「ミドシップにしたらいいんでしょ?」シボレー、その程度の見識が伝わって来る。

ミドシップとは、本来は船に於けるバランス取れた機能配置を表現した言葉だ。最重量機能品たるエンジンを、重心位置近くに配置し、運動性を最大限に引き出す狙いだ。もちろん、レーシングカーでもミドシップになって久しく、車体剛性や重量バランスや空力設計の重要性も認識され、市販車両としての視界や扱いやすさも求められる。

アメリカ、ミドシップを作るのはコレが初めてではない。嘗てはル・マンエンツォ・フェラーリにリベンジするためのGMとしても、ポンティアックフィエロというクルマもあった。日本から、トヨタMR2というクルマもAW11⇒SW20という2代に渡って輸入された。

しかし、ミドシップについて、キチンと学ばなかったんじゃないの?もちろん、世界的にも少数のバカから大枚踏んだ繰るための商品なら、イタリアのマヌケな2座ミドシップやイギリスのボッタクリ2座ミドシップに、作りだけでなく値付や供給を学んだらいい。しかし、本来あるべきミドシップとは、2座乗員に必要なスペースを持つ取り回しに優れたコンパクトさや俊敏さに見合う車両だ。

アメリカは、バブル後に日本車キラーを標榜したクライスラー・ネオンやGMサターンを出したが、アメリカ自動車メーカーが日本車や日本市場を全く研究していないバカであるコトを曝け出しただけだった。コンパクト化はデキない。最後は、「このデカさがこの安さで手に入るゼ!」と言うのだ。だから、日本自動車メーカー経営者達は鼻で笑って、表向きは社員リストラし役員報酬ボッタクリに利用した。

シボレーコルベット、こんなバカデカエンジンをミドシップにするのは、フェラーリが市販12気筒をFRに戻しているコトと逆行する。今のフェラーリ、湯水の如くコストをかけてボッタクるスペチアーレとコンペチオネ以外はFRなのだ。

ミドシップの本質、今ならポルシェ(718はビミョ〜だが)ボクスター/ケイマンやアルピーヌ“なんちゃって”A110なのだ。

未だに、ゼロ戦をP51ムスタングで倒した幻想に取り憑かれているのではないの?

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シボレー コルベット【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】 6/26(水) 7:03 Yahoo!ニュース 1

新型は、これまでの65年にわたるブランドの歴史の中で初めてミッドシップエンジンとなり右ハンドル仕様が設定された。 「スーパーカー」は、スーパースポーツカーだけではない。ひとことで表せば、「夢を与えてくれるような存在」だ。ここでは、国内外のそんな魅力あるモデルたちを簡単に紹介していこう。今回は、シボレー コルベット(CHEVROLET CORVETTE)だ。

【写真はこちら】電動開閉ハードトップを備えた、コルベット コンバーチブル。(全4枚)

歴代初のミッドシップレイアウトを採用し戦闘力を強化 強烈なウエッジシェイプとタイトなコクピット、そしてリアハッチガラス越しに見えるV8エンジン。欧州のエキゾチックカーのようだが、日本仕様は右ハンドルとして日常でも使いやすいフレキシビリティをもつ。コルベット初の後輪駆動ミッドシップレイアウトを採用し、前後の重量配分は40:60。クーペは標準仕様の「2LT」とよりスポーツ性を高めた「3LT」を、さらに電動ハードトップを備えたコンバーチブルを設定。 エンジンは6156ccのLT2型 V8 OHVで、GM初の8速DCTと電子制御多板クラッチによるeLSDが組み合わせられる。DOHC化されたLT6型V8エンジン(5454cc)を搭載したハイパフォーマンス バージョンの「Z06」や、コルベット初の電動(ハイブリッド)&4WDとなる「EーRay(イー レイ)」も日本に導入された。

シボレー コルベット 3LT 主要諸元

●全長:4630mm ●全幅:1940mm ●全高:1225mm ●ホイールベース:2725mm ●車両重量:1670kg ●駆動方式:縦置きミッドシップRWD ●エンジン:6.2L V8 OHV ●最高出力:502ps/6450rpm ●最大トルク:637Nm/5150rpm ●トランスミッション:8速DCT ●0→97km/h加速:2.9秒 ●最高速:312km/h ●価格:1650万円 Webモーターマガジン 記事に関する報告**********************************************