山本由伸に問われる、配球や調整の自主性!

山本由伸、アマチュア時代は松坂大輔藤浪晋太郎どころか、大谷翔平ほどの実績もない。プロに入って漸く開花した投手だ。アマチュアを勝ち抜くスキルは持ってなかった。スキルとは、ピッチングとフィールディングとアタマ、球威と変化球のキレ、内外高低緩急のコントロールだ。プロでのトレーニングで強いタマ、キレの良いタマを投げられるようになり、オリが勝てるチームになり、金子千尋の不遇の後で陽の目を浴びた。

NPBとMLBとでは、バッテリーの配球に於ける主体性が異なる。NPBでは、捕手は打撃の練習はなく、守備練習とデータ分析、ベンチの思惑やデータや打者の動向を読み配球するし、投手は基本従う。MLBでは、捕手がサイン出すが、投手がクビを振れば変えるし投手の投げたいタマに従う。つまり、投手が自分で打者を打ち取るイメージを持って投げてないとダメだ。三振を取る組み立てより、1球1球打者の狙いをジャストミートからズラすタマを使う方がスキを作りにくい。

だから、ファーストボール系や変化球のキレは維持して把握する必要がある。本来はキャンプで作り、オープン戦で試して把握すべきところ、NPBより怠惰なMLBで仕上げ投げ込み絶対量が足りない。カレには中6日が与えられているようだが、藤浪晋太郎ほどでなくてもカラダや肩ヒジや指先が忘れる。少なくとも、登板前日までに変化球だけ全種類数球ずつや毎日フォーシームだけ10球ずつ投げて、カラダに馴染ませる必要はあるハズ。

そんなの、自分のピッチングを維持向上する上で当たり前のコトだ。松坂大輔のMLB4年目以降みたいになりたくなければ、自分で悟って必要なコトを考え、大谷翔平が笑ってる間に始める必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

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いま、山本由伸に起こっている「不都合」の正体 里崎智也氏が指摘する問題
4/21(日) 6:36 Yahoo!ニュース
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山本由伸
MLBドジャース4-9メッツ(4月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)

 制球が大きく乱れたわけではなく、三振も9つ奪っている。それでも勝てないのはなぜか? ドジャースの山本由伸投手が先発登板したメッツ戦で、自己最長となる6回99球の力投を見せたが4失点で今季2勝目はまたもお預けとなった。制球は悪くなく、素晴らしいボールもあったものの勝ちきれない理由について、解説を務めた里崎智也氏がある事実、“不都合の正体”を鋭く指摘した。

【映像】山本由伸の「不都合」が露呈した打席の様子

 山本は初回をわずか9球で三者凡退、三振も2つ奪う絶好の滑り出し。2回も3奪三振といい投球を見せた一方で、96.3マイル(約155キロ)のストレートを被弾したり、追い込んでからのボールを狙い打たれるなど4失点。勝利を挙げることはできなかった。

 4回にメッツの先頭打者マクニールをレフトライナーに打ち取った直後、この試合の解説を務めた元プロ野球選手の里崎氏が山本の投球について口を開く。里崎氏は山本は捕手の要求通りに投げられていると指摘。そのうえで「構えたところに投げきれているのに、それでも失点しているということは、(捕手が)構えているところに何か不都合が起きている可能性も考えられる」と、ボール自体は悪くないが配球に問題があるのかもしれないと問題提起した。

 里崎氏はさらに、この日の山本がここまでストレートとカーブ、スプリットばかり投げていることに触れると「カットボールやスライダーをなぜ使わないのか」と疑問を呈する。そして「配球を変えたり、球種にこだわらずにやっていく必要がある」と指摘し、球種に固執し続けることが山本の良さを半減させていると語った。

 里崎氏の指摘に中継を視聴していたファンからも「確かに打者に絞られてるな」「いい球投げてるんだけどな」など同意する声が見られたほか、「なら、コミュニケーションの問題だな」など捕手との意思疎通の不十分さを指摘するコメントも見られた。

 山本はこの試合、ホームランを含む7安打を浴び4失点と2勝目はならなかったが、自己最長の6回99球を投げキレのいいボールで9つの三振も奪っている。まだメジャーでのシーズンが1カ月経過したのみ。バッテリー間での相互理解が進み山本が自身の強みを出せるようになれば、すぐに胸のすくような投球を見せてくれるに違いない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部
 
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