マクラーレンが地球外マシン?バカじゃないの?

マクラーレンロードカーが地球外マシン?バカな自動車マスコミ、一体何を見てドコまでヨイショしてんの?全然地球外ではないし、メーカーやコンストラクターの後追い商売しているだけだ。

マクラーレンシャシーコンストラクターではあるが、エンジンメーカーではない。エンジンは嘗てのパートナー、メルセデスの盗用だ。メルセデスと袂を分かったのも、そのせいだし、以後のマクラーレンコンストラクターズタイトルもなく、メルセデスレッドブルフェラーリの後塵を拝しているハズ。

マクラーレンロードカー自体、基本の車体とV8エンジンを使い回し、外観と追加ユニットによる微小変更で延命しているだけだ。

本来は、ただのシャシーコンストラクターとして、オーナーのリクエストに応えたエンジンやミッションなどの装備を揃えた車両をマクラーレンフォードV8やマクラーレンポルシェV6ツインターボマクラーレンホンダV6ツインターボやV10やV12やマクラーレンプジョーV10やマクラーレンメルセデスV8など、1台1台コンプリート販売してボッタクれば良かった。

全く、何のオリジナリティーもない商売だ。

 

 

 

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まるで「地球外マシン」の才腕 マクラーレン750Sへ試乗 後継のハードルを上げる完成度
2023.11.26 23:05掲載AUTOCAR JAPAN

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全体的にスムーズさを増したスタイリング

崇高なマクラーレン720Sが登場してから、早いもので6年が経過した。クラスを超えたロードマナーを宿し、極めて軽量でパワフルな、歴史に刻まれるスーパーカーだった。

【画像】後継のハードルを上げる完成度 マクラーレン750S 競合のスーパーカー 720Sとアルトゥーラも 全145枚

近未来のマクラーレンにもV8エンジンは継投されるものの、ハイブリッド化が明らかになっている。同社の新CEOで、過去にフェラーリへ在籍していたマイケル・ライタース氏の主導で、開発は進められている。

それは、ハイブリッドのV6エンジンを搭載したマクラーレン・アルトゥーラの、格上モデルへ据えられる予定。スタイリングは、ビアス・ズールマン氏が手掛けるという。

他方、並外れた720Sの動力性能を凌駕するべく、フェラーリは296 GTBへプラグイン・ハイブリッドのV6エンジンを採用。830psの最高出力を与えた。だが、マクラーレンは現行モデルの進化の手も止めていなかった。750Sがリリースされたのだ。

実際のところ、720Sのフェイスリフト版といっても嘘ではないだろう。ポルトガル西部、エストリル・サーキットで初めて目にした時、確かに変化へ気づくことはできたが、以前の面影もしっかり残っていた。

黒く縁取られたヘッドライトの周辺、通称「アイソケット」は若干小さくなった。フロントスカートは、ボディと同色に塗られるエリアが広がった。サイドシル部分のエアインテークも拡大されている。全体的にスムーズさを増した印象だ。

抜かりない最適化 鍛造ホイールで13.8kg軽量化

リアには、マクラーレン 765LT譲りとなる、エアブレーキ・システムを実装。グリル部分にも手が加えられている。エグゾーストパイプが顔を出す位置は中央に寄せられ、少し高くなった。

歩み寄ってみると、750Sはエキゾチックでドラマチック。有機的で官能的だ。少し綺麗にまとまりすぎているようにも思えるが、感じ方は人それぞれだろう。

マクラーレンだから、細部の最適化には抜かりない。電気油圧式のステアリングラックは、レシオがクイックになった。若干だが回頭性が鋭くなり、中速域までは明らかに手応えが増えている。

10スポークのアルミホイールは鍛造。同社のホイールとしては最軽量のアイテムで、従来から4本で13.8kgも軽く仕上がったという。また、サスペンション・スプリングとダンパーも更新され、2kgの軽量化に繋げている。

コンフォートとスポーツ、トラック(サーキット)から選べるサスペンションのモードは、変化度が拡大した。同社技術者のサンディ・ホルフォード氏は、トラック・モードは公道にはまったく適さないと、その過激ぶりを認める。

ブレーキ・ブースターも新しくなり、ブレーキペダルの感触の一貫性を高めている。オプションで、マクラーレン・セナ譲りの6ポッド・モノブロックキャリパーを、フロントに組むことも可能とのこと。

スーパーカーコクピットとして素晴らしい

インテリアも、細部へ変更を受けている。カーボンファイバー製モノコックは720Sと同一で、コンポーネントが組まれるハードポイントに変わりはないため、基本的な印象は重なるけれど。

