80年代の週刊少年マガジン連載マンガを論じるなら・・・。

80年代の週刊少年マガジン連載マンガで、ストイック過ぎる主人公を描いた作品を論じる上で、ちゃんと読んだヒトなの?しげの秀一バリバリ伝説」と真船一雄「スーパードクターK」とむつ利之「名門!第3野球部」だって?片手落ちだったり、足りなくない?「バリバリ伝説」を挙げるなら、楠みちはる「あいつとララバイ」は?「バリバリ伝説」の主人公巨摩郡、実は放任のお坊っちゃまだし、高校生でCB750FやNS400R買ったり、武蔵工大行けたりFC型RX7乗って全日本や世界GP転戦など、所々でカネ持ちエピソードは出て来る。むしろ、「あいつとララバイ」主人公菱木ケンジの方が、何も持ってない高校生、ZⅡの修理やメンテやチューン、おやっさんらの好意みたいなモノだし、舞台は殆どカネのかからない公道。

「スーパードクターK」主人公カズヤ、元々卓越した医師の家系で、知識や技術らは全て一子相伝、風貌的にも拳術の「北斗の拳」の医術版なのだ。

こんなモノを挙げるくらいなら、島崎譲「ザ・スター」の方がストイックじゃん!元々、単なるスタントマンだった(長瀬智也が存在しなかった当時)長瀬優也が、中森明菜中山美穂らをパクったキャラとの出会い、東山紀之田原俊彦や諸星克己や久保田利伸などの日本人スターだけでなく、カーク・ダグラスやジョン・ローンやチャーリー・シーンなどの外国人スターらのパクりキャラとオーディションやコンテストで争い、後藤久美子メリル・ストリープらパクりキャラとの共演で演技力を磨き発揮する。最後は演技力で戦争を止め、ハリウッドで初の称号"ザ・スター"を与えられ表彰させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

**************************************

バリバリ伝説スーパードクターK名門!第三野球部…80年代週刊少年マガジンの「ストイックすぎる」主人公たち
3/22(金) 20:00 Yahoo!ニュース
  29
  
バリバリ伝説(1)著:しげの 秀一(講談社
令和の「週刊少年マガジン」(講談社)といえば、アニメ化された『女神のカフェテラス』『カッコウの許嫁』など、恋愛作品が多く連載されています。一方で筆者が小学生だった80年代は、バイクレースや医療、野球などにストイックに向き合う主人公を描いた作品が人気でした。

【写真】「スーパードクターK」「名門!第三野球部」の書影

バリバリ伝説
なかでも1983年から連載された『バリバリ伝説』(作:しげの秀一)は、主人公の高校生・巨摩郡(こまぐん)のレースへの異常な情熱が印象的です。

750ccのバイクを操り、山道などをすごい速さで走っていた郡は、レーシングチームを持つ大企業の社長令嬢・一ノ瀬美由紀の目に留まります。美由紀に案内された筑波サーキットで周りを驚かせるほどのタイムをたたき出した郡は、峠でのレースバトルやスズカ4時間耐久レースなどで経験を積み、世界の舞台で闘うレーサーになっていくのでした。

当初はただのバイク好きな高校生だった郡は、バイク以外のことは何も考えていないような「バイクバカ」です。それほどバイクに熱中しているからこそ、走るたびにテクニックが磨かれていき、世界を舞台に戦えるようになったのでしょう。

筆者と同じく同作に魅せられたファンからはSNS上で「誰よりも速く!との思いで世界の頂点に登り詰めるストーリーに興奮した」「迫力満点のバイク表現を見てバイクの世界に憧れました」といった声があがっています。

スーパードクターK
ストイックといえば、1988年から連載された『スーパードクターK』(作:真船一雄)の主人公である天才的頭脳を持つ外科医・Kも忘れられません。

同作の魅力といえば、鍛え抜かれた肉体を持つKによる場所を選ばない治療でしょう。一般的な医療漫画とは違い、Kは戦場に赴いたり宇宙空間で手術をしたりと、現実離れした活躍を見せます。

ちなみに同作は1996年からはタイトルを『Doctor K』に変え、同誌で連載され、2004年からは「イブニング」(講談社)にてKの意志を継ぐ者たちを描いた「K2」が連載が開始。2023年からは漫画アプリ「コミックDAYS」(講談社)に移籍し、2024年3月現在も連載中です。

名門!第三野球部
野球を舞台にした漫画『名門!第三野球部』(作:むつ利之)も、ストイックな主人公が登場する作品です。1987年から連載された本作は、桜高校の野球部員・檜(ひのき)あすなろが主人公。名門の野球部で落ちこぼれの集まった3軍・第三野球部に所属するあすなろが、猛練習の末、甲子園に出場し、プロの選手になっていくストーリーです。

3軍時代から、周囲も驚くほどの練習をしていたあすなろの姿勢はプロになってからも変わりません。最終の31巻では、先発投手不足のなか優勝争いするチームで、志願して先発投手としてマウンドに経ち続けます。その結果、彼は故障してしまい短いプロ野球生活を終えてしまうのでした。

1988年にアニメ化もされた本作に対し、「3軍から着実に力をつけていく雑草魂に感動した」「ボコボコの川原でノックを受ける場面には驚かされた」といった声がファンからあがっていました。

   ◇   ◇

今回紹介した3作品は、おそらく今のマガジンファンとは読者層が異なるでしょう。しかし、時代とともにテーマを変えていくのが「週刊少年マガジン」の魅力なのかもしれません。次に打ち出してくるテーマはどのようなものか、引き続き楽しみしたいです。

(海川 まこと/漫画収集家)
まいどなニュース
 
 記事に関する報告

**************************************