ポルシェスピードスター、バカからカネをむしり取るブラフ!

ポルシェスピードスター、最初は356スピードスターからだった。356からエンジンチェンジに伴い911に転換、各タイプで911スピードスターがデキ、売られた。

スピードスターという名はつくが、実際速いハズはない。確かに、ウインドウスクリーンは気持ち小さく寝かせてあるが、幌の一体性は作って売ったポルシェも不安、雨の日は使用を控えてくださいという但し書きすらあったとか。

バカなカネ持ちが2人でイチャイチャオープンで出回るアメリカ向けに、ワザワザ後部座席すらツブして作った車両だ。元々、ポルシェ911試作段階ではミドシップも検討されていたが、2+2のスペースや実用性の観点でRRに決定したハズ。このクルマは、ポルシェの意図をハズしたクルマなのだ。名前にはスピードスターとついていても、スピード的向上は一切ないのだ。

911に2座グレードを設けるならミドシップ化すれば良かったし、もっと早くミドシップを設けていたら、911だけでも2グレード売れていたろうし、ボクスターを作らずに済んでいたのでは?現行RRのGT2やGT3と併行する、一部のレース参加車両RSRはミドシップなのだ。

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【20世紀名車】オープン走行が基本のスペシャルモデル、’89ポルシェ911カレラ・スピードスターの華麗なる世界 2024.08.19 06:40 掲載 全て見る 13枚 爽やかな風とフラット6をリアルに感じる快感 ポルシェはオープンモデルにこだわりを持つメーカーである。930ボディの911には、最終生産年になった1989年、3種のオープンが設定されていた。ソフトトップ仕様のカブリオレ、脱着式ルーフのタルガ、そして限定スペシャルモデルのスピードスターである。3台の中で格別人気が高いのがスピードスター。1989年だけという希少性に加え、ウインドシールドがカブリオレより数段低く、スタイリッシュな存在感をアピールするからだ。

【20世紀名車ギャラリー】風とフラット6をリアルに感じる、1989年式ポルシェ911スピードスターの肖像 930ボディのスピードスターは、1987年のフランクフルト・モーターショーに参考出品された同名プロトの市販バージョン。オープンエアがもたらす爽快感を重視した2シーターモデルである。ボディはカブリオレをベースにしており。カレラ(全幅1650mm)と、ワイドフェンダーのカレラ・ターボルック(全幅1775mm)の2タイプから選べた。生産台数はカレラが171台、カレラ・ターボルックは1894台。日本にはそれぞれ24台、67台が正規輸入されている。 ライブ感満点の走りが最高。フラット6の鼓動が全身で楽しめる 911スピードスターは、オープン走行が大好きな技術陣が仕上げた、「ちょっぴりスパルタン」な911である。シンプルな幌はあるが、基本的にはオープンで乗るモデル。青空のもとでフラット6の実力をフルに引き出すためのピュアスポーツである。 排気量3164ccのフラット6(231ps/28.6kgm)に、特別なチューニングは施されてはいない。しかしスピードスターはフォグランプやパワーウィンドウ、三角窓、リアシートが未装備で、車重はベース車比で70kgほど軽い。 ドライバーズシートに収まる。本革シートとドアトリム、そしてカーペットをホワイトでコーディネートした室内はエレガントだ。好印象なのはステアリングホイール。グリップ部の断面形状が実にしっくりとくる。「さぁ、走りに出かけよう」とドライバーに語りかけてくるようだ。 走りだして驚いたのは軽快感。独特のライトウェイト感覚がスピードスターにはある。とにかくすべての挙動がソリッドでしかもシャープなのだ。ステアリングはドライバーの意志に間髪を入れず反応し、足回りに無駄な動きはいっさいない。フルオープンボディにもかかわらず、驚くほどしっかりとしたボディもこの印象を強調する。音も魅力的だ。フルオープンのスピードスターは、フラット6の澄んだエンジン音をドライバーにストレートに届ける。スピードスターは、エンジンと直接対話しているような錯覚に陥るほどライブで心躍るサウンドの持ち主である。フラット6の存在をリアルに感じるからこそ、走りをシャープに感じるのだ。 スピードスターは、右足の踏み込みに応じて回転を上げるフラット6の鼓動とスピードの高まりが完全リンクし、さらに頬に感じる風の流れがドライビングの楽しさを倍加させる。これほど饒舌にオープンドライビングの楽しさを語りかけるクルマは珍しい。しかもボディサイズ(4300×1650×1270mm)が非常にコンパクトなため、すべてがドライバーの手の内にあることを実感する。最新モデルと比較しても、その楽しさ、刺激性は超一級品といえる。 低いウインドシールドは、一見すると風の巻き込みが多そうだが、決してそんなことはなかった。風の存在はつねに感じるものの、高速域でも不快な印象はない。これならやせ我慢せずに、常時フルオープンで走り回れる。幌は内張なしの単層構造で、開閉は手動式。 ポルシェ初のスピードスターは、1954年の356Aスピードスター(同車は1958年まで生産)。930ボディの911カレラ・スピードスターは、約30年ぶりのスピードスター復活という意味もあった。風を感じて走る最高のオープンスポーツである。 1989年ポルシェ911カレラ・スピードスター主要諸元 モデル=1989年式/911カレラ・スピードスター 全長×全幅×全高=4300×1650×1270mm ホイールベース=2272mm 車重=1280kg エンジン=3164cc水平対向6OHC エンジン最高出力=231ps/5900rpm エンジン最大トルク=28.6kgm/4800rpm トランスミッション=5速MT サスペンション=フロント:ストラット/リア:セミトレーリングアーム タイヤ&ホイール=フロント:205/55VR15/リア:225/50VR16+アルミ 駆動方式=RR 乗車定員=2名

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