とはいえ、スーパーカーコクピットとして素晴らしいことにも変わりはない。面構成や光の演出が巧みで、特別なクルマに乗っているという感覚を抱かせる。ドライバーとエンジンとの結び付きを強めるため、エンジンマウントは強化されたという。

1番の変化は、メーター用モニターが新しくなったこと。アルトゥーラのように、ステアリングコラムへ固定されている。1.8kg軽いそうで、アクティブダイナミック・サスペンションとパワートレインのモードを切り替えるスイッチが、耳のように突き出ている。

インフォテインメント・システムも刷新。アップル・カープレイへ標準で対応する。

普段使いしたいドライバーへ朗報といえるのが、ノーズリフトシステムが高速化したこと。フロント・オーバーハングの持ち上がる時間が、11秒から4秒に短縮されている。

カーボンファイバー製シェルのバケットシートは標準。720Sのスポーツシート比で、17.5kgも軽いらしい。もっと軽さを追求したければ、スーパー・ライトウエイト・カーボンシートも選べる。こちらのシェルは、3.5kgしかないそうだ。

予習はこのくらいにして、部分的に濡れたエストリル・サーキットへコースイン。タイヤは、ラップタイム重視のピレリPゼロ・トロフェオRを履いていた。

非の打ち所がないサーキットでの操縦性

ミドシップ・レイアウトとウェットが招く限定的なグリップが重なり、アクセルペダルを戻すタイミングが悪いと、旋回時にはエンジンの質量が慣性でドライバー側へ押し寄せる。テールエンドは、たまらず乱れだす。

パワフルなV8エンジンを手懐けるには、丁寧で正確な所作が求められる。ご機嫌斜めの猛獣へ、餌付けするように。

ターボブーストを高め、765LT用のピストンと2基目の燃料ポンプを採用。リカルド社が供給する4.0L V型8気筒ツインターボ・エンジンの最高出力は、750psへ向上している。冷却能力も強化されている。

路面が乾き出すと、タイヤにも熱が加わるようになり、予想通り750Sは本性を表し始める。直線では飲み込まれるように速い。

4000rpm付近で達するトルクの山を活かせば、風に乗った木の葉のように、750Sは路上を舞うように走る。高回転域でのエグゾーストノートも音量を増し、興奮を増長する。ランボルギーニ・ウラカンの水準には届いていないが。

サーキットでの操縦性に、非の打ち所はない。油圧クロスリンク・サスペンションは改良を受け、トレッドはフロント側で6mmプラス。スプリングレートは、フロントが3%ソフトになり、リアは4%ハードになった。それらの結果が表れている。

コーナーのきつさを問わず、侵入時でも脱出時でも、望外な調整しろを備える。自信を持ってラインを選べ、スタンスを探れる。ブレーキペダルは、踏み初めに小さなデッドゾーンがあるものの、漸進的な反応でコーナリングの能力を拡大している。

後継モデルのハードルを上げる完成度

ストレート目掛けて、アクセルペダルを踏み込んでテールを流すこともできるし、綺麗に旋回させることも自在。81.4kg-mという極太トルクの発生は、若干不正確な印象も伴うとはいえ、サーキットでは痛快極まりない。

加えて、公道での乗り心地も間違いないはず。今回は試す機会がなかったが、多くの上級サルーンより優れた720Sのしなやかさは、失われていないと予想できる。

チタン製ロールケージを追加しなければ、荷室容量も実用的な水準。運転席からの視界に優れ、遠く離れたサーキットまで750Sで自走することも余裕だろう。万能なスーパーカーだといっていい。

フェラーリは、V6エンジンのプラグイン・ハイブリッドで、電動化への見事な1歩を踏み出した。その296 GTBは、現代的で印象的なスタイリングも魅力だ。同時に、ハイブリッドのアルトゥーラの方が、日常的な充足感が高いことも事実だろう。

とはいえ、現実環境での圧倒的な速さと、毎日でも乗れる親しみやすさ、地球外のマシンと思えそうな才腕を、750Sは併せ持つ。マクラーレンの後継モデルのハードルが、更に高くなったことは間違いない。

◯:軽量な車重 研ぎ澄まされた操縦性と胸のすくような動力性能 グランドツアラーとして乗れる快適性
△:エキサイティングながら、華には欠けるV8エンジン 大幅に進化したとはいえないスタイリング

マクラーレン750S(欧州仕様)のスペック

英国価格:24万4815ポンド(約4529万円)
全長:4569mm
全幅:1930mm
全高:1196mm
最高速度:331km/h
0-100km/h加速:2.8秒
燃費:8.2km/L
CO2排出量:276g/km
車両重量:1389kg
パワートレイン:V型8気筒3994cc ツインターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:750ps/7500rpm
最大トルク:81.4kg-m/6500rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック(後輪駆動)

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