昔、スライディングは足からだと、小学校のソフトボールで習わなかった?阪急の福本豊だって、あの頃の盗塁術に"帰塁やスライディングは足から"と書いてなかった?あの二塁へのスタンドアップスライディング、送球エラーあればすぐ三塁を狙う姿勢と合わせた見せ場だった。元巨人の与那嶺要もスライディングは足からだった。
ヘッドスライディングを積極的にやるキャラクターって、水島新司の「ドカベン」山田太郎?相手チーム捕手との激突で、記憶喪失にならなかった?
昔は、外人選手が本塁突入でブロックする捕手をフッ飛ばしてセーフになるのは、割とあった。しかし、今はコリジョンルールもあり、捕手のブロックは禁止だし、足からスライディングするのはケガも防ぐハズ。
阿部慎之助が、二塁帰塁で右肩を脱臼したのではなかった?アレで、巨人は西武に日本シリーズで負けたのではなかった?清原は本塁突入のショルダータックルのやり過ぎと、そもそもタックル想定練習までやって、右肩壊して一塁手しかできなくなったのではない?
坂本は元々、何も教育されてないからダメなのだろう。
もっとも、足からのスライディングも100%安全とは言えない。ロッテ荻野の1年目二塁への足からのスライディングで、近過ぎスピード付き過ぎでヒザ半月板損傷した。確かに、キチンと練習しないとダメだ。
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ヘッドスライディングで鈴木誠也選手が指を傷め、坂本選手は戦線離脱も……スリリングなプレーには危険も、しかし普及しない走者用手袋
5/31(火) 7:12 Yahoo!ニュース
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スポーツDr.大関の「ムーヴ・オン!」
「ヘッドスライディングは野球の醍醐味のひとつだが危険もある」
3月に広島からシカゴ・カブスに日本人野手として史上最高額の契約で移籍した鈴木誠也選手。ポテンシャルからするとまだ爆発的な活躍をしているとは言えませんが、メジャーリーグでも勝負強いバッティングを見せています。その鈴木選手が、敵地のレッズ戦で出塁後、盗塁してヘッドスライディングで左手をベースについた際に指を痛めて、次の回の守備で途中交代しました。野球ではスライディングにおける指のけがは非常に多く発生します。しかし、タッチをかわしてベースを取りに行くシーンはスリリングで、野球の魅力のひとつです。ヘッドスライディングについて考えてみます。
手の指の負傷が多いが、走者用の鍋つかみ風の手袋は普及しない
「昨年5月、一塁帰塁後にうずくまる坂本勇人選手。右手母指を骨折していた」
鈴木選手のプレーは、捕手の送球がそれたせいで、野手と交錯しそうになり、スライディングのタイミングがうまく合わず、ベースに不自然な形で左手をついてしまったものでした。特にヘッドスライディングは、手指をけがしやすいプレーです。
昨年もジャイアンツの坂本勇人選手が出塁してけん制球で一塁に帰塁した際、母指を骨折して戦列を離れました。また、他の球団でもヘッドスライディングでの負傷が頻発しました。
このため、ランナーに出た際、けが予防のために走塁用のグローブをつける選手もいます。以前、大谷翔平選手がつけたことで注目されました。比較的分厚く、鍋つかみのような形をしています。「走る感覚が今ひとつ」という声もあって、普及しているとは言えません。チームドクターとしてチーム全体に推奨はしていませんが、選手個人には「つけたらどう?」と話すこともあります。ボールを投げる、バットを握って打つという動作がある野球では、手指のけがは命取りになるため、私としては「できればつけてもらってけがを防ぎたい」という気持ちです。
イチローのスライディングの魅力
ヘッドスライディングをしなければそのようなけがは減ります。打者が一塁にヘッドスライディングするシーンでは、駆け抜けた方が速いのでヘッドスライディングはしない方がよいという意見もあります。一方、野手のタッチをかわすために手でベースを取りにいくシーンもあります。イチロー選手が忍者のようにタッチをかわしてベースを陥れるシーンは、日本人だけでなく、世界の人々が感嘆し、賞賛しました。野球における何ともスリリングなシーンだと言えるでしょう。
指のケガだけではなく、肩の脱臼を起こすことも
ヘッドスライディングは指だけでなく、肩のけがを起こしやすいことでも知られています。「バンザイ」の姿勢で肩がさらに後ろにもっていかれることで肩が脱臼してしまうのです。かくいう私も肩の脱臼ぐせがありました。といっても、中学までやっていた野球でけがしたのではなく、高校で始めたラグビーで負傷して脱臼を繰り返すようになってしまいました。私は脱臼を経験したのち、野球やソフトボールをする機会があっても、ヘッドスライディングは怖くてできなくなりました。繰り返す肩の脱臼は、基本的には手術以外に治す方法はなく、手術をしてもヘッドスライディングをして再受傷する可能性もあるのです。
こうして考えると、ヘッドスライディングは危険と隣り合わせのプレーと言えます。その一方で、野球における醍醐(だいご)味になるプレーです。プロ球団のチームドクターとしては、もちろんけがにつながらないことが第一ですが、ファンのみなさんは、スライディングに着目して野球を観戦するのもひとつかもしれませんね。
大関 信武(おおぜき のぶたけ)
大関信武
整形外科専門医・博士(医学)、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事、読売巨人軍チームドクター
1976年大阪府生まれ、兵庫県立川西緑台高校卒業。2002年滋賀医科大学卒業、14年横浜市立大学大学院修了。15年より東京医科歯科大学に勤務。野球、空手、ラグビーなどを通じて、野球肘、肩関節脱臼、アキレス 腱けん 断裂、骨折多数など自身が多くのケガを経験。スポーツのケガを減らしたいとの思いで、一般社団法人日本スポーツ医学検定機構を設立し、「スポーツ医学検定」を開催している。クリタウォーターガッシュ昭島、文京ラグビースクールでメディカル担当。19年ラグビーワールドカップでは選手用医務室ドクター、東京2020オリンピック・パラリンピックでは選手村総合診療所整形外科ドクター。八王子スポーツ整形外科、蓮江病院でも診療。
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