SHOEI、今更、付焼刃の「バリバリ伝説」巨摩郡カラー!

SHOEI、一体、「バリバリ伝説」から何年経ってるの?元々、ヘルメット帽体がRFやGRV辺りに対する柄とカラーじゃん!機械的に今のバカ高値の変な形の帽体なんかに当て嵌めても、柄やカラーのスケール感がマンガと違う。まあ、しげの秀一の商売としてはカネさえ入れば良いのだろうし、この「バリバリ伝説巨摩郡ヘルメットでなくても、「MFゴースト」のトヨタ86は初代モデルなのに今はその名前を2代目GR86にムリヤリ被せ、チューニングもマンガとは全く異なるフツ~の商売チューニングだ。元々、「MFゴースト」が発想的に頓挫気味なのも、今や取材⇒取引相手と化したパートナーと折り合いをつけたストーリー進行や結果にする縛りがデキてしまった。

大体、あのエントリー1年目で87年世界GP500チャンピオン獲得した最終回から、全く続編も何も出さなかったハズ。もう、殆どのヒトは巨摩郡の名前すら忘れてしまい、日本どころか世界中ダメバイクだらけのオートバイが30年近く出続け、もはや関心すらなくなってしまっただろう。

あの「バリバリ伝説鈴鹿制覇、逆転チャンピオン後、しげの秀一はオカルトチックなマンガや女子野球マンガとか、まるで高橋陽一のように迷走を続けた。あんなコトに時間を使わずに、巨摩郡鈴鹿8耐を制して引退する完結ストーリーを描けば良かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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衝撃のSHOEIバリバリ伝説 グンヘル」発売は民意の反映だった!? メーカーに企画背景を聞いた
2024.03.20 18:00掲載モーサイ


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連載終了から30年以上経つが、やっぱり根強い「バリ伝」ファンは大勢いる!

2024年3月15日(金)~17日(日)にインテックス大阪で開催の第40回大阪モーターサイクルショー2024で、SHOEIは受注期間限定発売をアナウンスしたばかりの「X-Fifteen グン」と「Z-8 バリバリ伝説」を展示。発売に至った経緯を、メーカーに直撃取材してみたぞ!

【画像13点】「カメッ!」SHOEIが発売するバリバリ伝説の「グンヘル」2種、漫画の名場面も描かれている!

SHOEIは2024年9月末までの受注期間限定で、7月に「X-Fifteen グン」と「Z-8 バリバリ伝説」を新発売する。
バリバリ伝説』は、1983~1991年に週刊少年マガジン講談社)で連載されたバイク漫画。「バリ伝」の通称で、バイクブーム全盛期だけでなく、その後もバイクファンやレース好きのバイブルとなってきた。

作者は、もうひとつの大ヒット作である『頭文字D』でも知られるしげの秀一氏。バリ伝の主人公である巨摩郡(こま・ぐん)は、作中でSHOEIを被っていて、そのグラフィックは「グンヘル」と呼ばれてきた。

連載終了から30年以上が経過した現在、バリ伝を知らない現役ライダーもかなり増えてきた。
バイク業界の関係者にさえ、「かめっ」や「三点支持コーナリング」や「ガードレールキックターン」なんてワードがまるで伝わらず、「は、はぁ……」なんて返されることは多々あり、オジさんはとっても悲しい限りなのだが、そんな時代にSHOEIが「グンヘル」を発売する理由とは?

2024年は、ヤマハが1980年代のワークスレーサーを思わせるXSR900GPを発売することも話題(日本では夏以降発売予定)。グンはホンダ乗りだけど。

「もしかしてこれ、ヘリテージブームから発展して、メーカー主導の1980年代ブームが来ているのか!?」とも思ったのだが……。じつはSHOEIの「グンヘル」発売は、「市場の声を反映させた結果」のようだ。

「昨年、弊社ではSNSを活用して『誰のレプリカモデルがあったらうれしいですか?』というアンケートを実施しました。その中で特に要望が多かったのが、巨摩郡レプリカでした」

発売の経緯について、SHOEIからはこのような回答をいただいた。バリ伝を知らないライダーが増えている一方で、連載終了から30年以上が経過した現在でも、根強いファンは大勢いる。SHOEIは、ユーザーに要望に製品化で応えてくれたのだ!

「X-Fifteen グン」GPライダーに似合うのは最高峰モデル

SHOEIが今回発売する「グンヘル」には2タイプある。このうち「X-Fifteen グン」は、フラッグシップ・フルフェイスのX-Fifteenに、バリ伝の作中でグンが愛用するヘルメットのグラフィックをモチーフとしたデザインを施してある。

X-Fifteenはマルク・マルケス選手などのMotoGPライダーも愛用するヘルメット。当時のロードレース世界選手権最高峰クラスだった500ccクラスに参戦し、その初年度にチャンピオンとなったグンが、2024年現在に被るとしたらコレしかない!

バリ伝連載当初からの約40年間で、ヘルメットは着実な進化を遂げており、帽体のフォルムやシールドの形状は1980年代と意外と大きく異なるし、現行モデルにはベンチレーションも配されている。
そのため製品のグラフィックは、作中のヘルメットを完璧に模したわけではなく、X-Fifteenのフォルムに最適化しながら、「グンヘル」のイメージを最大限に高めてある。

もちろんSHOEIロゴは、漫画に描かれているのと同じ、黒地に白文字の仕様(特に連載後半は枠だけ描かれていることがほとんどだが……)。どこからどう見ても「グンヘル」だけど、不思議と現代的な雰囲気もあり、往年のバリ伝ファンだけでなく現代のライダーにも好まれそうなルックスだ!

「Z-8 バリバリ伝説」原画を散りばめた超斬新ポップスタイル!

正統派レプリカグラフィックの「X-Fifteen グン」に対して、もうひとつ用意されている「Z-8 バリバリ伝説」は、軽量コンパクトなプレミアムフルフェイスのZ-8をベースに、「グンヘル」のグラフィックラインと、実際の連載漫画で描かれた数々のシーンが配されている。

かなり斬新なデザインだが、SHOEIはこれまでもポップで個性的なグラフィックモデルを多く手がけており、例えばZ-8ではウォールアートの世界観を取り入れたミューラル(2021年8月末受注終了)が大人気となった。

今回の「Z-8 バリバリ伝説」も、デザインはSHOEIが主導。ベースとなる「グンヘル」のラインを、一部ではコマ割りとして使いながら、ひとつの作品としてまとめ上げている。

SHOEIによる製品の発表当初に公開された画像では、公道バトルが中心の第一部と全日本ロードレース選手権を戦う第二部のシーンが多めに感じられたが、実際には第三部の世界選手権まで、各シリーズの名場面がまんべんなく網羅されている。

場面セレクトはSHOEIサイドが主導したようで、「単行本は全38巻にもおよび、ハズせないシーンというのは本当に膨大。しかもファンそれぞれに好きなシーンは異なるでしょうから、どのシーンを使うか提案するのは大変でした」とのことだ。

製品には、先ほど触れた「カメッ!」や「三点支持コーナリング!!」、あるいは「ぐりっぷしろーっ しねーと カレーライスにして 食っちまうぜ!!」のセリフもある。頭頂部には、ヒデヨシ(聖秀吉)との名シーンまで!!

なんて具合に、コアなファンでなくてもつい熱くなってしまうのが「Z-8 バリバリ伝説」。とはいえこちらは、漫画を帽体グラフィックに取り入れるという斬新なアイディアも魅力で、バリ伝好き以外にも人気となりそうだ。

レポート&写真●田宮 徹

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