎた。
 前出のプロ野球OBは、この采配を厳しく批判した。
「バスターエンドランは裏をかくプレーだ。内野のチャージ、あるいは、二遊間の動きにあわせて、生まれたスキにボールを転がすのが基本。だが、このとき広島の内野陣はまったくチャージをかけていなかった。相手の守備に揺さぶりをかけてからなら理解できるが、はなからバントをケアしにもきていないのに、その初球にバスターエンドランをやるのは愚策としか言いようがない。桑原はしかもボールを打ち上げてレフトフライ。振ったのはクソボール。エンドランがかかっていなければ振っていないだろう。なんのための3番大田だったのか。相性がよく第一打線にもヒット、まずは確実に得点圏に進める場面。無理せず、大田がつなげば、牧、宮崎につながる。ベンチの『こうやって勝つ』という戦略の徹底がなされていないゲームだった」
 また延長11回一死三塁の勝ち越し機に三塁走者にギャンブルスタートを準備をさせたがベンチは動かなかった。蝦名と九里は今季初対戦。ベンチは九里に今季打率.400、2打点と相性いい楠本が控えていた。代打楠本のカードを切ってもよかったのかもしれない。
 各社の報道によると三浦監督は「私の責任」とだけ語ったという。
 新井監督は就任1年目だが、現役時代に2016年、2017年、2018年と広島のリーグ3連覇に貢献、CSを勝ち抜いたのは2016年と2018年の2度で、いずれも日本一にはなれず、2017年には、ラミレス監督率いる横浜DeNAにCSファイナルステージで敗れているが、短期決戦の場数を数多く踏んできた。一方の三浦監督は、今年が3年目で昨年は阪神に1勝2敗で敗れたが、監督としてのCS経験もあるが、現役時代の短期決戦の経験は日本一となった1998年の日本シリーズくらいしかない。その経験の差が、短期決戦の特別な采配に影響したのかもしれない。
 ファーストステージ突破に王手をかけた広島は、今日15日の先発に森下を立てる。森下は9月に入って調子を落としているが、新井監督は「彼にも期待していますので頑張ってもらいましょう」と期待をかける。
 一方の横浜DeNAは、新井監督が前日会見で「WBC決勝で先発した世界一の先発投手」と“褒め殺し”した今永が先発。今季対広島に1勝1敗、防御率2.61の成績。今永で逆王手をかければ3戦目にはサイヤング投手のバウアーが控える。
 (文責・RONSPO編集部)
 
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