レーシングカー、速さも然ることながら、それらが纏うカラーリングも含めてイメージが形成される。
70年代のクルマのプラモデルから記憶にある。
シルエットフォーミュラーのランチア・ストラトスターボやラリー仕様ストラトスのマルボロやアリタリア航空、ポルシェ935や936ターボのマルティニ。
ロータスなら70年代のJPSや87年からのキャメル、マクラーレンなら70年代から93年までのマルボロや以後のウエスト、6輪タィレルの前後でのエルフ、ブラバムBT46のマルティニ、ウィリアムズのロスマンズはほんの数年だった。トヨタF1はパナソニックだったっけ?今はないが、レイトンハウスやベネトンやエスポがオーナースポンサーやったチームもある。今のレッドブルチームもそうなっているハズ。
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「黄色いヤツ」「黒金のマシン」! チーム名を知らずとも覚えられる「スポンサーカラー」が主役のレーシングカーたち
1/24(月) 10:00 Yahoo!ニュース
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選手やマシンと同等レベルで主役になっている「スポンサーカラー」
タバコブランドのサポートを受けた人気のカラーリングが続々登場
F1やWEC、スーパーGTなどの国内外のレース競技はもちろんのこと、WRCといったラリー競技にいたるまで、モータースポーツに参戦する競技車両は実に華やかなマシンが多い。
【画像】スバル“555”のボディカラー!
いずれも様々な企業がスポンサーとして活動資金や物品をサポートしており、各チームのマシンにはサポート企業のロゴが貼り付けられているのだが、なかでも、メインスポンサーはマシンのカラーリングのベースとなるだけにその印象が強く、トップチームのマシンに飾られたスポンサーカラーは、多くのファンに愛されている。
このスポンサーカラーというアイディアをF1に持ち込んだのはロータスの創始者、コーリン・チャップマンで、タバコブランドの“ゴールドリーフ”が出発点となったことが影響しているのだろう。ロータスで言えば、黒地に金文字の“JPS”、イエローに青文字の“キャメル”など、タバコブランドのサポートを受けた人気のカラーリングが次々に登場した。
その流れはライバルチームにも波及し、ウイリアムズの“ロスマンズ”、マクラーレンやフェラーリの“マールボロ”、マクラーレンの“ウエスト”、BARの“ラッキーストライク”など、F1ではタバコブランドのカラーリングが台頭したほか、WRCに目を向ければ三菱の“マールボロ”、スバルの“555”の人気が高く、のちに三菱は赤、スバルはブルーといったように、そのイメージカラーがカンパニーカラーとして定着するようになった。
レースシーンに欠かせない名物的チームも
F1の影響で“レッドブル”のカラーリングに愛着を持つ人も少なくない
以上、タバコブランドのスポンサーカラーを中心に紹介してきたが、F1ではマクラーレシンの“ボーダフォン”(通信会社)やWRCではランチアの“アリタリア”(航空会社)や“マルティニ”(酒/飲料)の人気が高い。2006年以降はタバコ広告が制限されたことから、飲料やエンジンオイル、コンピューター、IT、電気機器メーカーなど様々な企業がメインスポンサーとして各チームの最新マシンを彩るようになっていった。
ちなみに、国内レースシーンで人気の高いスポンサーカラーといえば、スーパーGT/JGTCならインパルの“カルソニック”やトムスの“カストロール”などがファンの間で定着。スーパーフォーミュラ/フォーミュラニッポンなら、ナカジマレーシングの“PIAA”を思い浮かべるファンも多いのではないだろうか?
この辺りはファンの世代や興味のあるカテゴリーによって好みのスポンサーカラーは異なってくるはず。近年のモータースポーツファンなら、F1の影響で“レッドブル”のカラーリングに愛着を持つ人も少なくはないだろう。
このようにマシンのスポンサーカラーは、ファンの人気を左右する重要な要素で、2022年も国内外のモータースポーツで華やかなマシンが活躍するに違いない。
廣本 泉
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